【感想】15×24 link one せめて明日まで、と彼女は言った

新城カズマ, 箸井地図 / 集英社スーパーダッシュ文庫
(22件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
5
5
5
2
1

ブクログレビュー

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  • DK

    DK

    このレビューはネタバレを含みます

    偶然の事故により、自殺志願の高校生から送られた書きかけの遺書メール。正義のため、欲望のため、愛のため、成り行きのため、義憤のため、様々な理由により彼の自殺を追い始める様々な人々。小説には珍しくリアルタイムで進む群像劇のため、状況を飲み込むのにやや労するが、どんどん風呂敷が広がっていく様子は実に見事。とりあえずは状況と人物説明といったところだが、行く先から目が離せくなっているのは既に術中。

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    投稿日:2020.02.02

  • Στέφανος

    Στέφανος

    読み終わりました。
    『15×24』という不思議なタイトル。15人の24時間の物語ということです。
    簡単に言うと、ネットで知り合った見ず知らずの女の子と心中しようとしている高2男子徳永。ところが自殺をほのめかす書きかけのメールがひょんなことから拡散。同級生から見知らぬ人まで拡散したメール。あちらこちらで野次馬的に自殺を防ごうとする人が現れ、これらの人がバーチャルにリアルに結びついたり離れたり…。
    物語はそれぞれの登場人物が回想しながら語るという形で進められます。時系列でそれぞれが語るわけだけど、15人もいるので名前と立場を把握するだけでも大変。でも、その語り口はスリル満点。
    さあ、徳永の自殺は止められるのか。それとも徳永は謎の少女と心中するのか。謎の少女は誰?今回は最初の6時間です!

    例のメールが届く前
    例のメールが届いてから
    せめて明日まで、と彼女は言った
    キャッチャー・イン・ザ・ステーション

    著者:新城カズマ(小説家)
    イラスト:箸井地図(漫画家)
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    投稿日:2019.08.03

  • bukuroguidkodama

    bukuroguidkodama

    「現代的な」青春ミステリライトノベル風味
    キャラクタが日本人だけでも一億通り以上あるとして
    それをどのように定義付け分類分け出来るのか
    その数は想像より多く想像より少ない

    投稿日:2019.01.10

  • いけだ

    いけだ

    本の雑誌でベタ褒めだったので購入。
    しばらく積ん読だったけど、ようやく読んだ。

    まあ面白いこと面白いこと。
    ベタ褒めだったも納得。
    恩田陸氏にも通ずる、様々な視点をクルクルと入れ替えながら進めていく手腕がお見事。
    とにかく読ませる。
    先へ先へとページを繰る手が止まらない。
    エンタメ小説としてお見事。

    まだ一巻目なので、残りも読んでみようっと。
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    投稿日:2018.11.13

  • のこ

    のこ

    全6巻完結。
    最終巻最終場面の最後の一人に泣いた。この場面の評価でプラス星1。
    話が大きく成りすぎた感じがする。

    投稿日:2014.10.27

  • kuronuma

    kuronuma

    15人が「死」にまつわる24時間を過ごす。リアルタイム進行の筈がところどころで「思えばそれがすべての始まりだった…」的な、寓話的過去が用いられており、え、となる。自分の未来の死さえ他人事、みたいな空気を出すにはもってこいの手法だと思うが、やっぱりダメ出ししなかった編集者が悪い。続きを読む

    投稿日:2012.05.20

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