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文学

人間廃業

あらすじ

「これしきのことに、口惜しがるほど、亭主想いのご婦人をマダムに持ち合わせて、お仕合わせの限りですと羨む人があったら言って置きたい。前へ出ろ、馬鹿野郎。」
圧倒的な語り口で紡ぎ出される文章。貧乏のどん底で繰り広げられる人間活劇は、ニヒリズムをベースにしながらも抱腹絶倒、まるで古典落語のような面白さ。
ロシア人の父と日本人の母を持つアナキスト作家、大泉黒石(おおいずみ・こくせき/1893-1957)。『人間開業』と裏表をなす自叙伝の傑作。立読み版は「http://bit.ly/zoAQ4S」。

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作品情報

Reader Store発売日
:
2012.03.16
ファイルサイズ
:
0.3MB