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川上弘美 / 文春文庫 (236件のレビュー)
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総合評価:
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Madder
これ芥川賞受賞作なんですね?…不思議な話でした。『蛇を踏む』も次の『消える』も話の形がつかめなず、『惜夜記』に至ってはかたちなどないのでは?と思うほどのドロドロ感でした。川上先生の作品は初読ですが既に…何冊か積んでいるので、またチャレンジしよ。続きを読む
投稿日:2024.02.25
橙色の屋根
全く異世界のお話しのようでもあり、現実世界のお話しでもあるような、これが川上弘美ワールドなのか? 最初に「竜宮」を読んだので、同じ世界観として読んだ。 文章はとても読みやすい。想像するのが楽しい。 こ…の感じだと「センセイの鞄」はどんな雰囲気になるのか。続きを読む
投稿日:2024.01.19
ぷり之介
数珠屋に勤める女性の、店主たちとの何気ない日々が描かれている。だが、私たちの世界とはちょっとだけ違う。この物語の世界では、蛇が人になるのだ。そして、そのことを誰も不思議がらない。読んでいて、とても不思…議な気持ちになった。続きを読む
投稿日:2024.01.18
sachi
なんだこの本、この物語たち、この作者は。 これまで読んだどのあとがきより、解説より、それらへの共感が強い。何か知らないけれど隣にいたそれらを一気に知覚したような感覚。
投稿日:2023.12.18
にこ
このレビューはネタバレを含みます
⚫︎受け取ったメッセージ 「影」としての心との出会い ⚫︎あらすじ(本概要より転載) ミドリ公園に行く途中の藪で、蛇を踏んでしまった。 蛇は柔らかく、踏んでも踏んでもきりがない感じだった。「踏まれたので仕方ありません」人間のかたちが現れ、人間の声がして、蛇は女になった。 部屋に戻ると、50歳くらいの見知らぬ女が座っている。「おかえり」と当たり前の声でいい、料理を作って待っていた。「あなた何ですか」という問いには、「あなたのお母さんよ」と言う……。 母性の眠りに魅かれつつも抵抗する、若い女性の自立と孤独を描いた、第115回芥川賞受賞作「蛇を踏む」。 ⚫︎感想 ユングの「影」を想起した。積極的に生きてこなかった自分=影が蛇として表現されていると考えてみた。影としての心との出会い。蛇を踏んでしまった。その蛇が家に居着いて人間になったり蛇に戻ったりする。巻きつかれたり、職場までやってきたり、蛇の世界に誘われるが、拒んだり、心地よかったり、ザワザワしたり。影としての心が動き出して、蛇となっている…と捉えると、ヒワ子が違和感なく蛇を受け入れることも理解できる。無意識の自分なのだから。受け入れたり、争ったりするのは、自我と影だからであると考えられるのではないか。また、蛇が「あなたのお母さんよ」とヒワ子に言っていることも、ユングのグレートマザーを想起させる。 河合隼雄氏は昔話や神話の中に無意識の世界の広がりを研究された方だが、川上弘美さんの「蛇を踏む」は、「影」としての心との出会いを昔話風に物語ってくれているのではないかと思った。
投稿日:2023.12.16
和坂林太郎
捉えどころが分からない世界観なのですが、読んでて自分でどう解釈するのか、考えさせられた作品でした。著者のあとがきに描いてあった「うそばなし」。自分の書く小説のことひそかにそう呼んでいることも少しユニー…クで、とても、著者の 明るさが伝わってきました。「蛇を踏む」は、主人公が公園で蛇を踏んでしまい、家に謎の女が現れてしまい、その謎の女は、主人公の死んだ母だとう言うのだが、主人公の母は生きている。 蛇が化けて現れてしまったのか、そう考えるなか 二人の奇妙な生活が始まった。 芥川賞を受賞した著者の代表作です。 どこか民俗文学を思わせる、不思議なお話がとても、心地よかったです。続きを読む
投稿日:2023.09.25
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