今宵も喫茶ドードーのキッチンで。
標野凪(著)
/双葉文庫
作品情報
住宅地の奥でひっそりと営業している、おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」。この喫茶店には、がんばっている毎日からちょっとばかり逃げ出したくなったお客さんが、ふらりと訪れる。SNSで発信される〈ていねいな暮らし〉に振り回されたり、仕事をひとりで抱え込み体調を崩したり・・・・・・。目まぐるしく変わる世の中で疲れた体と強ばった心を、店主そろりの美味しい料理が優しくほぐします。今宵も「あなたの悩みに効くメニュー」をご用意してお待ちしております。心がくつろぐ連作短編集、開店。
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- 今宵も喫茶ドードーのキッチンで。
- 著者
- 標野凪
- 出版社
- 双葉社
- 掲載誌・レーベル
- 双葉文庫
- 書籍発売日
- 2022.05.12
- Reader Store発売日
- 2022.05.12
- ファイルサイズ
- 0.8MB
- シリーズ情報
- 既刊2巻
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.7 (332件のレビュー)
-
さて、質問です。
『幸せの反対語は何だと思いますか?』
さて、どうでしょうか?単純に考えると『不幸せ』という言葉が思い浮かびます。『幸せって文字の上にそれを否定する不が付いているわけですし』ね。…ただ、わざわざこんな質問をしていることを踏まえるとそれでは単純すぎるとも感じます。
私たちは『幸せ』というものを希求しながら生きています。その一方で、そんな『幸せの基準はひとそれぞれ』です。誰もが羨むような生活をしているように見えても必ずしも本人が『幸せ』と思っているかはわかりません。例えば『自分が成長したって感じられたとしたら』それは間違いなく『幸せ』でしょう。しかし、『自分なんて駄目だ、と自信をなくしている状態』であったとしても、それを『この先ののびしろや、あるいは新たな形を見いだせるチャンス、と考えた』としたら、それは『不幸せ』なのでしょうか?
さてここに、それぞれの日常に行き詰まりを感じる主人公たちの物語があります。そんな主人公たちが『ある街の奥にひっそりと佇む小さなカフェ』を訪れるこの作品。そんなカフェでその先へと続く”起点”を見つける主人公を見るこの作品。そしてそれは、『がんばっている日常から、ちょっとばかり逃げ込みたくなる』、そんな主人公たちの気持ちに触れる物語です。
『ミナト運輸です』とカメラの前に立つ『小包を片手に』抱えた男性を見て『オートロックを解除』したのは主人公の小橋可絵(こばし かえ)。『海外の翻訳本を主に刊行している』出版社で『大学時代に』『アルバイトをしていた』ことをきっかけに卒業後『翻訳の仕事』を始めた可絵は、『ステイホームが求められ』るようになったことから『一日のほとんどを家で過ごすようにな』った今を思います。『いわゆる「おうち時間」を充実させることがもてはやされるようになった』中に『アラフォーと呼ばれる年齢を迎える』可絵は、『いまこそ、食べものや暮らし方にも気を配る生活に変えていくチャンスなのではと思い、ライフスタイル系の通販サイトやSNSをチェックするようにな』りました。そんな中に『sayoさんの投稿に出会った』可絵は『ていねいな暮らし』とつぶやくと『自分がその住人の一員になれたような気がして、くすぐったくな』ります。そして、届いた小包を開ける可絵が『段ボールを開けると』、そこには『このたびは当店の商品をお迎えいただき、とても嬉しいです。小橋さまの豊かな暮らしのお手伝いができますように』という手書きのカードが添えられています。『購入者ひとりひとりに書いているのだ』と感心する中に『真っ黒い鉄器』を取り出し、餃子を調理し始めた可絵。しかし、『熱を伝導しやすい鉄』に苦戦する中に『もはや餃子ではない』ものが出来上がりました。