文学
山月記
あらすじ
唐の時代、役人であった李徴は自分の才能を過信し、詩人としての成功を夢見るも挫折。小役人に落ち着いてしまった彼は、突如発狂し姿を消してしまう。旧友が山を通りかかると、李徴の声が聞こえる。彼は、センシティブゆえの“臆病な自尊心”と“尊大な羞恥心”が自分を虎にしてしまったという。才能がないことに気づくことを恐れ、言い訳していただけだったのだと。
みずからの才能を信じ、他人を下にばかり見ていた結果、李徴は自らの才能を磨くことをしなかった。自分の弱さを見つめることは、誰しも恐いし、情けなくもなってしまう。でも、目の前の壁を超えるには、まず足元を確かめなくてはいけない。

