浮浪雲(はぐれぐも)(58)
ジョージ秋山(著)
/ビッグオリジナル
作品情報
激動の幕末を、流れる雲のようにサラリと生きる“大江戸楽天人伝”。
▼第1話/迷(まよ)い子▼第2話/春の周辺▼第3話/梅春婦▼第4話/生きる▼第5話/人情橋▼第6話/よっぱらい▼第7話/お姑(かあ)さま▼第8話/人妻乱気流▼第9話/ご機嫌(きげん)よう▼第10話/人事異動 ●登場人物/浮浪雲(品川宿「夢屋」の頭。飄々とした遊び人)、おカメ(雲の妻。大らかな性格)、とっつあん(夢屋の番頭。実務にたけたやり手) ●あらすじ/近ごろ、気力がなくなってきた様子の新之介。学問所でも先生から怒られてしまう始末である。そんな新之介に渋沢先生は、三田屋の音次郎の話を聞かせる。今では更生した音次郎は、昔はかなりの放蕩息子であった。賭博の借金もかなりあり、やがて、店の金を持ちだし、家を出てしまうようになったというが・・・・・・(第1話)。▼日本一の廻船問屋「鈴木屋」の御曹司、宗一郎は、ある日父親に「愛人・美佐子と別れてくれ」と言い出した。美佐子は、本妻の籍を勝手に抜き、自身が本妻の座に収まり、息子である慶一郎を跡継ぎにさせようとしているようであった。そして宗一郎は、「鈴木屋の跡は継がない」と言い、家を出てしまう。美佐子は医者を目指している慶一郎に、「商いは私が教えるから」と、鈴木屋の跡を継ぐよう説得するが・・・・・・(第2話)。▼牢屋に入っている老人・正次郎の元に、雪路という女から毎日差し入れが届いていた。だが当の正次郎は雪路には心あたりがない。一方、役人の孫三郎は、ごろね奉行に正次郎釈放を懇願していた。この二人の間には過去、何がしかの接点があるようであるのだが・・・・・・(第5話)。
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商品情報
- シリーズ
- 浮浪雲(はぐれぐも)
- 著者
- ジョージ秋山
- 出版社
- 小学館
- 掲載誌・レーベル
- ビッグオリジナル
- 書籍発売日
- 1997.08.30
- Reader Store発売日
- 2021.05.21
- ファイルサイズ
- 48MB
- シリーズ情報
- 全112巻
※この商品はタブレットなど大きなディスプレイを備えた機器で読むことに適しています。
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