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新堂冬樹 / 河出文庫 (22件のレビュー)
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ゆう
最初の話は国民的なアニメを想像してしまい、本を閉じようと思ったが、読み進めているうちにはまってしまった。 人の表面にはあらわれていない感情や内面の心情が細かに表現されていて、怖くもあるがとても面白く感…じられた。ブラックな話ではあるが、現実的でありえそうな内容であったと思う。電車の中で読んだ私は、疲労したサラリーマンの顔を見て、家庭を想像してしまった。 人間は言葉にしないと相手に気持ちが伝わらず、誤解を招く。また、言葉にしていても言葉の裏にも隠された本心がある。続きを読む
投稿日:2018.11.06
ahiru
暖かい家族の裏に隠されたどす黒い何か。 最初の2つの短編小説は、読み進めるうちに「この家族見覚えがあるなぁ」とニヤリ。 すごくブラックユーモアが効いていていい。 残りの2編はそれぞれ、父親が主人公…。 かたや、家族に大切にされない辛いサラリーマン。かたや、素晴らしい娘と嫁がいるのに疑心暗鬼に取り憑かれた父親。 家族とはもともと他人であって、自分ではない人と暮らせばどこかに軋轢が生まれたっておかしくない。続きを読む
投稿日:2018.08.19
ひろぴ
H29.05.05 読了。 解説にも書かれている通り、”家族がいることによる不幸を描いた短篇集”。 はじめの二篇はまさかのサザエさん家パロディ。 全部こんな感じ?と思ったら三篇以降変わってホッ。 … 最後の「嫉」が面白かった。 世にも奇妙な物語みたいで、オチも良かった。続きを読む
投稿日:2017.05.05
finger0217
前半のサザエさんのパロディはとても良かった! けど、後半の2作は後味があまりよろしくない… 誤解による殺人はテーマとしては珍しくないし、書き方によっては感動にもつながるけど、ノワール作家だけにダーク。
投稿日:2016.10.14
七鵺
全編サザエさんでまとめて欲しかった。 後半の二本は最後があやふやで…やっぱりちゃんと結末書いて欲しかったな。 とりあえず単行本『背広の下の衝動』も読まねば!
投稿日:2016.02.27
lbsh
とことんブラックな内容だけど、こういうのは嫌いじゃない!某アニメのパロディはなかなかおもしろかった。全部ストレスに苦しんでる系の主人公だったなー。
投稿日:2015.07.21
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