【感想】新装版 江 姫たちの戦国 上

田渕久美子 / NHK出版
(8件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • しょうご

    しょうご

    女の戦は生きること。

    翻弄され続けている彼女の人生に、非常に関心を持った。

    しかし、司馬遼太郎を読んでいる身としては、信長、秀吉、家康、光秀、ガラシャの人物像に、少々深みを感じない。

    本能寺の変にいたるまでの光秀の葛藤、動機がいまいち納得がいかなかった。

    人質、姫として扱われず、主君に殉じて死ねるような市のように育ってほしいなぁ。。
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    投稿日:2018.05.29

  • オフィス樋口Books

    オフィス樋口Books

    内容紹介

    女の戦は生きること。本日只今を生きること。
    戦国の世の運命に翻弄された、美しき浅井三姉妹の三女・江。その波瀾の生涯。大奥の潔い終焉を描き「篤姫」ブームを巻き起こした田渕久美子が、大奥の始まりに至る道のりを、江を主人公に、鮮やかに華やかに描く。新装版・上巻。

    内容(「BOOK」データベースより)

    女の戦は生きること、本日只今を生きること。戦国の世の運命に翻弄された、美しき浅井三姉妹の三女・江。その波瀾の生涯。大奥の潔い終焉を描き「篤姫ブーム」を巻き起こした田渕久美子が、大奥の始まりに至る道のりを、浅井三姉妹の三女・江を主人公に鮮やかに華やかに描く。

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

    田渕久美子
    島根県生まれ。NHKでは連続テレビ小説「さくら」(橋田賞受賞)、月曜ドラマシリーズ「妻の卒業式」、夜の連続ドラマ「女神の恋」「ダイヤモンドの恋」など話題作を多数執筆。ドラマ以外にも映画・ミュージカル・落語・演劇・狂言など幅広い分野で精力的に執筆活動をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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    投稿日:2017.08.12

  • きりきりん

    きりきりん

    ドラマを見る前に原作のほうを読んでみようかと。
    史実も交えつつキャラを描くことを重視してるせいか、
    するすると読み進めます。

    ただ、個々のキャラを自分の中で描いていたら、
    違和感を感じながら読むことになるかな。

    江はきつい女性に描かれがちだから、これからどうなるか、
    どこまで描かれるか気になるところです。
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    投稿日:2011.05.17

  • れもん

    れもん

    女の戦は生きること、本日只今を生きること。戦国の世の運命に翻弄された、美しき浅井三姉妹の三女・江。その波瀾の生涯。大奥の潔い終焉を描き「篤姫ブーム」を巻き起こした田渕久美子が、大奥の始まりに至る道のりを、浅井三姉妹の三女・江を主人公に鮮やかに華やかに描く。
    (「BOOK」データベースより)

    戦国時代、安土桃山時代といえば、これまで秀吉の視点でしか眺めたことがなかった。司馬遼太郎氏の「太閤記」、大河ドラマの「秀吉」を観たくらいである。よって、織田信長の妹、お市の方の存在は知っている。お市の方に娘がいたことも知っている。そして、長女である茶々がのちに秀吉の子を宿し、淀君と称されることになることも当然、知っている。
    しかし、茶々の妹たち、初、江については、名前も知らなかった。今回、本書を手にしてみたのは、来年のNHK大河ドラマの原作になると知ったからである。

    茶々の妹がこれほどに面白い女子だったとは・・・。著者の描き方なのだろうが、とても破天荒な娘に思える。常識に縛られない娘。思ったことをすぐ口に出し、「忍ぶ」という言葉が似合わない。およそ武家の娘らしくなく、秀吉が江の後ろに亡き信長の姿を見てしまう気持ちもわかる。何物にも囚われず、己を信じ、己の望むがまま存分に生きる。伯父である信長が江に託した言葉どおりの振る舞いだ。

    本書は、江が7歳の時から物語が始まる。すでに父は伯父・信長の手によって滅ぼされている。しかし、そのとき、赤子であった江のみ、その事情を知らされないまま育っている。姉である初・茶々は、そんな無邪気な江を複雑な思いで見ていただろう。
    その後、父の敵である信長と出逢い、伯父の魅力に惹かれる江にもたらされる本能寺の変の顛末。父と伯父を失ったあと、母・姉たちとともに、柴田勝家のもとへ身を寄せる。しかし、その勝家も・・・。

    茶々、初、江の三姉妹は、秀吉のもとへと引き取られ、江は末娘でありながら、秀吉の命によって嫁ぐことになる。そのとき、江は12歳。けれど、これまた男たちの都合で江は翻弄される。女は男の道具なのか。そんな疑問を抱き始める江。しかし、黙って言われるがままになる江ではなかった。亡き伯父・信長の遺した言葉。「己を信じ、己の望むがまま存分に生きよ」。それを忘れはしなかった。

    しかし、歴史上の人物というのは、いろんな見方ができるもの。今回もそれを感じた。私が知る秀吉とは違う秀吉がこの物語の中に生きている。お市の方や茶々たち三姉妹から「猿」と蔑まれ、憎まれる秀吉。このあと、茶々が何を思って秀吉に身を任せることになるのか。
    秀吉の本性を見抜いているかのような千利休の今後も気になるところである。

    ドラマの原作になるとわかって読んでいるせいか、映像を頭の中で思い浮かべながらページをめくった。誰がどのようにこの人を演じるのだろう。そう思いながら。登場人物たちの会話が多いのも、映像化しやすい一因かもしれない。
    来年の大河ドラマが、今から楽しみだ。
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    投稿日:2011.02.20

  • fuka1126

    fuka1126

    ドラマともあいまってとても楽しく読み進められます。ドラマの放送時間直前に、Twitterでのソーシャルリーディングを行いたいと思ってます。

    投稿日:2011.01.27

  • ユウジ

    ユウジ

    御屋形様とお市さんの最期が同じ「……さらばじゃ」。

    お江ちゃんがどこまで御屋形様をなぞってくれるのかが楽しみでもあり、心配でもあり。

    投稿日:2011.01.23

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