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柊平ハルモ, 上田規代 / シャレードパール文庫 (1件のレビュー)
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彩波(いろは)
このレビューはネタバレを含みます
十五歳の時に、母と死別し、そりの合わない叔母と生活していた和依。 そこに、和依を引き取りたいと、母の生前、援助を受けていたという男・弦馬が現れる。 当然、和依は戸惑うけれど、母に対して思うところのあった叔母とうまくいってなかったことや、デザイナーである弦馬がスランプに陥り、母に似た和依の力を必要としていたことから、その条件を受け入れる。 それから弦馬と共に暮らしていた和依だったが、次第に弦馬への恋心を自覚していく。 弦馬は、酔って和依にキスを仕掛けてくるが、その後に呟かれるのが母の名前であることを知っている和依は、自分の気持ちを抑え込んでいた。 ところが、和依が二十歳の誕生日を迎えた夜。 最後の一線を越える出来事が起こり…… という話でした。 和依は、自分に口づけた後に母の名前を呼ぶ、という和依にとってはとっても酷なことを仕掛けてくる弦馬に心を奪われているけれども、所詮は母の身代わりに過ぎない、と思い自分の気持ちを一生口に出せないと考えていて。 それでも少しでも弦馬の役に立ちたくて、弦馬の身の回りの世話を焼いたり、料理を作ったりしている。 ところが、二十歳の誕生日を機に、今度は和依が酔ってしまい、勢いで一線を越えかける。 そこでやっぱり「母の身代わりはいやだ!」と和依が逃げ出して、でもやっぱり弦馬の傍を離れたくなくて、戻ってきた和依に、弦馬が自分の気持ちを告げてハッピーエンドでした。 薄めの本なので、割と読みやすいかと思います。 自分を身代わりだと思っている和依の切ない話ですが。 ネタバレしてしまえば、弦馬のなんてずるいことよ……と考えてしまう悪い大人の話でもあったように思います。 身代わりの切ない話が大丈夫の方はどうぞ。
投稿日:2012.05.05
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