サイエンス・テクノロジー
個体群生態学と行列モデル 統計学がつなぐ野外調査と数理の世界
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あらすじ
統計スポットライト・シリーズ第5巻となる本書は、個体群(ある同種の動物もしくは植物の集団)の生息数の推移を「個体群行列モデル」で予測する方法を解説する。このモデルにより、野外調査で得られる個体数データから希少動物の生存の可否などが予測可能になる。このモデルで使う数学は線形代数の基礎に限られ、その都度丁寧に説明するため数学が苦手な読者でも挫折しにくい。また、現実的な個体数推移を保証するために仮定する、生態学を敷衍した統計推論についても適宜解説する。統計ソフトRによる計算結果も一部掲載。【目次】第1章 シミュレーションで数式を用いる恩恵を知る第2章 生物集団の野外調査データと生活史の図式化第3章 個体群行列と3 つの基本統計量第4章 行列要素の推定法1:統計モデルと最尤法第5章 環境条件の効果を見る1——感度分析の基礎第6章 行列要素の推定法2:ベイズ統計とランダムなサンプル第7章 環境条件の効果を見る2——感度分析の発展(生命表反応解析(LTRE解析))