サイエンス・テクノロジー
ヒルベルト空間と線型作用素
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あらすじ
※この電子書籍は紙版書籍のページデザインで制作した固定レイアウトです。ヒルベルト空間論と線型作用素論をわかりやすく解説した参考書本書は、ヒルベルト空間の基礎事項から始め、ヒルベルト空間上の線型作用素論に関する諸理論を、作用素論の全貌が見渡せるようわかりやすく解説するものです。さらに特論として、作用素論に関する最近の話題に言及しています。付録には、読者の理解を助けるべく、本書に関連する関数解析学の定理を詳解しました。近年注目されている量子コンピュータや量子通信といった量子情報理論は、量子力学を基礎としていますが、その量子力学の数学的定式化は、ヒルベルト空間論や線型作用素論に基づきます。また、機械学習や統計的学習の数理的な裏付けである再生核ヒルベルト空間の理論は、本書の内容が基礎となります。そのため、数学・物理学方面の理学系の学生・研究者はもとより、量子情報の研究者・学生にも役立つ内容となっています。※本書は、『数理情報科学シリーズ10 ヒルベルト空間と線型作用素』(牧野書店)を、オーム社より発行するものです。第1章 ヒルベルト空間第2章 ヒルベルト空間上の線型作用素第3章 スペクトル分解第4章 ヒルベルト空間上のコンパクト作用素第5章 作用素単調関数と作用素平均第6章 作用素特論付録 いくつかの基本定理文献ノート参考文献