僕のジョバンニ(1)
穂積(著)
/月刊flowers
作品情報
海難事故に遭い、暗い海原を漂い、死の淵にあった郁未。彼を岸まで導いたのは、鉄雄が弾くチェロの”音色”だった--。
鉄雄の家で暮らすようになった郁未に、鉄雄がチェロを教え始めたことで、少年たちの未来が大きく動き始めたーー!!
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商品情報
- シリーズ
- 僕のジョバンニ
- 著者
- 穂積
- 出版社
- 小学館
- 掲載誌・レーベル
- 月刊flowers
- 書籍発売日
- 2016.12.09
- Reader Store発売日
- 2017.01.06
- ファイルサイズ
- 36.6MB
- シリーズ情報
- 既刊5巻
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この作品のレビュー
平均 3.9 (15件のレビュー)
-
やっと読めた
凄かった、の一言しか出ない
尾田栄一郎先生や藤田和日郎先生、または羽海野チカ先生、CLAMP先生とは違うのだけれど、確実に近しい怪物性が、穂積先生の中にはある
この先生は一体、どれだけの…伸びしろがあるんだよ
『うせもの宿』で、限界を突破できる人だって確信を得る一方で、それは命そのものを削りそうだって危惧があった。なので、次回作を期待する一方で不安を覚えていた
この『僕のジョバンニ』を読んで、私は嬉しくなる一方で、背中が寒くなってしまった。穂積先生は、意識して、命を燃やしてイイ作品を描いてるんじゃないだろうか
読み手としちゃ、それは最低の行為だから止めろ、とは言えない。良い作品を読めなくなるのは辛いのだけど、極端な話、自分の命の使い方は自分だけが決めていい。自分が満足できる作品を完成させて逝く、そう決めてるなら、寿命を才能に放り込んで、より燃やす様を、こちらとしちゃ下唇を噛んで見てるしかない
もちろん、これはファン失格かもしれない。けど、もっと面白い漫画を描いてくれ、そう願うのが漫画読みの業だ
そんな穂積先生が、こんな歪んだファンに向けて描いた今作のテーマは、「才能」だろうか。『さよならソルシエ』も主題は「才能」だったが、こちらは、どちらかと言えば、持たざる者が持つ者に嫉妬する、そんな感じだった
この『僕のジョバンニ』にも、そんな雰囲気はあるものの、根本的なところは「天才の孤独」だろう
天才は孤独を覚えて苦しみ、それを昇華させて芸術を生み出す。しかし、それは普通の天才。バケモノ、そう評すべきタイプの天才は、自分が孤独である事に気付かず、または露にも止めない。認められない悔しさや寂しさ、と言った強い感情を、作品を生み出すのに必要とせず、「楽しい」だけで何でも出来てしまう。そして、そんな無邪気さで、普通の天才に更なる孤独を強いる
二人の天才、その間にある圧倒かつ絶望的な差もしくは壁
ありきたりな内容、そんな事は読んだら言えなくなる
この作品で穂積先生を知ったのなら、あまりの圧に吹っ飛ばされ、ファンにはなれない、と思っちゃうかもな
何せ、『式の前日』、『さよならソルシエ』、『うせもの宿』を読んで、拙いなりに感想を書かせてもらった私ですら、ガードも出来ず、打たれまくり、読み終わった後、立ち上がる事が出来なくなってしまったのだから
実際、代表作三つも未だに、私の急所をエグる実力がある。このシーンでKOされた、と身構えていても、他のシーンで顎をイイ角度で打たれてしまい、膝が笑ってしまう。そのダメージを見逃さず、穂積先生は畳みかけてくる
勝負所を見誤らない、そういうタイプっつーか、一握りの漫画家だけが持てる嗅覚があるのだろう、穂積先生には
正直、今後、どんな展開になっていくのか、全く想像できない。次巻を読むのが楽しみなような、怖いような
この台詞を引用に選んだのは、「救い」と「裏切り」、その二面性があったからだ。つくづく、言葉ってのは人の心に影響を齎す。相手を傷つける、と判った上で言葉をぶつける輩も最低だが、自分の言葉が相手の心を殺しかねない事を気付けないのも性質が悪い。まぁ、天才には、総じて、そういう凡人の心の痛みが理解できないって欠点があるからな、らしいっちゃらしいんだが続きを読む投稿日:2017.05.23
このレビューはネタバレを含みます
二人の少年の出会い。
レビューの続きを読む
まだそれが吉と出るか凶と出るか分からない、
どこか不安も感じる日々の描写。
二人はこの先どうなっていくのだろう。投稿日:2023.08.19
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