マンハッタンの狙撃手
ロバート ポビ(著)
,山中 朝晶(訳)
/ハヤカワ文庫NV
作品情報
記録的な寒波に見舞われるマンハッタンで連続狙撃事件が発生。天才的な空間把握能力を持つ元FBI捜査官の物理学者ルーカスは、かつての同僚の要請で捜査の前線に舞い戻る。犯行が移動中の被害者の頭部を正確に撃ち抜いた長距離狙撃であることを突き止めるがその直後、さらなる犠牲者が出てしまう。犯人に関する憶測が飛び交う中、ルーカスが辿り着いた真相とは・・・・・・摩天楼で繰り広げられる頭脳戦を鮮やかに描いた傑作!
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商品情報
- シリーズ
- マンハッタンの狙撃手
- ジャンル
- 小説 - ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
- 出版社
- 早川書房
- 掲載誌・レーベル
- ハヤカワ文庫NV
- 書籍発売日
- 2019.09.05
- Reader Store発売日
- 2019.09.05
- ファイルサイズ
- 1.6MB
- ページ数
- 544ページ
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この作品のレビュー
平均 3.9 (9件のレビュー)
-
パッと見「リンカーン・ライムシリーズ」だが、中身は「ジョー・ピケット」寄りの
淡々と捜査していく
欧米社会の暗部が根底にある物語
海外ドラマ好きで
海外のスリラー読んでみようかな?
という人にはうっ…てつけ。
慣れてるひとには
「あらこのパターンね」という感じの本
雪の吹き荒れるマンハッタンで
特殊な空間把握能力を持つ
元FBIの物理学教授 対 連続狙撃犯との頭脳戦
とある。
「見たものが全て数値に変換される」能力は
ドラマ「touch」にも似たような能力が出てきた(あちらは更に進んで事象の規則性も見えて過去や未来までまで予測する強力なモノ)のでそんなに違和感はなかったのですが
捜査に使われ始めると、やはりだんだん
「なんで?」となって読み返す事が何度かありました。説明が見当たらない。
冒頭の狙撃位置を特定する際
映像化を意識してるのか
ある時期から流行りのテレビドラマでよくある主人公の脳内で証拠が頭を駆け巡り、物事が全て数字に変換される
「推理してます感」のある描写が出てきたあたりで、おやおや…となり面白くならないかもと不安になりました…
ジェフリー・ディーヴァーの
「コフィン・ダンサー」の様な
探偵 対 暗殺者の攻防というイメージがタイトル見た時から頭にあって、比べてはいけない
と思うけどそれは不可能
隻眼、隻腕、片足が生身で義眼、義手、義足で
元FBIと来たらどうにも
リンカーン・ライムを思い浮かべてしまう…
なんだかライムが完治して、アメリアと暮らして養子を迎えたらこんな感じの夫婦になってしまうのかも?とか嫌な想像してしまい、このあたりで変な汗をかいてきました…
(もっと仕事だけの男になるだろうけど……今もそうか)
でも、読み進めると
辞めた人間を復帰させるとか…
傷を抱えた人間が再生に向かおうとする姿とか…
良さげな脇役、ヒリヒリする夫婦のやりとり(事件だけではない問題)
テンポよく余韻を残しつつの場面切り替え、ベタだけどだいたいの欲しい要素が詰まっててなかなかイケる。
外に出て捜査もできるので
「安楽椅子探偵」ではない。
たまに生身の方の足に痛みを感じる普通の捜査官と同じ。
(描写としてはアメリアの持病の方が痛そう)
特殊な能力も、最初に「彼にはこう見えていますよ」を示してくれただけで、能力で万事解決という展開にもならず一安心。
説明が無いのではなく一瞬で射程位置等が見てわかる。
読んでいるうちにアメリカの抱える問題(銃社会、白人至上主義、マスメディアが機能してない等)色々詰め込んでる印象を受けたが、主人公自体も障害者として理解されない場面にあったり、彼の相棒兼FBIのお目付役であるウィテカー捜査官もまた黒人として操作中に差別を受けるも、事件に向かう姿が好印象だった。
やはり「身体を失った過去」については触れられていないので続編を期待するが、この主人公の能力に対する敵として狙撃犯はベストだったので、このパターンをいかに超える作品になるのか期待して待ちたい。
あと、やたら濃ゆい脇役が居て
解説を読むと別作品の主役達らしい
そちらも訳されたら読んでみたい。続きを読む投稿日:2019.09.20
数学(天文学)の天才的頭脳を持つハンディキャップのあるFBI捜査官が狙撃手の犯人を追跡するストーリーは捜査の進展に沿って淡々と語られていくが、中盤に至っていきなり衝撃的な展開となり一気にギアを上げてい…く。作者は事件を巡る報道(FOX、CNN)や関係者(反イスラム、反銃規制)のおぞましさも容赦なくさらけだすが、同時に真実を見いだすこと、家族を持つことの大切さを説いている。
ちなみに続編が昨年出ており、来年には第三作の出版が予定されているそうです。
【蛇足】訳者はトランプ政権下の社会状況を描写していると言っているが、作者は黒人大統領誕生以降の社会現象(白人ナショナリズム)と書いており、ミスリードと勘ぐられるかも‥…続きを読む投稿日:2021.01.16
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