【感想】ニライカナイの語り部 作家六波羅一輝の推理

鯨統一郎 / 中公文庫
(11件のレビュー)

総合評価:

平均 3.1
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ブクログレビュー

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  • kumiko-coo

    kumiko-coo

    “ニライカナイ”は海の彼方にあるという楽園か、それとも…?伝説に心惹かれたミステリ作家・六波羅一輝は沖縄に発つ。取材を始めた矢先、東京で女性の変死死体が見つかる。背後にはテーマパーク建設をめぐる対立と、住処を荒らされると復讐するというキジムナーの伝承が。六波羅一輝の推理が冴える、シリーズ第2弾。続きを読む

    投稿日:2014.08.03

  • jazzsamba

    jazzsamba

    読めないわけじゃないが。面白くはない。日本語の使い方を知識としても知らない編集者ってこんなもの?若いからか?そして何故いちいち登場人物の身長と体重を書くのだろうか。それをやられると一気にラノベ気分になってくる。そしてこの作家、はっきり言って人に頼りすぎでひどい。続きを読む

    投稿日:2014.02.01

  • babap

    babap

    3- 

    極力無駄を省いたシンプルで軽快な描写がこの作者の持ち味だが、本作は少し端折り過ぎな感があり、説明不足なまま都合良く物語が展開されるので、どうにも説得力は弱い。もっとも事件の謎そのものには、いちいち説明を付けているのでそれなりに形にはなっている。しかし、何ぶん序盤の謎の提示し方が断片的すぎるせいか焦点がぼやけてしまい、故にいまいち大した興味を持てず、最後に、真相はこうだ!と言われても、はあそうですか、ぐらいの感想しか抱けない。悪い意味で2時間ドラマ的とも言える(そういやこのシリーズはドラマ化されている)。
    そういう意味ではシリーズ前作より少し落ちるかなあという印象だが、前作を事前に読んでいれば、民俗学蘊蓄や日本語誤用のやりとり、ライターズハイ現象などが、2作目にして既にお馴染みの描写になっていることにニヤリとさせられるだろう。そういったパターンで書いていくのもこの作者お得意のやり方だとわかれば、ニヤリも二重となって更に楽しい。まあシリーズものなりの楽しみ方ができるのは歓迎すべきことなのだが、ただ、それだけでは寂しいし飽きるし物足りない。
    続きを読む

    投稿日:2013.05.24

  • bunko17

    bunko17

    六波羅一輝シリーズ2作目です。
    またまた新人編集者の北村みなみと取材旅行。
    今度は沖縄へ「ニライカナイ伝説」を取材しに行きます。
    現地では「ニライカナイランド」の建設が進んでいて、
    関係者とも知り合いになりますが、
    その内の1人が東京で亡くなります。
    何故、誰がということで一輝とみなみは真相を求めて動きます。
    すると更なる事件が・・・という展開です。
    うーん。
    ここまで書いていて再確認してしまいましたが、
    話の流れが、まんま2時間ドラマのようだ。

    個人的にはやはりこの主人公は好きになれませんでした。
    なので、結果としてあまり楽しい読書にはならなかったです。
    一輝の言動も行動も唐突で中途半端に感じました。
    そして独白が常に言い訳っぽい。
    どうしても職業作家になりたいと言いつつ、
    でも取材旅行先で起こった事件を前にして、
    小説を書くことよりも事件の真相を追うことを優先するのね。
    前作でも事件の記憶が生々しすぎてまだ小説にできないと、
    取材旅行を無駄にした格好になったのに。
    出版社に旅行費を出してもらって、
    それは社会人としてどうなのか。
    いっそ推理が趣味でそっちが本来の目的なら。
    もしくはユーモアミステリーとして、
    本人が真面目であればある程思惑から外れていくような。
    旅行先で知り合っただけの人物の不幸に熱くなり過ぎるのも、
    あまり説得力が無かったです。
    相変わらず推理展開は突然意識を失って自動筆記だし。
    まさか夭折した父親の霊が乗り移って・・・、
    なんていうオチが今後有ったりしないですよね。
    続きを読む

    投稿日:2013.03.30

  • ayana27

    ayana27

    シリーズ一作目に引き続き民俗学の考証をテーマに据えたミステリー。
    今回のテーマは、海上にあるとされる伝説の楽園”ニライカナイ”

    ニライカナイという音の響きにまず惹かれる。沖縄の方言は古語をよく残しているという話はどこかで聞いた事があるが、言葉に惹かれるのはその為なんだろうか・・・
    ストーリーはいくつかの殺人と共に伝承の考察が進んでいく。
    小難しい話も自然にストーリーと調和していて違和感がなく面白い。

    しかしニライカナイの伝説に興味が行き過ぎて読み終わった後に殺人の内容がいまいち頭に入っていなかったww
    続きを読む

    投稿日:2012.11.04

  • みかりん

    みかりん

    このレビューはネタバレを含みます

    六波羅一輝シリーズ2作目。今回の舞台は沖縄。

    もともと期待していた民俗学的薀蓄が前作より多く散りばめられていた点は良かった。しかしながら前作でみなみの暴走が結構鼻についたのが、今回は一輝の恋愛のウブさが妙に鼻についたのは、読み手の好みの問題か。自動筆記は今回ももちろん登場するが、うーん、やっぱり反則技としか思えない、、、。シリーズ続編を読み続けたい、、、とは思えなかったorz

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    投稿日:2012.02.05

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