殺しのアート(2) モネ・マーダーズ
ジョシュ・ラニヨン(著)
,冬斗亜紀(訳)
,門野葉一(イラスト)
/モノクローム・ロマンス文庫
作品情報
ある事件で伝説のFBI行動分析官、サム・ケネディと知り合い、連絡を取り合うようになったFBI美術犯罪班のジェイソンは、有能で冷たい彼の不思議な魅力に惹きつけられていた。8ヵ月後、サムからサンタモニカで起きた殺人事件への参加要請を受けたジェイソン。久しぶりの再会に心躍らせるが、サムはなぜか冷たい態度を示す。そして死体のそばにはカンバスに描かれたモネ風の油彩画が残されていた。それは連続殺人犯人の名刺だとサムは言うーー。アートをめぐるFBI事件簿、シリーズ第2作。
商品情報
- シリーズ
- 殺しのアート
- 出版社
- 新書館
- 掲載誌・レーベル
- モノクローム・ロマンス文庫
- 書籍発売日
- 2019.12.10
- Reader Store発売日
- 2019.12.27
- ファイルサイズ
- 11.4MB
- ページ数
- 443ページ
- シリーズ情報
- 既刊5巻
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 4.3 (4件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
総合評価:★4.5
レビューの続きを読む
殺しのアートシリーズ第二巻。
初っ端から殺人事件発生で、タキシード姿で現場に駆け付けるジェイソン。(ここの挿絵が素敵で悶えました笑)
そしてサムと8ヶ月ぶりの再会。二人にとっては嬉しい再会のはずなんですが、どういう訳かサムがジェイソンに対して冷たい…!
それどころか、ジェイソンとの関係を終わらせようとしていて何で!?って感じでした。
再会するまでの8ヶ月間、電話ではイチャイチャしてたし、そもそもサムがジェイソンを引き留めたのに。じゃあ、前回のあの告白は何だったの?
いきなりの手のひら返しに混乱するジェイソン。まぁ、当然ですよね…( ̄  ̄;)
今回はジェイソンがサムとの関係でずっと苦しんでいて、ちょっと可哀想でしたね。その肝心のサムも今回はジェイソンと別行動してるから全然登場しないし。
そしてジェイソンは何と…記者のクリス・シプカと一夜を共にしてしまいます(笑)
いやー、この展開は予想してなかったから正直ビビった。まぁ、誰が悪いかって言ったら100%サムが悪いんだけど(笑)
ただ、挿入には至ってないからセーフかな。最後までしっかりヤっちゃってたら仕方ないとは言え流石にちょっとダメージ食らったかも(笑)
その後、シプカが何者かの手によって惨殺され(ここのシーンが作中で一番怖かった)、ジェイソンとサムが再会するのですが、そこでジェイソンは若かりし頃のサムと、自分にそっくりな見知らぬ若い男が仲睦まじそうに写っている写真を見つけてしまいます。
その男、イーサンはサムの恋人でしたが、連続殺人鬼に殺されてしまい、その出来事がきっかけでサムは自分の残りの人生を仕事に捧げると心に誓ったそう。彼の死を無駄にしない為に。自分達の人生のように、誰かの人生が引き裂かれないようにと。
その為にはジェイソンにうつつを抜かしてられない、要はそういう事だったようで。(ジェイソンの事を好きになり過ぎちゃった、って事だよね)
サムから衝撃の告白を受けてその場から立ち去るジェイソン。でも、サムが追って来るんですよ。ジェイソンが武装していない事に気が付いて、心配でこっそり後を付けてくるんです。(サム、お前ってやつは…!!!笑)
突き放したかと思ったら追って来たり、心に入り込み過ぎていると恐れる相手と友情を続けたがったりと言動と行動がちぐはぐなサム。
更にジェイソンがシプカと寝たと知って、「無理だ」って嘆くサムが印象的でしたね。分かってたけど、サム、ジェイソンの事めちゃくちゃ好きじゃん…(笑)
その後、何やかんやでベッドシーンがあるのですが、今回は何とサムが受けに回ります(笑)
M/M小説はリバ率が圧倒的に高いので、今回もどこかでリバるだろうなって思ってましたが、左右固定に慣れてる身からすると(リバが苦手でないにしても)やっぱり最初はちょっと吃驚しますね。
でも、ジェイソンが本当にいいのか?って確認した時にサムが「お前とすることなら何だろうと気持ちが良いだろうからな」って答えててこれぞ愛!って思いましたね。
実際、リバって凄く愛がある行為だと思うんですよ。相手を気持ち良くしてあげたい、相手の事をもっと深く知りたいと思うのは、攻めも受けも関係ないし。
それに、サムは受けに回っても格好良かった!(笑)
そうして舞台は島へと移り、ジェイソンとサムは連続殺人犯と対峙する事になるのですが、この時点でもう残りのページが僅かしかなくて、ちゃんと決着つくのか心配してたのですが、ちゃんと片付いて安心しました。
とは言え、1巻ほどすっきりとした解決にはならなかったかな。動機もイマイチよく分からなかったし、もう一人の犯人は国外逃亡しちゃったし。
あとはジェイソンのストーカーになりかけてるカイザーが今後、どういう形で物語に関わってくるのか、そちらも気になるところ。
色々あったけど、今回も終わり方はめちゃくちゃ最高でした!記念日や誕生日を覚えないと言っていたあのサムがジェイソンの誕生日パーティーに駆け付けてくれるなんて!
あと、ジェイソンが無くしたカフリンクスは絶対サムが持ってると思ったので、やっぱり!って感じでしたね。カフリンクスを返す口実にいつでもジェイソンに会えるから今まで持ってたなんて、サムって本当に不器用で可愛いやつ!(笑)
しかもレストランのロビーで堂々とキスしちゃってまぁ…。これぞまさに“二人は幸せなキスをして終了”ってやつですな(笑)
二人の関係が3巻でも上手くいきますように!d(´∀︎`*)グッ!!投稿日:2023.12.14
前半は二人の関係にやきもきし、中盤以降はサムの拒絶するような態度に理解をしつつも、いやでもそれって、時すでに遅しというやつでは……と尚更やきもき(ドキドキ)しながら読みました。
ミステリー部分の結末も…とても気になり、読み始めたらあっという間だった。ただ、人名が覚えられず名前が出てくるたびに前のページを読み返していた(といっても、海外小説は毎回そうなのだけど)
最後、畳み掛けるように解決にもっていくところは毎度のことで、もう少しじっくり噛み締めたいという気持ちもあるのですが、二人の仲が良いのであればそれだけで結構。事件については、すべてが丸々解決というわけではなかったところがあるため、次回作に期待。
個人的には、意外にもモテ男なジェイソンに満足しています。前作から登場する例のハロウィンカードの男のこととか。笑
『ウィンター・キル』は先に読んでいたので、アダムやジョニーが出てきてとても嬉しかったです。というか、サム・ケネディってジョニーの上司のケネディのことだったんだと今更気づきました。
続きを読む投稿日:2021.10.29
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能です年齢認証
あなたは18歳以上ですか?
- ※表紙の閲覧・試し読み・購入等には年齢認証が必要です。
- ※このコンテンツには暴力的な表現や性的描写が含まれている可能性があるため、閲覧はご自身の判断と責任において行ってください。
Reader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。