今夜、世界からこの恋が消えても
一条岬(著者)
/メディアワークス文庫
作品情報
僕の人生は無色透明だった。日野真織と出会うまでは――。 クラスメイトに流されるまま、彼女に仕掛けた嘘の告白。しかし彼女は“お互い、本気で好きにならないこと”を条件にその告白を受け入れるという。 そうして始まった偽りの恋。やがてそれが偽りとは言えなくなったころ――僕は知る。「病気なんだ私。前向性健忘って言って、夜眠ると忘れちゃうの。一日にあったこと、全部」 日ごと記憶を失う彼女と、一日限りの恋を積み重ねていく日々。しかしそれは突然終わりを告げ……。唐突にやってくる衝撃の瞬間。その先に待つ驚きの結末に、読む人すべてが感動に包まれる!第26回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》受賞作!
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商品情報
- シリーズ
- 今夜、世界からこの恋が消えても
- 著者
- 一条岬
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- メディアワークス文庫
- 書籍発売日
- 2020.02.22
- Reader Store発売日
- 2020.02.22
- ファイルサイズ
- 6.1MB
- シリーズ情報
- 既刊2巻
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この作品のレビュー
平均 4.3 (125件のレビュー)
-
2023.1.11 読了 ☆8.4/10.0
ずっと読みたいと気になっていた本です。
大好きな写真家さんの写真がカバーを飾り、装丁がとても美しいです。
本作で、一条さんがテーマとした「手に入れる…こと」と「失うこと」。
物事のどこに目を向けるかで、どう捉えるかで、その人の生き方や感じ方が変わってきます。
新しいことに向おうとする真織、人を幸せにしようとする透、人の苦しみや痛みを抱えようとする泉。
それぞれに何かを失い、何かを手に入れているのでしょう。
生きていれば、人は失う。大切な人を、大切なものを。
だけど、その悲しみや苦しみはずっとは続かない。
受け入れて、前を向き、立ち直った時、その大切な人やものは、その人の中で生まれ変わり、生きることができる。
心の中で、描き続けられる。
失うことは怖い。だからこそ、いつか失うかもしれないと想像しながら、そのありがたみや今ある小さな幸せに気づいて、抱きしめてあげたいと、そう思えました。
あとがきの言葉がすごく印象的です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
“生の中に死が含まれているように、人はあらゆるものを得る傍らで失ってもいます。失って初めて、そのものが持つ本当の価値に気付いたりします。
健康もそうです。風邪をひいて損なってから、その大切さに気づく。
人との関係もそうです。失くしてようやく、得難い関係だったと知る。
取り返しがつくものもあれば、つかないものもある。
人生は一度きりなのに、失くして気付いた頃にはもう遅い。
私はある時期から、今当たり前に持っているものについて、いつか失くすものだと考えるようにしました。
それは決して、悲観的になっているわけではありません。失くすかもしれないと想像することで、それをより一層大切にしたいという気持ちになるからです。
今一緒に仕事をしている人も、いつか接点がなくなり顔を合わせることすらなくなるかもしれない。なら今の時間や関係性を大切にして、親切にしたい。
今遊んでくれている友人も、いつか距離や時間を置いて疎遠になることがあるかもしれない。なら今を精一杯楽しんで、感謝して笑い合っていたい。
家族や大切な人ですら永遠はない”
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今、私たちが生きる上で当たり前にもっているものは、いつか失ってしまうもの。
だからこそ、心を込めて大切にしたい。
心からそう思わせてくれる一冊でした。続きを読む投稿日:2024.01.11
このレビューはネタバレを含みます
面白かった。二人のその日限りだけど、その日限りではない恋が、すごく切なくて美しかった
レビューの続きを読む
ただ、よくも悪くも普通ではあった。最後に片方が亡くなってしまうなど、こういう青春小説にありがちな展開とありがちな文…章ではある。その上で、とても好きな雰囲気だった続きを読む投稿日:2024.04.03
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