終末のワルキューレ 16巻【特典イラスト付き】
アジチカ(作画)
,梅村真也(原作)
,フクイタクミ(構成)
/コアミックス
作品情報
始まりの王・始皇帝VS冥界の王・ハデスの死闘が完全決着‼
ハデスはギリシャ神界最強兄弟の長兄としての生き様を、始皇帝は中華を民を統べる王としての誇りを懸けて、勝利のために命を削る‼︎
神VS人類13番勝負最新刊‼︎
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商品情報
- シリーズ
- 終末のワルキューレ
- 出版社
- コアミックス
- 書籍発売日
- 2022.09.20
- Reader Store発売日
- 2022.09.20
- ファイルサイズ
- 108.8MB
- ページ数
- 197ページ
- シリーズ情報
- 既刊21巻
※この商品はタブレットなど大きなディスプレイを備えた機器で読むことに適しています。
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この作品のレビュー
平均 4.0 (4件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
日本人の古代中華英雄好き炸裂巻。ハデスが言うほど強そうに思えなかったのは7戦目ともなると、もうなんか読んでるこっちの感覚が麻痺しているのか。ともかく始皇帝が王の中の王として神界、人間界共に強く刷り込まれてしまった今、メンバー登録されてはいるが未登場のレオニダス王の立場は……
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ラグナロク本戦からちょっと横道に外れたサイドストーリーでは坂田金時がマサカリじゃなくて、包装フィルムのロールみたいなん担いで登場してきてなんでやねん?と思ったらそっちか。なんだかよくわからないキャラ付けだった釈迦の飴好きをここで回収するのね(というほどたいそうなものではない)その釈迦が金時に依頼を出した調査対象、名前を聞くだけであー……て思う人物。ワルキューレ達とも因縁深いこの人メンバー登録されてないのに唐突に名前が挙がってきて我困惑……
さて、次はいよいよ期待のベルゼブブ(このタイプのキャラ造形がされているベルゼブブはほんと珍しい)登場、対戦相手はニコラ・テスラでトンデモ科学対決か(地味そうだな……)投稿日:2022.09.21
このレビューはネタバレを含みます
他者の痛みを識るがゆえに限界を超えられる人の王・始皇帝vs愛すべき弟たちの為なら命を懸けられる冥府の王・ハデス。
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それぞれに異なりながらも、強さでは劣らぬ、王としての矜持と覚悟を、その身に宿す二者の激…闘が、ついに決着となる。
勝ったのは始皇帝であり、敗れたのはハデス。しかし、勝ったからと言って、始皇帝の王としての道が正しかったとは証明できない。また、敗れてしまったからと言って、ハデスの王としての生き様が間違っていた、と蔑むのも許されない。
ただ、自信を持って言えるのは、始皇帝、ハデスともに、王として立派である、それだけだ。
本当に、勝者と敗者を分けた差は、何だったのか、幾度読み返しても、私にはサッパリだ。
自分と同じ王としての器であったハデスが戦いの相手だったからこそ、始皇帝は満身創痍以上に追い詰められながらも、勝つ事を諦めず、逆転の一撃を繰り出せ、そして、ハデスの強さを一瞬だが、確かに上回って、勝利と生命を掴んだ。
勝った始皇帝がカッコよかったのは言うまでもない事だが、ハデスの散り様が美しかった、それも訴えたい。これに、同意して下さる方がいるか、そこはちょっと分からんが。
人としても、男としても、そして、王としても強い、と認めた始皇帝相手に、自身の命を限界まで削り、死のリスクを背負って、四血鎗を使った事も、散り様が美しい、と感じた理由から外せないが、それ以上に、弟たち、何より、自分自身に誓った事を果たせぬ無念さ、それが大きい。
ハデスの敗北と死が発する影響は、神サイドを揺るがし、次戦がより激しくなる事を予感させる。
次戦に神側から出場するのは、ある意味、悪魔、いや、魔王の中で最も有名と言っても過言じゃないベルゼブブ。対するは、ぶっちゃけ、知名度は高くないけど、その発明は人類の歴史を変えたであろう天才、ニコラ・テスラ。一体、どんな戦いの模様になるのか、ワクワクすっぞ。
この台詞を引用に選んだのは、ハデスのカッコ良さが際立ってるなぁ、と感じたものなので。
上記しているので、くどくどと同じ事は言わないが、本当に美しい散り様だ。
満足できる死、ではない。だからこそ、倒錯的な美しさが滲み出ているんじゃなかろうか。
「(弟たちよ・・・余は誓いを・・・果たせなかった―――不甲斐ない兄を―――)許せ・・・」(byハデス)
もう一つ、グッと来た台詞を紹介。
こちらは、始皇帝のカッコ良さを示してくれているものだ。
尋常じゃない死闘を繰り広げ、紙一重の勝利だったからこそ、自分の限界、その先を見せてくれたハデスに対し、倒れそうな状態でありながらも、偽りのない心からの感謝を示せる始皇帝、本当にカッコよい。
その始皇帝の姿勢に倣うように、人間サイド、中国勢の観客がハデスへの哀悼と尊敬の意を示しているシーン、これも最高である。
このシーンがなかったら、始皇帝のカッコ良さは半減とまではいわないにしろ、結構、くすんでいただろうな。
「語らえた事を感謝する・・・冥界の王・・・いや、朋友“ポンヨウ”・・・」(by始皇帝)続きを読む投稿日:2023.02.05
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