【感想】「龍馬」を読み解く100問

大石学, 佐藤宏之 / 生活人新書
(1件のレビュー)

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  • henahena1

    henahena1

     様々な史料に基づいて作られた、坂本龍馬に関する四択問題100問を解き、解説を読んでいくもの。龍馬の人生に沿って3章に分け、それぞれ初級・中級・上級の問題が用意されている。
     NHK出版ということもあり、大河ドラマブームに乗せられて買った1冊で、龍馬の生きた時代について、龍馬の歴史について手軽に知ろうと期待して買った。しかし、とても読みにくく、読むのが苦痛で仕方なかった。読みにくい理由は、当時の史料がそのまま漢文で長々と引用されており、史料の内容もイマイチ理解できないままあっさりと雑な解説がなされていることである。さらに問題も、「龍馬と同じ年に生まれた新選組隊士は?」とか、「龍馬存命中に出版された書物は次のうちのどれか?」など、歴史の理解というよりは瑣末な知識を問うようなものも多く、全く興味が持てない。問題の形式自体も「あてはまらないもの」「ふさわしくないもの」「間違っているもの」などなど、やたらと「裏街道」ばかり選ばせるのも気に入らないし、選択肢も難しすぎたり、不自然だったりで、とても良問とは言えない。大河ドラマ作成のために引っ張り出してきたあれこれの史料でなんか1冊適当に本を出してみました、という意図さえ感じられる、不親切で新書に向かない本だった。武市の罪状についてとか、龍馬が実は北辰一刀流の目録しかもらっておらず、免許皆伝したわけではない、とか面白い部分もあるのに、なぜそういった興味深い史実をこんなにまで面白くない形式で書いて安易に売り出してしまうのか、不思議でたまらない。(10/06/18)続きを読む

    投稿日:2010.06.18

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