小僧の神様 他十篇
志賀直哉(作)
/岩波文庫
作品情報
志賀直哉(1883-1971)は、他人の文章を褒める時「目に見えるようだ」と表したという。作者が見た、屋台のすし屋に小僧が入って来て1度持ったすしを価をいわれまた置いて出て行った、という情景から生まれた「小僧の神様」をはじめ、すべて「目にみえるよう」に書かれた短篇11篇を収めた作者自選短篇集。(解説=紅野敏郎)
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商品情報
- シリーズ
- 小僧の神様 他十篇
- 著者
- 志賀直哉
- 出版社
- 岩波書店
- 掲載誌・レーベル
- 岩波文庫
- 書籍発売日
- 2002.10.16
- Reader Store発売日
- 2012.04.27
- ファイルサイズ
- 1.8MB
- ページ数
- 240ページ
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この作品のレビュー
平均 3.8 (45件のレビュー)
-
小僧の神様
はかり屋の話
仙吉は自分も店を出したい
修行の身
あの美味しそうな寿司を食べたい
4銭あれば寿司を食えると思っていた
しかし1つ6銭だった
すぐ出て行った
マグロ、魚を下に食べる
もし悪い…ときにすぐわかる
Aは可哀想だと思ったが奢る勇気がなかった
Aは後日偶然仙吉のいるはかり屋に行った
そして寿司をたらふく奢らせた
かみさんの強調
しかし満足できない。なぜだ
寂しい気持ち
仙吉は疑問に思う
なぜ奢ってくれたのだろうか?
あの恥ずかしい寿司屋との関連性
Aはその日のことを次第に忘れて行った
仙吉は忘れられなかった
あの客を励みにこれから頑張ろう
仙吉が住所に行くと稲荷の祠しかなかったと書きたかったが残酷なのでやめた
神様は幻でなく誰にもついている
正義派
電車と女児が衝突し、母親は呆然としていた
証人として三人が呼び出された
運転士がブレーキを引いてなかったと証言したがなかなか警察では受け入れられなかった
その後飲みに行く
自分が幸せであれば他人の不幸など興味ないのだ
以下略
読めない、文の意味がわからない続きを読む投稿日:2019.11.13
この短編集は志賀直哉の観察眼、それをそのまま文章化する繊細な言語選択力が遺憾なく発揮されていると感じた
本を開くと全く別の世界に脳内旅行するのはよくあるが、この本は極めてリアルな体験ができる
表題作「…小僧の神様」は小僧の純粋な感性を、「正義派」は身を犠牲にして正義を果たしても次第に現実が忍び寄ってくる後味の悪さを、「母の死と新しい母」は死の無情さと新しい母との生活の対比を、見たまましっかり描写している
言うは易し行うは難し、見たまま書くのがどれだけ難しいか…
「城の崎にて」は事故をきっかけに、今まで漠然と考えていた「死」を身近に感じ、それでも生きようともがき続ける苦しみ、そして私は事故で偶然に生き残り、誰かは今偶然に死んでいる、という思考を3つの死に重ね合わせているのが素晴らしかった
高校の授業でも読んだが、その時より味わい深く感じた
「流行感冒」では前半はコロナウイルスでもあるような、異常なほどに気を使う主人と同居人や周囲の人々とのギャップが描写され、共感を覚えた
後半では人の内面の二面性にフォーカスを当て、完全な善人、完全な悪人はおらず、見る角度によってそれは異なり、決めつけてしまう事への愚かさを知らされた
読んでいて心地よく、違和感なく身体に沁みてくる文章
まさに、「目に見えるよう」な文章でした
他の作品も読んでみます!続きを読む投稿日:2024.05.21
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