メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち
シオドラ・ゴス(著)
,鈴木潤・他(訳)
/新☆ハヤカワ・SF・シリーズ
作品情報
ヴィクトリア朝、ロンドン。父に続いて母を亡くした令嬢メアリ・ジキルは、母が「ハイド」という名前の人物に毎月送金をしていたことを知る。ハイドというのは殺人容疑で追われているあの不気味な男のことだろうか? メアリは名探偵シャーロック・ホームズと相棒ワトソンの力を借りて探り始めるが、背後にはさらなる巨大な謎があった。メアリのもとに集うのは、ハイドの娘、ラパチーニの娘、モロー博士の娘、フランケンシュタインの娘といった“モンスター娘”たち。彼女たちは力をあわせ、謎を解き明かすことができるのか? さまざまな古典名作を下敷きに、一癖も二癖もある令嬢たちの冒険を描くローカス賞受賞作。解説/北原尚彦
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商品情報
- 出版社
- 早川書房
- 掲載誌・レーベル
- 新☆ハヤカワ・SF・シリーズ
- 書籍発売日
- 2020.07.16
- Reader Store発売日
- 2020.07.16
- ファイルサイズ
- 1.6MB
- ページ数
- 480ページ
- シリーズ情報
- 既刊4巻
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この作品のレビュー
平均 4.0 (21件のレビュー)
-
『メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち』はい!もう面白い!もう楽しい!
え?わからない?
なんだよもう勘の悪い子たちだなー!
じゃあ、大負けに負けて登場人物紹介しますね
メアリ・ジキ…ル…主人公。ジキル博士の娘。原典はスティーヴンソン(1850〜1894)の『ジキル博士とハイド氏』(1886)ジキル博士は優秀な科学者という設定で、メアリも聡明なレディ
ダイアナ・ハイド…ハイド氏の娘。ハイド氏の血を受け継いでか小柄で粗暴。ご存知の通りジキル博士とハイド氏は同一人物なので…
キャサリン・モロー…本作の執筆者(という設定)。モロー博士の娘。元ピューマの猫娘。原典はH・G・ウェルズ(1866〜1946)の『モロー博士の島』(1896)
ジュスティーヌ・フランケンシュタイン…フランケンシュタインの娘。女巨人。原典はメアリー・シェリー(1797〜1851)の『フランケンシュタイン』(1818)誤解されることが多いがフランケンシュタインはモンスターを生み出した創造者の名前で怪物は名無し
ベアトリーチェ・ラパチーニ…ラパチーニの娘。毒娘。ラパチーニは植物学者。原典はホーソーン(1804〜1864)の『ラパチーニの娘』という短編。
ホームズ&ワトスン…言わずとしれた名探偵と助手。原典はコナン・ドイル(1859〜1930)の『緋色の研究』(1887)
この登場人物がロンドンを舞台に繰り広げる冒険活劇なわけです!
ね、面白くないわけがないでしょ?w
それにしてもこの設定ですよ
これ、プロには無理な設定ですよね
この大ぶろしきはプロには無理
実際作者のシオドラ・ゴスは本作が第一長編なので、これを書いたときにはほとんど素人みたいな感じだったんだと思うんです
もう作品全体から漂う同人誌臭
え?誉め言葉ですよ?
同人誌ってめちゃくちゃ楽しいでしょ!続きを読む投稿日:2023.06.16
こういう書き方あるんだぁ。
合間合間に入る、娘っこたちのツッコミが面白い!
外国作品にある、独特の言い回しで混乱することなく読めた。訳者さんのワザかな?
シャーロックホームズからジキルやハイド、Dr.…モローも出てきてかなり楽しめました。ただ、お恥ずかしながらラパチーニの娘は知らなかった…ルパン三世の第1シリーズにこんなエピソードあったけど、これが元ネタなのかな?
ヴァン・ヘルシングの名前が出てきて、どうなるのかなぁと思ってたら、続編に!
2作目も読むぞー!続きを読む投稿日:2023.08.15
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