【感想】取締役 島耕作(2)

弘兼憲史 / モーニング
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • huitre

    huitre

    島耕作を読んでいると、その時代の背景が結構説明されていて興味深いと思う。
    上海に赴任した島耕作だが、なかなか厳しい戦いが待っていそうだ。柳燕生は避けて通れない難所になるか。かつてワインで活躍したロバート・ベイカーでさえも中国での経営では柳に負けてしまった。チャコママが助かったのにはホッとしたが。
    しかし、頼もしい部下がついてくれたようで、これから柳との対決が楽しみになって来た。今後の展開が見たい。
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    投稿日:2021.05.02

  • モーリー

    モーリー

    上海で暮らし始めた耕作は徐々に現地での生活にも慣れ中国の実情をおぼろげながらも掴み始めた。それは多くの日本人が10年後20年後まで気づく事が出来なかった残酷な現実である。ようやく目下2019年の現在では当たり前の認識として受け入れられつつあるが(というよりなし崩し的に受け入れざるを得なかった方が正しいが)日本はこのままゆっくりと衰退に向かって行くという現実である。この時期にそれに気づいていた耕作と弘兼先生の慧眼は流石だが、ここからどんな日本になっていくのだろうか。おそらくこのまま日本は観光立国を目指し外国人を受け入れ、徐々にその外圧に押される形で日本としての個性を変貌させつつ折衷しながら新たな精神面での、また文化面での最高峰なものを生み出すフロンティア国家を目指すのではないか。世界の行先のキャスティングボードを握る哲人国家を。だが実際は衰退の一途を辿るかも知れない。悲観的に過ぎるかも知れないがそれ以上の悲惨な現実がやって来るかも知れない。歴史上日本が中国を上回っていたのは直近の200年間だけである。あとはうまく付き合っていくしかないだろう。それはともかく本編ではなんとあのチャコがヘロインの魔の手に捕まってしまった。賢い人でも一度ハマると抜け出すのは難しいらしい。なんと恐ろしいのか。そしてまだまだ闇社会が蔓延っている中国の現実。日本を同じようなシン・シティやゴッサムシティにしてはならない。続きを読む

    投稿日:2019.07.12

  • suishodo

    suishodo

    かつて非武装中立論というのがありました。
    こんな甘い考え方が通用するのは日本だけで、大金持ちが夜道を丸腰で歩いたら確実に撃たれます。
    それが世界です。(p.119)

    投稿日:2002.12.27

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