後始末の『面倒な作業』をする可絵は『疲れたな』と思う中にスマホに『「疲れに効く」と入力してみ』ます。そんな検索結果に『免疫力を高めましょう』というサイトが表示され『免疫力か…』と思う可絵。そんな時、『編集部の坂下さん』から連絡を受けた可絵は『運動不足解消がてら』編集部へと出かけます。『締め切り守ってくださいね』というプレッシャーを感じながら帰途についた可絵は、『夕飯を作る気力もない』と感じます。そして、『大通りを避け、一本奥に入った』時、『あれ?こんなところにカフェ?』と『小さな看板』を目にします。そこには『おひとりさま専用カフェ 喫茶ドードー』という看板の下に『免疫力を上げるコーヒーあります』と『マジックで走り書きしたカードが画鋲で留められてい』ました。『え、免疫力を上げる?これはまさにいまの私のための店…』と思う可絵は『誘われるように』店の中に入ると『いらっしゃいませ。ようこそ喫茶ドードーへ』と『黒い厚手の胸当てエプロンをかけた背の高い男性』に迎えられます。『こんなところにカフェがあるなんて、これまで気がつかなかったです』、『来たい人だけ来てくれればいいと思っているのです』と会話する中に『入り口に近い席に座った』可絵は『コーヒーいただけますか。あの、表に書いてあった免疫力を上げるっていう』と注文します。そして、しばらくすると『免疫力を上げるコーヒーです。ハンドルを下げてからお飲みください』と『フレンチプレス』が使われた『スパイス入りのコーヒー』が届きました。『なんか落ち着くなあ』と感じる可絵。そんな可絵が『おしきせの素敵』に気づいていく、そんな物語が描かれていきます…という最初の短編〈第一話 自己肯定力を上げるやかんコーヒー〉。主人公となる女性が『喫茶ドードー』で何かを掴んでいくというこの作品の土台を独特な雰囲気感の中に描き出した好編でした。
“住宅地の奥でひっそりと営業している、おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」。この喫茶店には、がんばっている毎日からちょっとばかり逃げ出したくなったお客さんが、ふらりと訪れる…今宵も「あなたの悩みに効くメニュー」をご用意してお待ちしております。心がくつろぐ連作短編集、開店”と内容紹介にうたわれるこの作品。美味しそうなアップルパイの描かれた柔らかい表紙が食欲を誘います。
そんなこの作品はそれぞれに異なる女性主人公が登場する五つの短編が連作短編を構成しています。そして、そんな短編をひとつにまとめ上げるのが『喫茶ドードー』です。物語の構成としては、それぞれの人生に何かしら迷いや疲れを感じる女性たちが、ふらりと『喫茶ドードー』を訪れ、そこに”起点”を見出していくという展開です。では、そんな短編共通の舞台となる『喫茶ドードー』がどのようなお店かをご紹介しましょう。
● 『喫茶ドードー』について
・『駅からまっすぐに続く坂道をのぼりきり、ひとつめの交差点を入って少しだけ歩いた先の路地。その突き当たりにあ』る
・『路地の入り口には小さな看板が出ているのに、気づく人はあまり多くありません』
・『都会の喧噪から少しだけ遮断され』、『訪れた人はこの店を「森のキッチン」なんて呼んだりもします』
・『店内は、厨房というよりも台所と呼んだほうがふさわしいコンパクトなキッチンとカウンターのみで、カウンターには五脚ほどの椅子が置かれている』
・『庭にアウトドア用のテーブルセットがひとつ』
・『店内は鍋や食器が整然と並び、木のおもちゃや植物なんかも置かれている。柱には小さな額入りの絵が飾られている。力の抜けたようなおどけた表情の鳥は、たぶんお店の名前のドードーを描いたイラストだろう』
いかがでしょうか?どことなくイメージが湧きそうです。『都会の喧噪から少しだけ遮断され』という言葉が、読者が思い描く『喫茶店』のこうあって欲しいというイメージに上手くあっているように思いますが、いずれにしてもなんだかとても落ち着けそうなお店です。そんなお店には『そろり、と名乗るこの店の主』がいます。では、そんな そろりについて見てみましょう。
