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田中啓文 / 河出文庫 (1件のレビュー)
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総合評価:
桃太楼
こんなにもくだらないSFを読んだのは初めてだ!(褒め言葉)
はっきり言って、目新しさとかSFらしいギミックというようなものはありません。設定も起こることもこれまでに何度も描かれてきた悪く言うなら「どこかで聞いたことがあるような・・・」シチュエーションです。 …※あえてそうなってはいるのですが・・・。 しかし、SFファンなら誰しも一度は想像に違いない話になっています。少なくとも私は中学・高校時代に思い描いていた空想の世界がここにはありました。 ラストまで読んだときには「なんだそりゃ~!」と叫びながら、「やられた」とニヤリと笑えれば立派なSFオタクです。 有名どころのSF作品(小説・特撮・アニメ)の知識が無いと楽しめない作品かもしれませんが、SFを読もうという人はそのあたりの知識は当たり前に持っているだろうという前提で書かれている点は、逆にSFのハードルを上げているかもしれないというところで-1ですが、個人的には☆10個くらいつけたいくらいの作品です。 書籍説明にある「脱力しつつ読みすすめると、巨大な感動が押し寄せる、奇跡の名編。」という一文。まさにその通りだと感じます。 ちなみにタイトルの「ガラスの地球を救え」は漫画の神様である手塚治虫氏野津遺筆集のタイトルから来ています。 当然、意味のあるタイトルなのですが、まぁ、そこはぜひ読んでいただきたい。続きを読む
投稿日:2020.02.14
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