ミツハの一族

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作品情報

未練を残して死んだ者は鬼となり、村の井戸の水を赤く濁す、そう言い伝えられている北海道・白石村小安辺。このままでは水源は涸れ、村は滅んでしまう。未練の原因を解消し、鬼を常世に送れるのは、“ミツハ”と呼ばれる八尾一族の「烏目役」と「水守」の二人のみ――。大正12年、烏のように黒々とした瞳を持つ、帝国大学医学部に通う八尾清次郎に報せが届く。烏目役の従兄が死んだと。墓参りのため小安辺に赴き、初めて水守の屋敷を訪ねた清次郎は、そこで美しい少女と出会う。過酷な運命を背負わされた二人の姿を鮮烈に描いた連作ミステリ。／解説＝太田忠司

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商品情報

シリーズ: ミツハの一族

著者: 乾ルカ

ジャンル: 小説 - ミステリー・サスペンス・ハードボイルド

出版社: 東京創元社

書籍発売日: 2017.06.23

Reader Store発売日: 2017.06.21

ファイルサイズ: 1.6MB

ページ数: 302ページ

以下の製品には非対応です

PlayStation®Vita

¥682（税込）

ミツハの一族

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日本のミステリー・サスペンス小説

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このレビューはネタバレを含みます

北海道大学の件を読んで、作者は男性だと思い込ませていたのだが……読み終えて、やはりそちらの方向に行くのかと(男性作者ならあまりそういう方面にはいかないはすだという思い込み等)思っていたら、そうか、やっぱり作者は女性か。
それならこういうテイストになるのも頷ける。

あまり得意ではない男色方面に気をとられかけては立て直し……しかし、思い残しを解決していくくだりはホロリとさせられた。

水守は少女じゃないからお決まりの方向ではなく神聖なものとしておかしがたく存在させられたのだろうけれど。

一度読み始めれば先が気になり出す面白さがあります。

水守の目のイメージは藤竜のラインハルト様の目のイメージ。

知の光か。

それにしても清次郎は、なぜあんなにも何度も水守の顔をカンテラで照らせるのか。
嫌がらせだよね？
自分が見たいだけで相手に眩しくて嫌な思いさせるのはいかがなものかと思う。

この作者さんは循環させるのが好きな作者さんだな。
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投稿日：2017.10.05

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