- 最終巻
ソルジャーボーイ(7)
佐々木守(原作)
,川原由美子(作画)
/ちゃお
この作品のレビュー
平均 5.0 (1件のレビュー)
-
で、これまた我が人生において一、ニを争うほどはまった漫画。男装の麗人設定だぜ〜!!
オタク界で常識アイテム扱いされてる観用少女の作者の川原由美子が作者です。でも原作付き。
ハーレム育ちのヒロイン(遊)…が大スターだった亡き母親の夢を叶える為、正体を隠して男として日本でデビュー!嗚呼・・・しかし最大のライバル龍に惚れちゃったりして悲しい片想いをしたり、大手芸能プロダクションから執拗ないらがらせを受けたり、うっかり女だとばれちゃったり、父親が名乗り出て来たり、交通事故にあったり、記憶喪失になったり、芸能界永久追放になったり、龍と一緒にやって行くことになったり、マグロ漁船だったり(?)、男嫌いになったり、まあいろいろと今で言う韓流ドラマのようなノリだと思っておけば間違いないです。
もうねえ、一言で言うならドラマチック。過ぎる。話が展開するたんびにまたまたステキ設定になるんだけど、それがまたステキで・・・!キャーvなんてことー龍とライバル同士に!?キャーどうなるのー!!??と幼い胸を一々かき乱したものです。
でもこれはその後もずっと好きでして、その後読み返したら、そうか・・・!私がこんなにもはまってたのはこういう側面もあったからなんだな・・・!と新たな発見があったりも。
大体さ、「ちゃお」なんて雑誌で連載してたのに、周りからプカプカ浮いててさ、暗いのなんの。遊くんは本当に暗い。こういうはちゃめちゃ設定なんだから、もっと破天荒な性格でも良かろうに、とか思うんだけど、鬱々としてる。なんか自分探し?と言えば自分探しなのかもしれない。
遊くんは、自分を見出した社長が「男の方がイケる!」と見たから、と言う理由で男として売り出すことになったんだけど、自分が女らしい容姿をしてないこともコンプレックスだったりして、そんでもってもて遊ばれて捨てられた母親を見てきたから、女の無力さを痛感していて、男に対する対抗意識が強くって、なのに自分はそんなことない!と思っていたのに気が付いたら龍のことが好きになっちゃっていて自分はどうして女なんだろう・・・とズーンと落ち込んだりしててさ。
いやー特にこことか読み返しててすっげえな!と思いましたわ。フツー少女マンガでさ、私あの人のことが好きなんだわ!て発見するシーンって、はにかんだりしてて幸せな空気に包まれてるもんじゃないですか。でも遊くんの気付いたというか気付かされたところのシーンは暗い。とっても暗い。
遊くんは自分が女であるってことを認められなくって生きてきて、男がなんだ!一人でも生きていける!て息巻いてたのにさ。なのに自分も男のことが好きになっていた。母さんと同じだ・・・。結局は自分も弱い女なんだ・・・・・。諦めと共に受け入れる、と。もうしびれるよここ!!
一番ヒイイイー!!!!と思ったのは、あれですね、龍に「インペリアルホールに立てなくなるぞ」って言われて、それでもいいよ、って返すとこ。あそこがもんのすごーーーーーーーーく!嬉恥ずかし照れ笑いを浮かべていて、あんなにマンガを読んでいてむずがゆい気分を味わったことはない。ギャー!そんなにも自分の「女」を認めていいんですかー!!!!
で、徹底的に遊と龍が対等に描かれてるのがツボなんだなあ・・・と思った。まさしくライバル。なのに片想いしちゃってるの。嗚呼!
うっかり遊くんが男だったら・・・と考えたら、も、萌えるかも・・・!!と思ってしまったことは否定したい。が、そうだよな・・・わたしがホモで好きな設定これだもんな・・・。原点がここに・・・。
絵も好きです。でも変わりようがものすごく激しい。最初の1、2巻くらいはあんまり。3巻がかわいくなって、4巻がかっこよくなって、5巻以降はおしゃれ系?5巻以降の構図とかもすんげー好きだったな〜。影響受けまくりだったよな〜。
あと、これ終わり方がどう考えても打ち切りなのが悲しい。雑誌買ってたけど、別に人気はあったみたいだし、なんらかの事情があったんだろうけど、唐突に終わちゃって未だに心残りよ。終わる直前でのシチュエーションもすげ萌えだったので口惜しい。
なんか、この作品以降ってあんまり少女マンガで男装の麗人設定見かけなくなったなーと思う。この頃はわりとほいほいあったのに。
やっぱり男装の麗人って、女の自分を女と認めたくない気持ちとかが働いてたのかなあ、って思う。男に対するルサンチマンとか。やっぱり女が強くなって、女性性をアピールしてはばからなくなったから、少女漫画から男装の麗人が消えたのかなあ、と思ってみた。続きを読む投稿日:2007.07.08
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