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赤川次郎 / 光文社文庫 (10件のレビュー)
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林檎飴甘
掏られた手帳。身代金誘拐。そして殺人。 片山たちの推理も迷走し、交錯した人間模様がさらに事態を複雑にしていく。 人の痛みをわかることは難しい。 けれど、最初から人の痛みなんてわかろうともしない人たちも…いる。 良二が殺してしまった被害者もそうだ。 本当に愛情があったとしたら、やってはいけない一線が必ずあったはずなのだから。 エミを愛人にしていた政治家も同じだ。 好きだから、大切にしているから。それは身勝手な押しつけでしかない。 相手の痛みを知る。 簡単なようで、本当に相手の立場にたって思いやることは難しい。 生半可な人間よりもホームズは人の機微がよくわかる猫だ。 最後にホームズが見せた優しさが嬉しかった。続きを読む
投稿日:2017.03.13
ai
ひっさびさの赤川次郎。ひっさびさの三毛猫ホームズ。 学生の時に読んだ以来だと思う。 うおー!シリーズ42弾!!すごい!!! 片山刑事もホームズも元気でよかった。 何の文句もありません。 だって赤川次郎…ですから。 だってだって三毛猫ホームズですから~♪続きを読む
投稿日:2014.01.21
出雲一寸
読書録「三毛猫ホームズの危険な火遊び」3 著者 赤川次郎 出版 光文社 P154より引用 “しかし、政治の世界も「金と女」だけではあまりに古くさく なってしまった。 今はオペラやバレエに足を運ぶ…方が「知的な政治家」というイ メージを与えるのだ。” 目次から抜粋引用 “突き当たった男 妹 陰謀 消失 別荘” 警視庁捜査一課の刑事とその妹、そして三毛猫ホームズの3人家 族を主人公とした、長編ミステリー小説。人気シリーズ第42弾。 入店して5分でうんざりする程の、人出にあふれるデパートの閉 店セールに来ていた主人公たち。少し休憩している時に偶然出 会った晴美の高校の友人は、一目では気づかないくらい変わって いた…。 上記の引用は、ある大物政治家についての一文。 好きでもないのに見に行ったところで、表情に表れてしまって、 イメージは良くならないような気がしますが…。ここで内心とは 裏腹に、本当に好きであるかのような顔が出来るようでなければ、 政治の世界では上に行けないのかもしれませんね。 巻末に2009年2月28日時点での三毛猫ホームズシリーズ作品リス トがついており、過去作を購入するのに便利そうです。 ーーーーー続きを読む
投稿日:2014.01.16
yumei0193
ホームズシリーズは、気楽に読める!兄のために犯罪をおかす妹。。お兄さんが犯罪を犯した理由は、なんか理解できる!て思ったりした。にしても、おじいさんの恋人なんて、、私にはまだわからない世界だわσ^_^;
投稿日:2013.06.30
ゆかー
若造がお金が必要になって狂言誘拐をしようとするお話。 お金が必要な理由は同情を感じるものでした。それはさておき、ホームズが全然活躍していません。ホームズの動向が気になってこの作品を読んでいるのに。 あ…と、晴美の友達は訳ありが多すぎる気がします。平凡に幸せに暮らしてる友人は居ないのかな? 作品自体はサクッと1日で読み終わりました。続きを読む
投稿日:2012.11.19
ひらりんたろう
このレビューはネタバレを含みます
最近、片山さんが成長したのかホームズの出番が少ない気がするなー。でも、いいことだね。 相変わらず、軽快なテンポで進むストーリーでさっと読めました。さらっと読めるけど、人の心の光と闇がさっと転換する(明らかになる)最後の展開は、うーん、現実にあったら怖いなって思う。
投稿日:2011.09.05
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