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倉阪鬼一郎 / 二見時代小説文庫 (4件のレビュー)
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nonmasashi003
第十七弾 奉公先で刃傷沙汰を起こした手伝いのおしんの父親 母はなくなり息子は大工修行中に火事で犠牲に みんなで障害を取り除き、娘は父の跡を継ぎ、父は息子の夢を
投稿日:2021.06.25
kimikokumiken
おしんの父親 初次郎は、浮世絵版木彫りの職人だったのだが、親方のパワハラに我慢が出来なくなり、鑿を向けた事で、親方の身に刺さってしまい、其のまま出奔したのだった。 そして、母親は病気で亡くなり、息子…は、大火で、、、鉋だけを残して、あの世へ行ってしまった。 江戸にもどった初次郎は、娘おしんと会い、親方へ詫びを入れに行き、おしんは、父親の代わりに、修行をすることになる。 父親から受け継いだ、ほまれの指になるために、亡き息子もほまれの指になる事を自慢できるようになるために大工になったように、、、娘も、ほまれになる位の指先になるようにと、、、、 そして、父親の初次郎も、、、、息子の鉋を手に、大工の頭へ、弟子にして貰うように依頼する。 頭は、自分より年下の者を、40過ぎの男を弟子に取ることに躊躇したのだが、、、意志の強さと息子の事を思う心根を知り、許可することに。 大火で、母親と弟を亡くしたお染は、やはり同じく大火で両親を亡くした多助と祝言をのどか屋で、上げる事に、、、、 どれも、話にホンワカとしたムードと、猫たちののんびりした風景、そして、料理に、、、癒されるのだが、、、、 余り、良いことづくめで、刺激が少ないように思われるのは、時代小説の剣豪などの主人公の作品を読んでいるせいなのか? 他にも、江戸の料理を主にした作品、多く読んでいるのだが、やはり、妬み、誹り、陰謀など、渦巻くものが多いので、のどか屋のように、傷のつかないような生活状態に、 拍子抜けする所も・・・・ 少し、ドキッとした事柄も書いて欲しいと、思いながら、本を閉じた。続きを読む
投稿日:2019.12.06
tonpei
のどか屋で働く、おしんちゃんとその父親の新たな門出と、多助とおそめちゃんの結婚、それに時吉、おちよ夫婦の一人息子 千吉の成長と今回はほっこりする話(*´-`)千吉が通う寺子屋の先生がおっしゃった「人は…死んでも終わりではありません。その思いは、さまざまなかたちで、後に残された者に伝えられていくのです」に感激!今回の話そのものだなぁ(^^)続きを読む
投稿日:2016.11.05
hito-koto
「呑む酒も人もそれぞれ違えども ここにも一つ人生の味」 娘が父親の跡(版木職人)を継ぎ、父親が亡き息子の跡(大工)を継ぐ。人情、料理、そして修業の道を歩む「ほまれの指」の物語。倉阪鬼一郎さん、いい味を…出してます(^-^) 小料理のどか屋人情帖№17「ほまれの指」、2016.7発行です。続きを読む
投稿日:2016.07.21
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