小説
ゲルニカ1984年
あらすじ
「ぼくは、ゲルニカっていう本を読んだんだよ。その中に、ちょっと、おもしろい・・・というか、気にひっかかることがあったんだ」TVディレクターの安田修平は、ふとしたことから、日本がすでに戦争状態にあるのではないかという疑惑にとらわれた。しかし、妻も同僚も一笑に付して相手にしようとはしない。心を閉ざし、何かにおびえ、見えざる影に追われる修平。「戦争ははじまってるんだ・・・いまは戦時下なんだ。・・・皆、見ないふりをしてごまかしてる・・・そうなんだろう?」おそるべき感性で、見えざる恐怖を鮮やかに描き出した問題長篇!

