【感想】アニスと不機嫌な魔法使い 2

花房牧生, 植田亮 / HJ文庫
(1件のレビュー)

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  • やお

    やお

    “「どうしていきなり現れるの!この前もそうだったわよね」
    アニスは眉をつり上げたが、
    「ノックをした。入るぞと言った。たっぷり待った。返事をしなかったお前らが悪い」
    とシドは決めつけ、謝りもしなかった
    「どうしていつもいつも私を悪者にするの?たまにはあなたが悪者になってもいいじゃない!悪者なんだから!」”

    やべ。
    前回に増して面白い。
    クールデール卿とアニスとシドのやり取りには思わず吹いたし。
    あと、シドがアニスを引き取った理由とかも若干あって、中身は充実してたんじゃないかな。
    あ、でも、ビアンカとジークの出番が少なかったのには残念。
    次に期待。

    “「あ、ちょ……尻尾が!」
    「クーちゃん、あなた言ってたわよね。一度会ったことがある者の場所が分かるって。ねえ、ロッテのこと分かる?ロッテがどこにいるか分かる?分からない?どっち?」
    ぎゅうぎゅうて首を絞められ、白竜はぐえええと哀れな悲鳴を上げる。追いついたシドが、アニスの手から白竜を奪った。
    「それじゃ答えられるものも答えられないだろうが」
    「ねえお願い、分かるって言って?」
    「うううう、痛い。でも、アニス様ならかまわない……少年、その馬鹿にした目は何事かね」
    「いいからさっさと答えろ。お前は役に立つのか、立たないのか」”
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    投稿日:2009.01.12

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