【感想】鬼平犯科帳(八)

池波正太郎 / 文春文庫
(22件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
3
10
5
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ブクログレビュー

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  • カイ

    カイ

    「用心棒」強くなれ。
    「あきれた奴」でも他にもっと良い方法があったのでは
    「明神の次郎吉」いい奴なら盗賊すな
    「流星」大捕り物。流星は出ない
    「白と黒」エロと亀
    「あきらめきれずに」左馬之助、お静と夫婦に続きを読む

    投稿日:2023.03.09

  • あやごぜ

    あやごぜ

    鬼平犯科帳 (8)

    「流星」:上方の“生駒の仙右衛門”と関東の“鹿山の市之助”が手を組み、鬼平さんを苦しめます。
    その手段は、火付盗賊改方の同心の家族を次々に殺害しつつ、強盗もするという卑劣極まるやり口で、流石の鬼平さんも「おれのもっとも痛いところを衝いてきた」と青ざめる程・・。
    勿論、ここまで“鬼の平蔵”を怒らせて悪党たちが無事なはずはありません。終盤の怒涛の捕り物に胸がすく思いでした。

    「あきらめきれずに」:鬼平さんの剣友、左馬之助さんの純情さが良いですね。幸せになって頂きたいです。
    続きを読む

    投稿日:2020.04.05

  • chita

    chita

    用心棒
    あきれた奴
    明神の次郎吉
    流星
    白と黒
    あきらめきれずに

    「流星」久しぶりに読み応えがあった。因縁の生駒の仙右衛門一味の事件が一件落着。友五郎に対する平蔵の心遣いが温かい。
    「あきらめきらずに」左馬之助に待望の奥さんが。でも一筋縄でいかないのが面白いところ。続きを読む

    投稿日:2018.09.18

  • 読生

    読生

    自分一人なら何とでもなる。
    危ない道に引き込まれそうになっても、なんとか這い出して来ることができる。
    しかし、人質を取られてしまってはどうにも難しい。
    周りの人たちを盾に取られてしまっては、身動きが取れない。
    それでも、悪事に加担してしまえば、罪は罪なのだ。
    厳しい世界である。
    続きを読む

    投稿日:2018.01.29

  • 鮎

    久々に鬼平さんの続きを読む。
    左馬之助の実直さが好ましい。最後には惚れた娘と添い遂げられてよかったなぁ。平蔵夫婦も一安心だろう。しかし元旦那と未だに手を切れてない風?なお静さんで大丈夫なんだろうか、と少し不安になる。
    「流星」では以前平蔵に粋ないたずらをやらかした大川のご隠居が再登場。穏やかな余生を過ごしていたはずの爺っつぁんが卑劣な勤めの片棒を担がされたのには胸が痛んだ。そして平蔵の情けが泣ける…。
    悪党どもが一網打尽にされるところは何度読んでもスカッとするし「神妙にせよ!火付盗賊改メ長谷川平蔵である!!」に毎度しびれる。安定して楽しめる鬼平シリーズです。
    続きを読む

    投稿日:2017.10.18

  • saga-ref

    saga-ref

    本巻でも多くの紙面を充てた「流星」は、平蔵にとっても多くの苦悩を抱えた話だった。部下とその家族の斬殺、押し込みの畜生ばたらきの頻発。火盗改メの動きを見張られているような、平蔵を嘲笑うような事件に心痛める様は、読み手の心も痛くなる。恐らくは平蔵自身も「見張られている」感が常にあったのではないだろうか。「あきらめきれずに」は二つの意が掛けられているのだろうが、左馬之助が結ばれる結末に、少し複雑な気持ちを抱いた。続きを読む

    投稿日:2017.09.05

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