あのころのデパート
長野まゆみ(著)
/新潮文庫
作品情報
実は私、デパートに勤めていました。幼い頃は〈よそゆき〉を着て、家族でおでかけするのが休日のお楽しみ。お子様ランチを食べたあとは、屋上遊園地へ。それから十数年後、百貨店員となり、その裏側をたっぷりと経験した。独特の流儀、厳しい労働環境、困ったお客さま……。そして今、ひとりの消費者として思うこと。時代を越えて見つめ続けたデパートの姿とは。懐かしさと驚きが満載!
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商品情報
- シリーズ
- あのころのデパート
- 著者
- 長野まゆみ
- 出版社
- 新潮社
- 掲載誌・レーベル
- 新潮文庫
- 書籍発売日
- 2016.07.01
- Reader Store発売日
- 2016.12.16
- ファイルサイズ
- 0.5MB
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この作品のレビュー
平均 3.4 (8件のレビュー)
-
デパートや大型スーパーの閉店が相次いでいる。
特に、今年2017年に入ってからの勢いはとどまる事を知らない。
あ~あ、デパートってオワコンなんだなあ…
ニュース記事では、その理由を経済評論家が分析して…いる。
郊外型の大型施設に取って代わられたとか、アウトレットが人気とか、駅前で買い物しなくなったとか、通販が盛んになったとか…
どれも、「今の状況」としては間違っていないのだろうけど…
震災や、世界経済の影響は別として、何事も突然始まるものではない。
長野さんのエッセイだから読みたくて手に取ったのだが、デパート勤めが題材の自伝的エッセイかと思ったら、『老舗デパート、なぜ閉店相次ぐ?どうしてこうなった?』という理由が、余すところなく語られているように感じた作品でもあった。
私などはおおいに「あのころあったね~」と楽しんで読ませていただいたが、若い人には良く分らない部分も多いだろう。
長野さんいわく『デパートというのは昭和文化の展示場』という一言に尽きる。
時代世代が違ってしまったのだ。
かつてデパートは、行けばわくわくできた場所、見たこともないようなものが毎回発見できる場所、だった。
今、そういう気持ちを満たしてくれるのはセレクトショップ。
かなり始めの方には、デパートとは、
『日ごろはつつましい暮らしぶりの庶民が、手の届く範囲で、ささやかな贅沢と非日常を味わうことのできた場所』と書かれている。
あら、それテーマパークね。
しかし、建物が重要文化財に指定された日本橋高島屋などはどうだろう。
長野さんは、見学ツアーで取材してきた。
三越日本橋店は、長年のお得意様であるシニアに向けた欧風エレガンスな空間作りをしているらしい。
少数の店舗が、「骨董品的価値」という形で生き残ることに落ち着くのではないか?…そんなこともいろいろ考えた。続きを読む投稿日:2017.09.09
著者の長野まゆみさんより年下の世代ですが、70年代半ば生まれなので、デパートへ出かけるというのが一大イベントだった子供時代を懐かしく思いながら読んだ。
ネットで自分が欲しいものに目星をつけて買うのが主…流の時代、店員さんのアドバイスよりコスパの時代かもしれないけれど、やはり、買い物をするとき、あれこれ見比べながらアドバイスをもらいながら、ときに友人とふらふらしながらの買い物は楽しい。デパート、無くなってほしくないな。子どもの頃、大きくなったらデパートに住みたいと思ったことを懐かしく思い出した。
続きを読む投稿日:2024.03.03
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