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押切蓮介 / ヤングマガジン (2件のレビュー)
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総合評価:
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はちの
妖怪と言いつつすごいどうでもいい奴が多い。しかも何故か青春時代の汚点を抉り取るようなのが。不気味だけど笑えてちょっとしたノスタルジーに浸れるのが面白い作品。
投稿日:2012.09.01
杉浦印字
ヤロウ……タブー中のタブーに触れやがった……(木原浩勝の巻末解説を読んで)。 それ言っちゃダメエエエエ! というか前巻の多田克己先生の解説まで間接的に貶めてるよいささか! 次巻の解説ががぜん楽しみにな…ってきた。 耳雄はいわゆる不良のレッテルを貼られている。ケンカの相手を必要以上にブチのめし(中略)だが吐き気のする「悪」ではない。むしろ仲間思い、家族思い、ペット思いのたいへんいい奴である。 彼らの平和を脅かす悪霊には容赦ない一方、出会い頭の妖怪でも同情できるところがあれば優しい面も見せる。意外にちゃんとしたヒーローなのだ。 留渦のために文字通り命を賭して戦う「寿命ギャンブル」の回は、押切マンガでしか描けないような壮絶な形相がギャグ表現であるのと同時に、身命を賭けた必死の思いを表現していて、こんなマンガなのになんたることか感動的ですらある。 他にも素でいい話な「心霊スポット祭」、どこか繊細で叙情的な「夕陽ヶ丘」(これを単行本でちゃんと2色ページにした担当氏のはからいも実に粋だ)など、今回はただのホラーギャグの枠に収まらない美しさがそこかしこにあって、どうしちゃったんだろうという気にもなる。 思えばこの当時からただのギャグ作家で終わる人ではなかったのだなあ──とは『プピポー!』『ミスミソウ』を知っている今だから思う後知恵ではある。 どうしようもないメチャメチャな話なのに、どこか熱い男の友情と青春を感じさせる「枕戦争」も好き。続きを読む
投稿日:2008.10.12
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