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西村京太郎 / 文春文庫 (3件のレビュー)
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総合評価:
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ぽっぽ
このレビューはネタバレを含みます
西村京太郎さんを読むのは年齢層の高いひと、という印象が強かった。 昔から書かれている作家さんだし、実際によく購入している方の年齢層が高めである、ということもあって。 なので、正直、まだ私には早いんじゃ、とか、読みにくいんじゃ…という懸念。 しかし、読みやすい。 意外と句読点も多い印象。 主役の十津川は、けして頭が堅い、気難しい、おじさん、ではない。 語り口こそ、若者ではないけれど、穏やかで、視野も広く、フットワークも軽い。 足で捜査し、そこで得た情報や手がかりを整理、頭の回転が速い。 そして、犯人含め、周囲のキャラクタも個性的で、面白かった。 青年実業家の殺人事件。 彼の愛人の一人の死。 容疑者と思しき青年。 道中、偶然その青年と顔を合わせる機会があり、彼の眼が暗いことが頭に残っていた十津川。 青年、佐々木は自殺志願者だったのだ…。 状況証拠から佐々木が犯人であると決め付けた刑事たちの前に現れた弁護士の女性。 様々な思惑が交差し、事件が収束するまで、ドキドキ。 そして、佐々木青年への十津川の想いに、ぐっとくる。 佐々木、頑張れ!と、いっしょに思ってしまいました。 「生きろ」というメッセージがこめられていました。 面白かったので…西村京太郎さん、また読んでみたい。 その前に、内田康夫さんにもチャレンジかも!?
投稿日:2014.05.20
kaizen
自殺志願の若者。 殺人犯に仕立てられる。 亡くなった金持ちの男をとりまく女性たち。 怪しげな弁護士も登場する。 最後は大どんでん返しで推理小説らしい仕立て。 十津川警部の思いやりがキラリ。
投稿日:2012.06.02
sky-sea-moon
1998.11.15 3刷 467 独身の実業家・五十嵐が殺され、残されたさつき、知美、知恵の三人の愛人に容疑がかけられた。互いに疑心暗鬼に陥った三人。莫大な遺産を巡って第二、第三の悲劇が……。やがて…十津川警部は、事件の裏で糸を引く狡猾な真犯人の存在を察知する。会津と日光を舞台にした傑作長篇トラベル・ミステリー。 続きを読む
投稿日:2009.02.24
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