● 『そろり』について
・『丸首のセーターにコットンパンツ。黒い厚手の胸当てエプロンをかけた背の高い男性』
・『三十代後半か四十代前半くらい』
・『寝癖のような縮れ毛』
・『黒縁の丸眼鏡』
こちらはどうでしょうか?小説に『喫茶店』が登場する作品は多々あり、そんなお店には必ず個性ある店主が登場します。例えば、望月麻衣さん「満月珈琲店の星詠み」の”エプロンを着けた大きな大きな三毛猫”のマスターなどインパクト最大級な存在が登場しますが、それに比べると店主・そろりは常識的なイメージという気もします。それは、ファンタジーっぽいけどファンタジーではない、というこの作品の独特な雰囲気感にはピッタリと言えるかもしれません。
そんなこの作品はコロナ禍を扱った作品でもあります。そして、その描写がかなり踏み込んでいるのも特徴です。二箇所ほど抜き出してみましょう。
・『渡した雑誌は数ページめくったっきりだ。紙類に付着したウイルスは二、三日は生存するらしい。週末まではこの雑誌は他の客に渡せない』。
・『ワクチンに関しては様々な意見があるのは知っている。接種するしないは個人の自由だと思うし、体質的に出来ない人もいる。未知のワクチンだから不安だという考えももちろん理解できる』。
いかがでしょうか?コロナ禍を描写した作品は多々ありますがこの作品はかなり細かい視点で相当の文字数を使って描いていきます。これには少し驚きました。私が読んできた小説の中でもコロナ禍に触れる描写の多さ、細かさは一、二位を争うレベルではないかと思います。この辺り、若干細か過ぎ、踏み込みすぎと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
また、この作品は上記した通り、人生に何かしら迷いや疲れを感じる女性たちが、ふらりと『喫茶ドードー』を訪れる先に何かを掴んでいくというストーリー展開を軸に展開します。私はこのような構成の作品を”起点もの”と呼んでいます。そんな”起点”は必ずしも喫茶店とは限りません。それこそが作家さんの腕の見せどころです。例えば、青山美智子さん「お探し物は図書室まで」では、” 残りの人生が、意味のないものに思えてね”など人生に思い悩む主人公たちが図書室の司書・小町を訪ねることに”起点”を見出します。また、瀧羽麻子さん「ありえないほどうるさいオルゴール店」では、”世界にたったひとつ、あなただけのオルゴールを作ってみませんか?”というオルゴール店への訪問を”起点”として何かを掴んでいきます。さらには村山早紀さん「コンビニたそがれ堂」は、”大事なものを探していて、それを心の底からほしいと思っている人だけ”がたどり着けるコンビニが”起点”を演出していきます。いずれも連作短編ですが、共通となる”起点”を作るのが場所や人、モノであるということ。そんな”起点”を元に主人公たちが再び前を向いて歩き出す…というのがそのストーリーです。そんな”起点もの”に属するこの作品はそんなお店を訪れる主人公たちにそれぞれの今にあったものが提供されていきます。それこそが、それぞれの短編タイトルに象徴的に記されているものでもあります。五つの短編タイトルをご紹介しておきましょう。
・〈第一話 自己肯定力を上げるやかんコーヒー〉
・〈第二話 心が雨の日のサンドイッチ〉
・〈第三話 自分をいたわる焼きマシュマロ〉
・〈第四話 森のおとしものと森のおくりもの〉
・〈第五話 幸せになる焼きリンゴ〉
