- 最終巻
本屋の鬼いさん3
ももたん(著者)
/B's-LOG COMICS
作品情報
退屈を持て余す神々が己の娯楽のため地上にひとつの本屋を創った。そこは神様や妖怪、たまに人間もやってくる本屋――その名を九十九屋書店。一風変わった本屋さんを舞台に人間+鬼たち扮する書店員が日々奮闘中♪しかし、急激に台頭する電子書店・taizanに顧客をとられ、九十九屋書店と高天原書店は売上が下がり赤字必至。このピンチを桃太郎と鬼たちは乗り越えられるのか・・・・・・。書店業界の未来をかけて、taizanVS九十九屋書店の熾烈な戦いが今、始まる――(?)鬼ですが、店頭フェアします! 鬼ですが、在庫管理します! 鬼ですし、戦います!鬼才・ももたんが贈るハイテンションギャグコメディここに完結!!
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商品情報
- シリーズ
- 本屋の鬼いさん
- 著者
- ももたん
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- B's-LOG COMICS
- 書籍発売日
- 2017.11.01
- Reader Store発売日
- 2017.11.01
- ファイルサイズ
- 48.7MB
- シリーズ情報
- 全3巻
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この作品のレビュー
平均 5.0 (1件のレビュー)
-
正直な気持ちを、ここでぶっちゃけていいのなら、お言葉に甘えよう
マジか~、勘弁してくれよ、ふざけんなぁあ
この(3)を書店で見つけられた時の歓喜、興奮、達成感と言ったら、(2)の時の、軽く10倍はあっ…た
けれど、まさか、この(3)が『本屋の鬼いさん』の完結巻であるとは、ちっとも予想していなかったので、マヂに貧血になりかけた
それこそ、『スモーキング』(5)に劣らぬショックだった
いや、『スモーキング』の方は、まだ、ヤングマガジンで途中まで読んでいた。何より、巻数が『本屋の鬼いさん』より多いので、今、考えてみると、『本屋の鬼いさん』の方が強いぞ
ただ、ショックな事にはショックなんだが、嫌な悲しみは意外に引きずってないのも事実だ
何せ、ハッピーエンドだったからな。このラストにグッと来ておいて、グチグチ言うなんぞ、漫画読みの風上に置けない行為だろう
基本的には、本屋の大変さと楽しさ、やりがいを全力押ししてくる、ノリのいいコメディだったが、その魅力に読み手が浸れたのは、ストーリーの軸もしくは土台に、人と鬼、種族の壁だけでなく、時間や運命すら越えた篤い友情があったからだろう
単なる、本屋が舞台のコメディだ、と思って、全3巻を一気読みした漫画読みは、間違いなく、私以上に泣かされるだろうな
前巻から兆しのあった、紙書籍派vs電子書籍派、九十九屋書店vsネット書店・taizanの戦いが、意外と激しくなく、それでいて、とんでもない決着の付き方になっている点も、最高だった
電子書籍が便利なのは、百も承知だし、オタクにとっては利点が多い、と思う。その上で、やっぱり、私は、これからも、紙の本を読み、買い続け、感想を書いていこう、と思う
やっぱり、頁は自分の指で捲る感触が欲しいんだよなあ
また、茨木童子のオカンが、この(3)で満を持して登場しているんだが・・・何っつーのか、子も凄ければ、親は輪をかけて半端ないっていう、浅い感想しか搾りだせないほど、インパクトがあった
まぁ、店長の正体は、更に仰天するものだった訳だが。これまでの事を思い出せば納得できるが、予想してもいなかったな
あえて、もう一度、言いたいが、ほんと、ハッピーエンドで良かった
「いつか、また、どこかで」ってパターンも嫌いじゃないんだけど、やっぱ、漫画読みとしちゃ、作中でしっかり、望んでいた形の物が見たいんだよ。それを叶えてくれたももたん先生には、感謝のみ
この台詞を引用に選んだのは、桃太郎の成長が、特に強く見えたからだ。私には、彼のように、好きなものに本気で向き合う覚悟がなかったんだなぁ、と打ちのめされたってのもある。だから、今は好きな事から逃げて後悔したくないので、小説家を地道に目指している。まぁ、こればっかりは祈ってるだけじゃ、どうにもならないから、努力あるのみだ続きを読む投稿日:2018.02.13
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