母の友2023年8月 特集「いま、読みたい本」
母の友(著)
/福音館書店
作品情報
特集は「いま、読みたい本」です。隙間時間でも楽しめるのが読書のいいところ。作家、俳優、絵本作家、気になるあの人のおすすめ本を紹介します。「母の友」連載陣の本棚紹介や、杉浦さやかさんの手作りしおりコーナーも。童話欄は「丘の上のしましま」(くらささらさん作、竹井晴日さん絵)。*電子版には巻末付録のカレンダーはつきません。*電子版では、掲載されないページ、マスキングされた画像が含まれる場合がございます。*この作品はカラー版です。お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。
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この作品のレビュー
平均 4.7 (5件のレビュー)
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まずは、気になったコーナーを。
川内倫子さんの写真、「八月の光」
最初、どこに光がと思ったのだが、たまたま本書の森田真生さんのコーナー、「かずをはぐくむ」の中に、『昼間の晴れた空が青いのは、太陽…の光が大気の分子にあたって散乱しているから』とあり、光の存在というのは、太陽から直接放たれるだけではなく、違った姿で見せてくれることを今更ながら知ることが出来たのが、私には新鮮だった。
小幡彩貴さんの「Kinderszenen(キンダースツェーネン)」
電車の窓から時折見える、保育園の子どもたちが手を振る光景に何かを感じるのは、分かるような気がして、清々しいはずなのに何故か胸を熱くさせるのは、あの無心に手を振っている姿が、遠い日に、どこかに置いてきた私の一部だと感じるからかもしれない。
長田杏奈さんの「私のきれいは私が決める」
体型や見た目をからかわれたとき、悪いのはいつもからかった側ということに共感したが、それ以上に、『「見た目の否定」と「存在の否定」は想像以上に近い場所にあるようだから』という言葉に、今の多様性の世の中とは全く異なるベクトルを痛感しながらも、「この世の中で女の子を育てるのが怖い」と仰る、長田さんの友人の話に、それでも様々な立場で物事を考えなければいけないことを思い知る。
特集は、「いま、読みたい本」ということで、小説家、俳優、イラストレーター、絵本作家、書店員の方々と、様々な人がお勧めの本を紹介しており、翻訳家の村井理子さんの『「読む」という行為は、一人になるっていう時間』に共感する中、もしかしたら私だけかと誰にも言えず、密かに悩んでいた私と同じような思いを抱いていた方が、台湾生まれの小説家「温又柔」さんでした。
その中でも、『私はこれでいいんだろうかとか、自分が世界にしっくりと馴染んでないような、疎外感を覚えるときって、私の場合は呼吸が浅くなる』に同感の思いで、私の場合、今でこそ平気になりましたが、数年前は特に電車やバスといった閉鎖的空間で、よくそうした息苦しさというか、呼吸が上手く出来なくなるような感覚に陥ることが多くて、それは、おそらく自分に自信が無いからだと思うのですが、これまで、そうした苦しみを他人に理解されないまま生きてきた私にとって、上記の温さんの言葉は、「ああ、私だけではなかったんだ」ということを、やっと実感出来た喜びに加え、そんな温さんのおっとりとした愛らしい素敵な表情からは、決してそのような苦しみを感じさせない、そんな姿にとても感銘を受けまして、彼女が勧めた本は勿論のこと、彼女の作品にも興味を持ち、是非読んでみたくなりました。
それから、読みたい本とは少し離れるのですが、私にとって興味深かったのが、「母の友」連載著者の本棚拝見で、それぞれの本棚にある本やその置き方に個性があるのも面白いのですが、何より、皆さんのお顔を写真で初めて知ることが出来たのが、とても嬉しくて、小幡彩貴さんの、絵の印象そのままの素朴な可愛いらしさ、小川たまかさんの、スマートで落ち着いた佇まいの中にも、『本はそれなりに時間をかけて書かれたものなので、丁寧な深い思考をするためにも、本を読む時間を意識的に作るようにしています』には、仕事に於ける直向きで生真面目な印象とも一致し、鈴木純さんはこんなに若い方とは思わず・・・てっきり銀髪の似合う渋い方かと思っておりました。ごめんなさい。そして、長田杏奈さんはとてもお綺麗で笑顔がよく似合う方で、以前のコーナーでは、母として酷使してきた、この方の指のことを、よくもあんな風に言えたなと、改めて怒りが再燃しそうですが、最後は、何だか「母の友」のファンみたいな感想になってしまいましたね。続きを読む投稿日:2023.09.08
色んな人の、本との関わり方をみられて面白かった。同じ本を繰り返し読む、読む時間がなくても積読を買い続けるなど。
そして、なかなか本を読む時間がないという人も多く、親近感が湧いた。
本を開いて初っ端の…引用は、
管啓次郎さんの『本は読めないものだから心配するな』でした。
選書も興味深く、読みたい本がまた増えました。続きを読む投稿日:2023.10.19
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