【感想】センゴク（１０）

信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久（権兵衛）を主人公にした戦国青春物語第十巻。三方ヶ原合戦の模様を描く。権兵衛と彼に触発された佐久間盛政はじめ佐久間隊の活躍が熱い。もちろん家康のかの有名な肖像画も登場。

仙石「武田軍から逃げるときワシ…糞をもらしちまいました…」
家康「ワシももらしたぞっ」
敗戦だが熱い。

三方ヶ原の戦い。
熱い。男と男の友情、主君と従卒の絆、とにかく熱いです。
所々に史書からの引用があり、真実味があります。凄い漫画だ。

三方原終結。家康しかみ像の考察。しかし、佐久間信盛、盛政って、普通の作品では良く書かれてることないのに…

三方ヶ原の戦い開戦。武田信玄の見事な計略により、武田軍三万に囲まれた家康は、恥を忍び、涙を呑んで退却する。家康を守るために声を上げ、味方を鼓舞しながら戦場を駆け回る権兵衛。全ては家康との生きて還る約束…を守るために･･･。戦場では意地になりつつも、家臣の帰還に心をくばり、涙を流して迎える家康と三河武士の無骨な美しさが光る。続きを読む