Reader Store

Serendipity ~偶発的な出会い~ vol.3 新しい趣味始めます

※本記事は2011.1.7時点のものとなります。

新年が始まりました。昨年の今頃「今年は〇〇をがんばるぞ」と意気込んでいた自分の姿を思い出す方は多いのではないでしょうか? 今年も気持ちを新たに、なにか始めてみませんか?

お茶で日本文化を学ぶもよし、古武術で自分の体と向き合うもよし、さらには自転車通勤に変えてみたり、朝ヨガをやってみたり。心身とも愉しい一年でありますように。

知識を、どう血とし肉とするかは、自分次第なんですよね。いくら理論を並べても意味はない。必要なのは、自ら行動を起こす実践力なんです。

芸能界しか知らない、井の中の蛙にはなりたくなくて。

私は、ふつうの人以上に好奇心や探求心が旺盛でね。子どもの頃から冒険や探検が大好きで、それが今もずっと続いている感じなんです。人としてこの地上に生を受けたからには、世界の歴史や足跡をたどり、多くの人と出会って、自己探求の旅をしたい。その思いから、これまで世界100ヶ国以上を旅し、難民キャンプでのボランティア活動や、武道家として公演などもしてきました。芸能人としては、変わり者かもしれません。でも、芸能界しか知らない、井の中の蛙にはなりたくなくて。自分の俳優という立場を活かし、世のために貢献したい。だから私にとって旅は、趣味であり、また使命のようなものなのです。

大型車、船舶、飛行機、調理師などさまざまな免許や資格も、旅をする上で、必要に迫られて得たものです。これまで世界中の紛争地帯を歩いてきましたが、行動するには足が必要です。そしてもし交通機関に何かあったら、自力で進まなければならない。そのときのための備えなんです。決して、免許マニアというわけではないんですよ(笑)。世界を知るために、新聞や雑誌、インターネットなどから広く情報を集めているし、本も好きでよく読みます。しかしその知識を、どう血とし肉とするかは、自分次第なんですよね。いくら理論を並べても意味はない。必要なのは、自ら行動を起こす実践力なんです。

危険な地雷原に飛び込み、生き抜く知恵を学ぶことによって、自分の可能性が見えてくる。その先に、大きな財宝の山があるんです。

私は、人生はサバイバルだと思っている。この世界を生き抜くために、身体を、心を、鍛えなければならない。そう日々、自分を追い詰めて生きているんです。たぶん、私のルーツは追われた流浪の民とかで、その血を受け継いでいるのかも知れない。だから、しょうがない(笑)。これも宿命として、受け入れています。でも一方で、その苦を楽しんでいるところもあって。この苦難を乗り越えたら、新しい自分を発見できるんじゃないかとワクワクするんです。おそらく私は、こうして自分の可能性を限界まで追い求めて、一生を終える事になるかも知れない。


新しい年を迎えて、何かはじめようと思っている人も多いことでしょう。私はそういう人たちに、自分を信じてチャレンジし、行動せよと言いたいね。誰しもすごいものを持っているわけだから。現状に甘んじることなく、冒険の旅をしてほしい。そりゃ、危険はともなうさ。だけど、危険な地雷原に飛び込み、生き抜く知恵を学ぶことによって、自分の可能性が見えてくる。その先に、大きな財宝の山があるんです。

Profile

 

藤岡 弘、 俳優・武道家

1965年に松竹映画にてデビュー後、1971年に『仮面ライダー』で一躍ヒーローに。 映画は『日本沈没』、『野獣死すべし』、『大空のサムライ』他、TVは『勝海舟』、『白い牙』、『特捜最前線』、『あすか』、『藤岡弘、探検シリーズ』他、主演多数。現在もCM、ドラマ等多方面で活躍中。また1984年、ハリウッド映画『SFソードキル」』主役に抜擢され、国際俳優として、スクリーン・アクターズ・ギルド(米国俳優協会)のメンバーとなる。「K2」「香港・東京特捜刑事」にも出演し、ハリウッド関係者との親交も深い。 さらに斬(真剣による演武)を行う武道家としても知られ、柔道、空手、刀道、抜刀道、小太刀護身道他、あらゆる武道に精通。加えて民間ボランティア団体の理事も務め、メンバーと共に、国内はもとより世界数十カ国の紛争地域、難民キャンプにて救援活動を展開してきた。

http://www.samurai-hiroshi.com/

「捻らない、うねらない、ためない」。これが甲野流身体操法の基礎です。不調に陥っていた元ジャイアンツ桑田投手を、再生させた師としても知られています。わたしたちが古武術から学ぶのは、戦う方法ではなく、体の使い方と発想です。なにをするにせよ基本となる、自分の体の使い方から始めましょう。

タイトルは読んだ通りの意味、自転車通勤をする人のこと。テレビ局のディレクターである著者が、自ら実践してきたツーキニストのススメ。東京都内中心部に限ると、自転車の移動は驚くほど楽だといいます。運動にもなり、燃料を使わないからエコでもあります。運動と実益と節約を兼ねた、新たな趣味に。

"モノ"としてのカメラが大好きな写真家田中長徳。"撮る"ためのカメラを最重要視する小説家和久峻三。一見、仕事とこだわりが逆のような、無類のカメラ好き二人による対談。マニアなレンズ話から、カメラ屋との付き合い方。そして一番の目的だったというカメラメーカーへの不満や悪口が炸裂します。

趣味は佃煮。読んでそのまま、佃煮作りが趣味になったある大学教授の珍味生活。佃煮が趣味になってから、人とコミュニケーションが取りやすくなったと言います。珍しくて身近な話題は会話を促進するようです。からすみからサラミ、塩辛、おせちまで。思わず饒舌になるほどのおいしい趣味はいかがですか。

「キャプテン翼」で知られる高橋陽一が書いた、弱小小学生サッカーチーム初勝利の物語。その弱さは、いじめになるからと解散を迫られるほど。でも、キーパーでキャプテンの剛流(ごうる)は諦めない心で、チームに奇跡を起こします。趣味を始めるにはプレーを楽しむという子どもの頃の初心が大切です。

どうも茶の湯と聞くと、難しいもの、かしこまったものと敬遠してしまっていませんか。小堀遠州の子孫である、遠州茶道宗家の著者。茶道も、究極はお茶を美味しかったと言ってもらうことに尽きると言います。とはいえ、暗黙のルールが多くあるのも事実。作法を知れば、その世界の奥深さに魅せられるはず。

藤岡さんのおすすめ本

武士道 / 新渡戸稲造 (著) 講談社バイリンガル・ブックス(左) 知的生きかた文庫(右)

『武士道』は、私にとっては『五輪書』とともにバイブルのような存在です。 日本人の道徳概念や、人間力を高めるための指針が説かれていて、中学の頃から折に触れて確認するように何十回も読んできました。日本が世界に誇る名著であり、武道をたしなむ者にとっては心の拠り所となる、とても重要な本です。

▶「Reader™Store」での購入はこちら

あなたにおすすめの特集