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黒乃奈々絵 / 月刊コミックアヴァルス (4件のレビュー)
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総合評価:
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彩波(いろは)
このレビューはネタバレを含みます
伊東甲子太郎が加入して、新撰組が新たな形へと変わろうとしている変貌期の話。 小さな組織から大きな組織に変わっていくと、小さな組織では取り上げることができた少数の意見はどうしてもないがしろになってしまう。 おまけに、そうやって集めた有象無象をまとめるためには、「規律」も必要になって――。 けれど、その変化を受け入れられない人間はどうしてもどこにでもどんな組織であっても、必ず存在する―― そんな話だったんだと思う。 山南さんの最期。 彼には彼の理想が確かにそこにあって。 けれど、思ったものと違うものになってしまう新撰組を受け入れられなかったのかな―― 本人じゃないからよくわからないけど。 何回読んでもこの巻はつらい。 それでもそれが起こってしまった現実だから、この巻のこのラストは、それこそ歴史を変えなきゃ変わらない。 そういうもの。 でもつらいもんはつらいんだよー! って叫ぶだけは自由だからねー……。 ここで山南さんを生かしてしまったら、この話は「歴史をベースにしたもの」ですらなくなっちゃうから、頑張って耐える。耐えるんだよ。 現実ってつらくて厳しくて悲しいものだから。 そして人の最期は必ず「死」だから。 こうも現実をベースにして話を描くと辛い。 ここから先は、悲しみしか生み出さない気がするけど、頑張って耐えます。
投稿日:2012.12.03
blue-wagtail
この鉄之助とかいう小猿が最遊記の悟空にかぶってしまって非常に違和感。仮にも新撰組にいてこんな阿呆な挙動が許されるわけはないのでキャラ立てるにしてももうちょっとどうにかしてほしかった
投稿日:2010.11.27
kei_m
豊玉発句集を持ち出してしまう沖田、面白可笑しく描いているけど、沖田の気持ちが良く現れていて切ない。 山南敬助、この作者は好きなんだろう。やたら登場する。 それも剣を持てなくなった優しい好々爺のダメ…ダメ人間、力なく穏やか〜な感じで。ちょっと森本レオみたい? 彼の最期は驚愕、でも非情に面白ろかった。 切腹をせずに、沖田に刺されるように自ら仕向けて。 土方に「後悔」させるように。 それと、脱走した山南を追いかけ、沖田が連れ戻しに行くシーン。 暗に逃がしてやってもいいという近藤に対し、必ず連れ戻すつもりの沖田。 皆色々あるのに、自分だけ逃げるなんて許せない、という心情はよくわかる。 このへんの解釈も好き。作者、女性だからかな。 ところで、土方×沖田は、暗黙の了解みたいで、随所にさらりと出てきます。続きを読む
投稿日:2009.12.30
a-moon0206
や、山南さんが……あぅあぅあぅ。(号泣)私は大河の方ではなく、この巻を読んだ時に山南さんが好きになりました…ゴメンナサイ可哀相萌えの住人で。 まあ新撰組モノとしてはアレなんですけど…明里さんの事情とか…も色々なんですけど……泣いた!続きを読む
投稿日:2007.09.25
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