入らずの森
作品情報
陰惨な歴史が残る四国山中の集落・尾峨に赴任した中学教師・金沢には、競技中の事故で陸上を諦めた疵があった。彼の教え子になった金髪の転校生・杏奈には、田舎を嫌う根深い鬱屈が。一方、疎外感に苛まれるIターン就農者・松岡は、そんな杏奈を苦々しく見ていた。一見、無関係な三人。だが、彼らが平家の落人伝説も残る不入森で交錯した時、地の底で何かが蠢き始める・・・。ホラーの俊英が、ミステリ要素満載で贈るダーク・ファンタジー。
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商品情報
- シリーズ
- 入らずの森
- 著者
- 宇佐美まこと
- ジャンル
- 小説 - ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
- 出版社
- 祥伝社
- 掲載誌・レーベル
- 祥伝社文庫
- 書籍発売日
- 2012.03.12
- Reader Store発売日
- 2017.05.02
- ファイルサイズ
- 3MB
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この作品のレビュー
平均 3.5 (19件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
怖がりの癖して、なんでこんな本を次々に買ってしまうのか。帯には「注意!夜一人で読まないでください」とあるし、こんな表紙の本が家の中にあるというだけでも怖いのに。カバーをしっかりかけて、しかも酔っぱらっていたら怖さも感じないかもしれんと思い、お酒を飲みながら読みはじめました(笑)。結果、しらふでも大丈夫です。終盤は怖いどころか、いい話で泣きそうにすらなりました。
レビューの続きを読む
愛媛と高知の県境近くの山間の村。まもなく廃校になる中学校に赴任した圭介。廃校にあたり、みんなの思い出になるものをつくろうと、各学年テーマを決めて取り組むことに。圭介が受け持つ生徒たちは、歌い継がれてきた校歌の由来について調査を開始するうち、村人たちから「不入森」と呼ばれる森に平家の魂が閉じ込められているという噂があることを知る。さらにはこの一見のどかな村で、数十年の間に二度も殺人事件が起きていると聞かされる。いずれも村で疎外感を抱いていた人物が犯人で、突然気が狂ったようになり、猟奇殺人に及んだという。
何かが潜む森の話なら、三津田信三の『ついてくるもの』に収載されている「八幡藪知らず」のほうがよほど怖い。ホラーの苦手な者にとって、怖い以上に物語として面白いかどうかが読みたい気持ち持続の決め手となるわけですが、怖さの点ではたいしたことがありません。都会で心が折れて田舎暮らしをはじめた隆夫という男が次第に狂っていく過程がいちばん怖い。表紙となっているのは、両親が離婚して祖母が暮らすこの村へとやってきた、金髪の不良少女・杏奈。それがわかればこの表紙も怖くない。彼女と同級生たち、それに祖母に終盤泣かされます。こんなホラーなら大歓迎!と思ったのですけれど。
このエピローグは個人的には要らないと思う。せっかくいい話だったのに、エピローグで一気に世俗的に。ホラーとしてはこんな〆のほうがいいのでしょうけれども、私はその前で終わっておいてほしかったなぁ。投稿日:2017.08.18
四国の小さな集落に赴任した若い体育教師、東京から転校してきて祖母の家に暮らす女子中学生、田舎暮らしを夢見て移住した定年後の夫婦、それぞれが語り手となって話は進んでいく。
体育教師は本当は教師になりたく…なかったとか向いていないのではないかなどの悩みを持ち、女子中学生は5人の同級生たちと馴染もうとしない、移住夫婦の妻は集落に溶け込んでいるが夫は距離を置かれている、という状況のなかで、元々は平家の落人の里だったとか、その昔陰惨な殺人事件があったとか、初代の校長が突然人を殺したとかいろんな話が絡んで、さらに山の森から得体の知れない何かが姿を現し始める。
半分ぐらいで読むのが苦痛になって最後まで読めなかった。なのでなにが起こってどんなエンディングなのかわからない。とにかく全然おもしろくない。
大きな事件への伏線なのだと思うが、要素がありすぎるのと散らされているので、話が入ってこない。続きを読む投稿日:2019.11.03
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