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茅田砂胡 / C★NOVELSファンタジア (38件のレビュー)
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総合評価:
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sakopy
このレビューはネタバレを含みます
こんな時代があって、 この先の時代があるんです。 本編は本編としての物語 そして その本編を 彩り 花を添えてくれる 外伝としての物語 キャラクタが生きているように感じられるから どんな時代の どんな事件を切り取っても 一編の小説になるし 一編の掌編になる 身分だったり 立場だったり そんなものに やっぱり 縛られてしまう中で 乗り越えて 人と人とで縁を形にする こんな形って良いね この時代があったから 今の時代がある
投稿日:2021.09.09
akiuwa
[江戸川区図書館] デルフィニア戦記外伝1巻。 読んだのは遠い昔。デルフィニアで知った作者、続けてスカーレット・ウィザードも読んだはず。図書館でふと田中芳樹(銀英伝)のシリーズが並べられているのを見…たらその手のライトノベルが懐かしくなって、当時好きだった菊池秀幸と茅田砂胡を探してしまった。 好きと言いつつ記憶力のない自分に感謝。 大分ストーリーやラストの記憶が欠けていたスカーレットと違って、流石に何回も読み返したこちらのシリーズは割と細かいところまで覚えている、というか読んでもそうそう、と思い出せた。特に本作は本編完了から8年も経って発刊されたので、当時既に処分してしまっていた本編とは違って未だ手元に残存する唯一の巻。でもこのあとに更に外伝が二冊も出ていたとは知らなかった。そこまで再度読み進めるのが楽しみ。 ★デルフィニア戦記(王女グリンダ)⇒スカーレット・ウィザード⇒暁の天使たち⇒クラッシュ・ブレイズ⇒天使たちの課外活動⇒トゥルークの海賊⇒海賊と女王の航宙記 ★桐原家~、もものき~続きを読む
投稿日:2021.04.30
雪月ソウ
デルフィニア戦記の外伝その一。 泣く子も黙るデルフィニア一の貴族、サヴォア公爵の御曹司であるバルロと自称田舎貴族の子息であるナシアスの出会い編で、バルロにとってはクソ生意気で怖いもの知らずの時代。失敗…を経て、騎士として成長する過程が清々しいくらいでした。 ナシアスは若い頃から冷静沈着を絵にかいたような青年で、公爵家の坊ちゃんであるバルロを剣術でも戦略でも負かして教え導く役目を負った感じ。 お互いを敬い、慕うその友情は、途中ハラハラしながらも楽しく読めました。 最後はリィがいなくなった後の世界が少し書かれていて、皆の心にずっとリィは残るのだと思いました。続きを読む
投稿日:2020.01.20
マッピー
ナシアスとバルロの出会いからリィのいなくなった後のデルフィニアまで。 若き天才剣士ナシアスの活躍をメインにバルロの成長を描く。 タイトルの『大鷲の誓い』は、てっきり二人が友情を誓うことだと思ったら、…あくまでもバルロが自らに誓うことなのだった。 身分がはなはだしく違うため、全然違う常識の中で育って来たバルロとナシアスが、優れた騎士でありたいという共通の想いと、互いへのリスペクトのゆえに、いつしか本物の友人になっていく様子は、とてもすがすがしい。 あれだけ周りからちやほやされていても、バルロが鼻持ちならない勘違い野郎にならなくてよかったなあ。続きを読む
投稿日:2019.02.22
彩波(いろは)
最初、登場人物が誰が誰だかわからなかったけれど、途中から、納得しました。 バルロとナシアスの出会いと、若き日の物語。 バルロが生意気で、ナシアスはナシアスで貴族の生まれなどではないので、常識がお互いにまったく違っていて、かみ合わない状況だったけれど、ナシアスがバルロを認め、バルロはナシアスを認める。 そして、バルロにはもう一人、子供が増える。 リィはまったく出てこないけれど、それでもやっぱり話の中心にいるのはリィで。 いないことをみんなが残念がっていて、その後のコーラルも少しだけ描かれていて、満足のいく外伝でした。 出産ラッシュなのはとてもいいことだし、この子たちが大きくなったとき、どんな風に育っているのか、そこまで含めて楽しみです。
投稿日:2018.02.15
Mu
少年期のナシアスとバルロの出逢いから成長を描くデルフィニア戦記本編より前のお話。 うん、面白かった。 こういう外伝的なお話も好きなんだよなあ。 主人公が本編では脇役に回ることがほとんどだったナシアス…だったのはちょっと驚き。 でももっと驚いたのは、ナシアスの方がバルロよりも年上だったこと。 へえ、そうだったんだ。 本編じゃ、バルロの皮肉屋の性格もあって、ほとんど年上みたいな話し方だったので、思っても見なかった。 しかも、ナシアスの方がバルロを導く役目だったとは。 いや、意外でした。 それもまた楽しいけどね。 ラストに、本編後のみんなの姿が描かれているのも嬉しい。 リィの肖像画は見てみたいなあ。 そして、ウォルの言葉を聞くにつれ、これは例のお弁当箱を手に入れて読まなければと思ってしまう。 そう思えることがまた嬉しい。続きを読む
投稿日:2017.08.16
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