フレグランスジャーナル (FRAGRANCE JOURNAL) (No.457)

作品情報

【特集】活性酸素の皮膚への影響と抗酸化剤による制御

活性酸素は身体に様々な影響を与えることがわかっています。皮膚に対してもその影響の及ぶところです。活性酸素が増加するとシミ・シワなど肌のトラブルに対するリスクを高めることになります。今回の特集では、抗酸化のメカニズムと皮膚に対する作用、その防御についてまとめています。

■アスタキサンチンの活性酸素種除去作用非依存性紫外線誘導炎症，異常角化，色素沈着，シワ・タルミ関連シグナル抑制メカニズム―抗酸化剤のストレスシグナル抑制メカニズムの新局面
　・・・宇都宮大学バイオサイエンス教育研究センター　芋川玄爾
■皮膚の乾燥にかかわる酸化的ループの提案
　・・・東京工科大学応用生物学部　正木仁
■活性酸素種と抗酸化物質
　・・・東京工科大学応用生物学部　藤沢章雄
■抗酸化物質が持つ抗酸化能あるいはフリーラジカルに対する消去能はどのように評価すべきか：レスベラトロール及びローズマリーの例
　・・・岡山大学大学院自然科学研究科（理学部兼担）　末石芳巳
■抗酸化機能を有するエルゴチオネインのシステイン生産大腸菌による発酵生産
　・・・筑波大学国際産学連携本部高細精医療イノベーション研究コア　大津厳生・河野祐介，北海道大学大学院工学研究院応用化学部門　佐藤康治・大利徹
■フラーレンの抗酸化作用と化粧品への応用
　・・・ビタミンC60バイオリサーチ研究開発本部　伊藤雅之
■大気汚染による皮膚への酸化ストレスの影響とその抑制素材について
　・・・香栄興業　中西智洋・金澤奈奈江
■ブドウ種子ポリフェノール「プロアントシアニジン」が持つ抗酸化機能と皮膚への有用性
　・・・キッコーマンバイオケミファ企画開発部鴨川技術開発グループ　松井圭子・原千晶・渡邉誠
■活性酸素種を緩和させる新タイプ抗酸化
　・・・The Dow Chemical Company　Kinjal Joshi ・Fabienne Bizeray・Yujing Tan・上土井優香
■クコ乳酸菌発酵液の抗酸化能とトータルアンチエイジング化粧品原料としての可能性
　・・・サティス製薬　林怡宏・望月慶太・五明秀之・岩井一郎

〔日々粧進〕
○未発掘資源，梨葉はポリフェノールの塊
　・・・鳥取大学大学院連合農学研究科教授　児玉基一朗

〔新原料〕
○スキンマイクロバイオータバランサー「Skinolance（スキノランス）」（エボニックジャパン）

〔Topics〕
○独自の経皮吸収技術を生かした“貼る”サプリメント「貼るラボ」4 アイテムを発売（コスメディ製薬）
○経営改革への挑戦を語る　互いを刺激し，高め合う，“共創”がカギ（ポーラ）
○第68 回全国セミナー開催（日本毛髪科学協会）
○LIPOID Kosmetik 社原料セミナー開催（エイチ・ホルスタイン）
○シラブ社最新テクノロジーセミナー開催（セティ）
○インドネシア政府公認ハラール認証研修説明会開催（矢野経済研究所）
○記者勉強会・新製品発表会開催（ユースキン製薬）

〔学会報告〕
○日本化学会第98春季年会

〔翻訳〕
○全曝露，これからのサンケアは全光線防御
　・・・Coty-Lancaster　Marc Pissavini・Cecile Robert・Muriel Pujos・Olivier Doucet

〔連載〕
○品質保証大戦略（32）：セットメニューに外れなし
　・・・SHONAN T.Q.M 研究会　和田孝介
○化粧品合成高分子（63）：クオリアの秘密
　・・・東京農業大学客員教授　島田邦男，元ディナベック知財広報ライセンス室長　矢野嘉宏
○中国市場に挑む（37）：日中交流，より活発に
　・・・日中化粧品国際交流協会理事長　楊建中※各種権利等により、デジタル版には写真が非表示または記事そのものが収録されていない場合がございますのでご了承願います。