【感想】憂愁の妃将軍 デルフィニア戦記10

茅田砂胡 / C★NOVELSファンタジア
(18件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
6
6
4
0
0

ブクログレビュー

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  • sakopy

    sakopy

    このレビューはネタバレを含みます

    この世界に
    来る前ならば
    どんな姿をしていても
    騙させることなんてなかった
    どんな姿をしていても
    あいつの事を間違えるなんてなかった
    あいつは
    俺だからこそ
    こんな事で騙されるなんて
    俺は
    俺を許せない
    まさか俺がそんな自分になって
    しまうとは
    考えている
    考えてしまっている
    考えないように
    すればするほど
    考えてしまう
    何日経ったか
    何時間たったか
    それすらわからないくらい、
    いつの間にか
    じっと
    考えている
    今なんでここにいるのか
    本来いるべき場所は
    ここじゃない気持ちになってしまう
    こいつのそばにいるのが
    嫌なわけじゃないけど、
    あいつがいないことは
    忘れようとしても
    忘れない
    忘れてはいない
    何ができるのか

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    投稿日:2021.08.03

  • akiuwa

    akiuwa

    [江東区図書館]

    デルフィニア戦記10巻。
    読んだのは遠い昔。デルフィニアで知った作者、続けてスカーレット・ウィザードも読んだはず。図書館でふと田中芳樹(銀英伝)のシリーズが並べられているのを見たらその手のライトノベルが懐かしくなって、当時好きだった菊池秀幸と茅田砂胡を探してしまった。

    好きと言いつつ記憶力のない自分に感謝。
    大分ストーリーやラストの記憶が欠けていたスカーレットと違って、流石に何回も読み返したこちらのシリーズは割と細かいところまで覚えている、というか読んでもそうそう、と思い出せた。

    ★デルフィニア戦記(王女グリンダ)⇒スカーレット・ウィザード⇒暁の天使たち⇒クラッシュ・ブレイズ⇒天使たちの課外活動⇒トゥルークの海賊⇒海賊と女王の航宙記

    ★桐原家~、もものき~
    続きを読む

    投稿日:2021.04.30

  • 雪月ソウ

    雪月ソウ

    このレビューはネタバレを含みます

    デルフィニア戦記十冊目。
    前巻で隣国パラストに捕らわれの身になった国王でしたが、そりゃもちろん待っているのは拷問。嗜虐趣味のパラストの国王の弟が金鉱のありかを白状しろと、これでもかと屈強な体を持つウォルを責める。そりゃもう反吐が出るほどに見事です。
    最後は救われるんだろうと思いつつ、それでもじりじりと救出までの動きにハラハラした巻でした。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2019.04.30

  • マッピー

    マッピー

    「憂愁の妃将軍」というタイトルなのに、リィは後半になるまでほとんど姿を現さない。
    囚われたウォルを助け出すため、単身姿を消したまま。

    ナシアスは汚名を被ることもいとわず敵地の中に裏切り者として潜入し、それを十分理解したうえで、大声でナシアスをののしるバルロ。
    こういう、阿吽の呼吸の連係プレイがいいんだよね。

    少しずつ、リィの、本来所属するべき世界が見えてくる。
    それは本物ではなく、この世界からリィを追い出すために作られたまがい物の世界だとしても。

    で、せっかく助け出したウォルを、リィが殺しに行く(?)ところで次巻に続く。
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    投稿日:2018.10.06

  • みけ

    みけ

    デルフィニア戦記10

    隣国パラストとの戦いに敗れ、捕虜となった国王。
    裏切り、寝返り、共謀、陰謀。
    いろいろなものが渦巻く中、王妃は単独で国王を助けに向かう。


    今までどんなピンチも二人で覆してきましたが、ここまでのピンチはなかったのではと思うほど。
    人の心は綺麗でもあり醜くもある。
    受け入れがたい場面の多い巻でした。
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    投稿日:2018.04.19

  • 彩波(いろは)

    彩波(いろは)

    このレビューはネタバレを含みます

     グラハム卿らに反旗を翻されたデルフィニア。
     そして、国王は囚われの身となり、タンガ、パラストの両国から一気に攻め立てられる。
     そして、和睦を求められるが、それには少し不可解な点もあり……

     一方、単身、王を救いに行く、と陣を飛び出たリィはウィルを探すけれど、偽の情報に振り回される。
     あちこちを回り、ようやくウィルのいるところに辿りついたけれど、既に処刑直前で、まさにウィルはまさに獅子に食われようとしてたところだった。

     そこを何とか救い出し、無事に勝利を収めたデルフィニアだったが、戻ってきてからリィの様子がおかしい……

     という話でした。
     リィのバックグラウンドが見え隠れしてきて。
     これはいよいよ本気で、この本はラブロマンスじゃなかったんだ、と思いました。
     個人的には、リィとウィルの組み合わせ、本当に好きなんだけどなあ……と思ったんですが、こればっかりはしょうがない。
     リィには戻ってほしくないと思っていますが、仕方がないですね。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2018.02.07

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