- 最新巻
記憶の中の誘拐 赤い博物館
大山誠一郎(著)
/文春文庫
作品情報
緋色冴子シリーズ第二弾。文庫オリジナルで登場!
赤い博物館こと犯罪資料館に勤める緋色冴子が、過去の事件の遺留品や資料を元に、未解決事件に挑むシリーズ第二弾。文庫オリジナル。
◎目次
夕暮れの屋上で
連火
死を十で割る
孤独な容疑者
記憶の中の誘拐
解説 佳多山大地
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- 赤い博物館
- 著者
- 大山誠一郎
- ジャンル
- 小説 - ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
- 出版社
- 文藝春秋
- 掲載誌・レーベル
- 文春文庫
- 書籍発売日
- 2022.01.04
- Reader Store発売日
- 2022.01.04
- ファイルサイズ
- 0.9MB
- ページ数
- 256ページ
- シリーズ情報
- 既刊2巻
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この作品のレビュー
平均 3.7 (19件のレビュー)
-
未解決事件の捜査書類や証拠品を保管する警視庁付属犯罪資料館、通称「赤い博物館」。
ミスにより刑事の花形・捜査一課から左遷された寺田聡の毎日は時効を迎えた事件の捜査資料を警察署から引き取り、QRコード…を貼ってデータベースと紐付けるという単調なもの。
だが稀に、館長・緋色冴子警視が『再捜査をする』の一声で当時の関係者に聞き込みをすることもある。法律上は時効が成立しているので犯人が分かったところで逮捕とはならないのだが『真実を暴く最後の砦』として出来る限り解決しようとしているらしい。
前作同様、今回も様々な事件の構図のある部分が引っ繰り返る瞬間が楽しい。
人物、事象、理由、原因、時系列…今回の事件は何がどう引っ繰り返るのかという興味で読んだ。
パターンとしては序盤に犯人視点の描写がチラッと入る。だがそれが真実とどう結びつくのかはまだ分からない。その後捜査資料にて事件の詳細が分かってくるのだが、疑問点があらわになるだけで主人公・寺田には事件の真相は全く分からない。だが『事件を再捜査する』と言った時点で緋色の頭にはある程度の真相が見えているようだ。
前作と違うのは、緋色が『赤い資料館』を出て寺田と共に聞き込みに出向いていること。コミュニケーション能力に難のある緋色は、前作では聞き込みは寺田に任せて自身はその結果を聞いて真相を明かすというパターンだった。緋色自身、何か思うところがあったのだろうか。
だが彼女の聞き込みは前作同様、一見不可解で寺田同様戸惑ってしまう。それが事件の真相とどう結びつくのかも楽しいところだろう。
捜査資料を読んだだけでなぜそれが分かるのか、緋色の頭の中がどうなっているのかこそ一番の謎だが、緋色はよくある名探偵キャラのように真実が分かるまでは考えを明かさない。緋色が『雪女』と寺田がこっそり呼ぶ沈黙キャラな分、守衛の大塚や清掃員の中川が補ってくれるから良いのだろう。
前作を読んで気になっていた、緋色が『赤い博物館』の館長となった理由、寺田が刑事に復帰する兆しなどは全くなかった。逆に言えばシリーズはまだ続くということだろうか。
※シリーズ作品
①「赤い博物館」レビュー投稿あり続きを読む投稿日:2022.06.26
シリーズ2つ目なのでまとめて読了
警察ものの小説(推理小説であってもなくても)もそこそこ読んできたと思っているが
死後硬直が始まるということを知ってはいてもそれが解けるのは知らなかった
推理は論理…的だが犯人の動機はとってもウェットなかんじ
館長が出歩くことを始め、1作目より登場人物の人間味増してる
人生を〈偶然〉が手引きする
〈必然〉で〈運命〉
と解説に載っており、心に残りました続きを読む投稿日:2023.04.21
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