【感想】羽月莉音の帝国(イラスト簡略版)

至道流星, 二ノ膳 / ガガガ文庫
(21件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
7
5
6
0
1

ブクログレビュー

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  • 赤黒い人

    赤黒い人

    このレビューはネタバレを含みます

    発想は面白いのだが、ラノベとしては致命的なことにキャラの魅力が全くない。
    特に、表紙の羽月莉音が傍若無人かつやたら暴力的で不愉快。
    裏にある崇高な理念やらデレ描写を挟まれても、不快さが増すレベル。
    主人公もひたすら羽月莉音に隷属しており、もう1人のヒロインの沙織がとにかく可哀想でならなかった。

    後半の株式会社買い取り辺りから少し盛り返すが、前半のマイナスが如何ともし難く、盛り上がりきれず。
    同作者の後の作品である「大日本サムライガール」はだいぶバランスが整えられていたんだなあと。

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    投稿日:2020.08.18

  • bukuroguidkodama

    bukuroguidkodama

    新谷かおる『エラン』を思い起こさせる経済バトルもの
    はみ出しものが一芸に秀でた特技と活かして活躍するのは典型だが
    そこに「まーけてぃんぐ」とか「まねじめんと」いうよこもじと
    ライトノベルな風味で味付けするのが現在仕様かもしれない続きを読む

    投稿日:2019.01.07

  • k9

    k9

    このレビューはネタバレを含みます

    大日本サムライガールを読んだ勢いでようやく読んだw
    金額のスケールデカすぎ!たぶんもっとデカくなるんだろうw
    あと、スピード感が尋常じゃないw
    あと、おりおりにたよりすぎw
    あんまり酷使すんなw

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    投稿日:2012.08.21

  • かりおん

    かりおん

    このレビューはネタバレを含みます

    ありのまま,今起こったことを話すぜ.
    部活動で420億円稼いでいます.
    信じられないと思うけど,本当なんだ.
    その部活動の名は「革命部」.
    最終目標は独立国家の建国.

    ということで,独立のための資金を集めています.
    今回は部費1000円から事業開始して420億円まで.
    株式会社革命部.
    なかなかハイスピードな感じで読みやすかったよ.

    時間の流れがどうなってるのかは良く分からないけど
    爆発的な勢いで資産を増やしているのは間違いないだろうね.
    面白かった!
    シリーズどんどん読んでいこう!

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    投稿日:2012.07.28

  • azarashibooks

    azarashibooks

    全十巻。とある高校生五人が「革命部」なる部活をたちあげ、資本を増やしながら最終的には建国へと突き進むというストーリーである。
    タイトルやテンプレートなキャラクターからは陳腐なライトノベルを連想させるが、内容はそういった類の本とは真逆である。作者の経済学、政治学、国際関係学の幅広い知識に裏づけされたストーリーは、読む者すべてを独特の世界に惹きこむ。
    巻を進めるごとに、弱かったキャラクターの立ち位置もはっきりとしてくる。特に、シリーズ終盤の春日恒太の活躍は必見である。
    現代世界は大きなパラダイムシフトを目の前にして、右往左往している。そのような中で作者は若い世代にこそこの本を読んでもらい、ひとりでもこの世界に立ち向かう人が現れてくれればと期待する。
    無知は愚かであるが、いったん世界を知ると、その瞬間に世界は輝きを帯びる。大学生である私自身も、本書を通じて自分の知らない世界に触れてみたいと、強く実感した。
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    投稿日:2012.05.10

  • kumakuma60

    kumakuma60

    このレビューはネタバレを含みます

     高校生が建国を目指して、資金集めのために起業する物語。スピード感は半端ないけれど、起業プロセスの勉強にもなります。

     羽月巳継は青海大学附属高校の入学式の日に、同じ高校へ通う従姉の羽月莉音に自分の部活に入る様に命じられる。巳継と莉音は、幼なじみの折原沙織や春日恒太も含めて、子どもの頃から大胆ないたずらや遊びをして来た仲間なのだ。もっとも、冒険家の父・羽月一馬に連れられて世界中を周り、行動や考え方が大胆になり過ぎた莉音の暴走が原因のほとんどなのだが…。
     ともかくその延長線上の活動だろうと集まった3人は、莉音の部活・革命部なるものの活動内容を知らされる。革命部の最終目的は建国、日本の領土を奪い、主権を主張して独立国家をつくることだという。その第一歩となる資金集めの手段は、ゴミ捨て場を回って集めたものをフリーマーケットに売ったりする地味なもの。そんなこともあり、去年の活動から残っているのは、莉音以外ではただ一人、泉堂柚のみ。彼ら5人の建国への道が始まる。

     国を作り守るにはまずお金が必要ということで、起業してお金儲けをするところからスタートする。インターネットが使えないと現代においては手足を縛られるみたいなものなので、そこの部分への設備投資に少し借金をするけれど、初めの事業は基本的に元手のかからないもの。学校という人材の集まる特殊環境を利用したり、メンバーを前面に押し出したり、とにかくただで使えるものはこき使う。働き方はまさにベンチャーの役員っぽい。
     起業する時は売り物とそれを運用する人間が重要だと思うので、革命部のメンバーはうってつけの構成になっている。行動力にあふれたリーダー、着実に実務を実行する堅実派、コンテンツやツールを提供する才能の持ち主。若干一名は今のところ活躍する兆しがないけれど、きっと何かの役に立つのだろう。

     すごく短期間の間にあれよあれよという感じでビジネスが大きくなっていくので、こんなに上手くいくのかな、という感じもするけれど、とにかく既存の仕組み、元手のかからないものを極力利用してビジネスを組み立てているので、ギリギリありかも知れない。何より、現実に目の前に存在するフロンティアを開拓していく物語は面白いから、細かいことはひとまず置いておけば良い。
     普通だったら十分に成功の部類に入るけれど、革命部の活動はまだまだこれから本格化していきます。

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    投稿日:2012.01.26

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