【感想】江頭２：５０の「映画エィガ批評宣言」

あの江頭が批評⁉︎と侮ることなかれ。自身が本当に好きな映画を、借りものの言葉でなく地に足のついた言葉で語るから、とにかく読んでて面白い！映画好きとして、こんな風に語れたらなぁ、と思う憧れの一冊なのです…。続きを読む

著者が相当の映画ファンだとを最近知って手に取ったもの。
ほぼ私と同世代であるので、映画に目覚めている少年期がほぼダブっているのに笑わされる。
中高生あたりの角川映画など非常に重なった批評をしている。
…（「戦国自衛隊」いいよね）

しかし、やはり、著者の幅広い守備範囲には改めて驚かされる。
韓国映画、クラシックな白黒映画、フランス映画などなど。
もちろん、時代を映すハリウッド大作も押さえている。
そこでの人生ベスト１は、「ゴッドフャーザーPART?」と来た。

エガちゃんは、つい最近も、ひと騒ぎ起こしたようだが、五十を過ぎたら本格的に映画評論活動を始めてはいかがだろうか。
あと、完全に抜けているのが、邦画でもはや外せないアニメ映画ジャンル。彼はどう見ているのか興味を持った。続きを読む

どんな映画であっても素晴らしい部分は理由をあげて褒める反面、ダメな部分は容赦なく批判する。
その一方で、どんなダメな映画であっても作った人達に敬意を払い「映画がクソなら俺はそのクソにたかるハエだ」「批…評するのは簡単だが、作るのは難しいぜ！」というコメントを残しているのがとても素敵だし、映画に対する強い愛を感じた。それにエガちゃんは簡単って言ってるけど批評するのも難しいと思う。
この本のおかげで観たい映画が増えた。
評価が高い作品はもちろんだけどあまりにも評価が低いと（低い理由もきちんと書かれていることもあって）逆に観たくなった。続きを読む

お笑い界の原子爆弾江頭2：50の超マジメな映画批評集。江頭の映画に対しての思いを炸裂させた彼のもう一つの一面が見れる。特に北朝鮮映画について語るなど、他の人が真似できないような特集もあるので、批評本と…しても江頭を知る上でも大変おススメな一冊。続きを読む

いろんなひとが偉そうにいろんなことをいうから
誰を信じるべきなのか見極めるのは非常に困難だ。

けれど、エガちゃんの映画評は何より映画を愛しているのが
伝わってくる。だから信じてみようと思った。