【感想】骨、家へかえる

三角みづ紀 / 講談社Birth
(1件のレビュー)

総合評価:

平均 5.0
1
0
0
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • kaamos

    kaamos

    人は「差異」を敏感に捕獲し蓄える。
    この小説では四人の男女の「差異」による内省が、スクランブル交叉点を歩く人間の如く同時に、肩をぶつからせながら描かれている。
    貴方又はあの人と私、記憶と現在、真意と意図。

    一つ言えるのはそこには私が常在し、私による価値基準で、私が持つ判断材料で「差異」と下し距離を置くのである。私が私であるが故に感じてしまう「差異」であれば私でなければ良い、と前に読んだ著者の詩集で、もや掛かる違和感があったのだが、今回は受容があり感じなかった。

    独自の美しい言葉が置かれている。
    続きを読む

    投稿日:2011.02.27

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。