例えば〈第一話〉では、主人公で翻訳家の小橋可絵はSNSに展開する『ていねいな暮らし』のような言葉に影響を受けるものの、その実践に疲れた日常を送っています。そんな中に訪れた『喫茶ドードー』で『なんか落ち着くなあ』という中にコーヒーを飲む姿が描かれていきます。そんな中に何かをつかんでいくというのが物語の大筋となります。これは、”起点もの”の王道とも言える展開です。一方でこの作品のオリジナリティを見るのが、”起点”となる場所『喫茶ドードー』を主人公が二度にわたって訪れるという点です。これは、少なくとも私が今までに読んできた”起点もの”の作品にはみられないものです。短編の中でそれぞれの主人公たちが二度訪ねるという中に主人公たちの心の内がどのように変化していくのか、一回目と二回目に提供されるものも異なります。そんな具合含めてこの効果はなかなかに絶妙です。”起点もの”はもう読み飽きた…とおっしゃる方にもこの新機軸で読ませてくださる標野凪さんの試みを是非体感いただきたいと思いました。
そんなこの作品は”起点もの”らしく、極めて前向きな考え方、主人公たちが顔を上げ前に進んでいくための言葉が綴られています。それは当然にそんな言葉を必要としていた主人公たちの元に届けられるものでもあります。例えば〈第二話 心が雨の日のサンドイッチ〉ではこんな言葉が綴られています。
『だから心が雨の日、つまり疲れ果ててしまったときこそ、考え方をぐるりと変えてしまえばいいんです。発想の転換ですよ。雨はつまらない、憂鬱だ、っていう考え方を、服装を変えれば雨は楽しい、愉快だ、ってね』。
短編タイトルに含まれる『心が雨の日』という言葉を起点に、悩み苦しみにどう対峙していくか、ヒントとなるような言葉を語りかけてくれる店主の そろり。この抜き出しだけではレビューを読んでくださっている方にどの程度響くものかはわかりません。しかし、主人公の世羅はもとより、そんな世羅の悩み苦しみを読んできた読者にこの言葉はスーッと入ってきます。それは決して強い言葉ではなくあくまでヒントを与えるもの。この作品ではこの点が一貫しています。
そして、この物語にはもう一つの仕掛けが用意されています。”起点もの”は、その”起点”の側には視点は移動しないという原則があります。あくまでそんな”起点”をきっかけとして再び顔を上げ前に向かって歩き出す主人公、そんな主人公に光が当たる物語だからです。しかし、この作品では、店主の そろりの側にパタパタと細かく視点が切り替わります。具体的には”*”のマークで区分された先に唐突に視点が切り替わります。
『そろりは冷蔵庫を開けて、庫内灯に照らされた庫内に頭を突っ込んで、食材を選び出しています。「きゅうりにタマネギでしょ。ハーブは絶対必要」とつぶやきながら…』
そもそもこの作品の〈第一話〉は、そろり視点から開始していますので、そろり視点に切り替わるという表現自体が逆とも言えますが、いずれにしてもこの切り替えによって読者は店主のそろりがどういった人物で…というイメージを掴んでいくことができます。それは、恐らくは多くの方にとって『喫茶ドードー』のイメージそのものであり、この店主込みで『喫茶ドードー』のイメージが形作られているとも言えます。そんな『喫茶ドードー』にホッとひと息つく物語は、最終的に五つの短編が繋がっていることにも気づかされます。”起点もの”の連作短編を読みたい!そんなあなたの選書候補に加えたい一冊、重すぎず、軽すぎず、そんな物語がここには描かれていたと思います。
『いらっしゃいませ。ようこそ喫茶ドードーへ』
店主の そろりにそんな言葉で迎え入れられる五人の主人公たち。この作品ではそんな主人公たちが『喫茶ドードー』で提供される飲み物、食べ物に”起点”を見つけていく物語が描かれていました。『おひとりさま専用カフェ』、『喫茶ドードー』を二度訪れるという点に個性を感じるこの作品。その一方で王道の”起点もの”が描かれていくこの作品。
行き詰まりを感じる世の中だからこそ、こんな『喫茶店』に行ってみたい!そんな風に感じるどこかまったりとした作品でした。続きを読む投稿日:2024.03.16
思っていたより、最近の繊細な問題にフォーカスを当てたような内容。ほっこり優しい気持ちになれる。カフェでゆっくり読みたい一冊。
投稿日:2024.05.19
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。