
総合評価
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powered by ブクログなかなか短編集自体も面白かったけど、ラストのあれには普通にえってなりました 3238冊 今年137冊目
2投稿日: 2026.05.30
powered by ブクログ舞台は源平合戦が終わり、源氏の世に入りつつも、いまだ戦乱の爪痕が残る荒廃した都。 百人一首の選者として知られる藤原定家と、その友人で平家一門の生き残りである平保盛が、身の回りで起こる事件や謎の解明に挑む。 抜群の推理力と和歌への執念を持つ、なかなかのクセ強エキセントリックキャラの“名探偵”定家と、イケメンで常識人なのにどこか天然で、定家に振り回される“ワトソン”保盛のバディのやり取りがコミカルさもあって楽しめる。 ちなみに事実でも定家は、多方面に才能を持ちながら、対人面では結構難ありな人物だったそうで、その辺りも絡めながらのキャラ設定に、作者の歴史愛を感じる。 凄惨な殺人事件あり、聞いた話のみで真相を解き明かす「安楽椅子探偵」的な話もありと、全5話なかなかバラエティに富んでいる。 現代のような科学捜査はもちろん一切登場しないものの、当時の風習なども丁寧に描きつつ、理路整然と謎を解明したり、当時ならではのネタが仕込まれていたり、よく練られている。 各話を彩る和歌の美しさも光る。 ブクログがきっかけでこの本を知り手に取ったのだが、前作にあたる作品が実はあったことを、あとがきで知った。 何やら、今作のワトソン保盛のお父上の話とな。 気になり過ぎて、読み終わってすぐにAmazonをポチってしまった。
19投稿日: 2026.02.25
powered by ブクログすでに世は源氏の世。平家の生残りである平保盛が、藤原定家とともに事件解決の謎に迫っていく。 第1話 女性が殺され、その生首が木から吊り下げられて、そこには紫式部の「めぐりあいて」の句が書かれていた。美しい和歌を汚されて、藤原定家が怒り狂う。 第2話 件の二人と、定家の父俊成、西行の4人で昔語り。西行の恋物語の不思議を読み解いていく。 第3話 また女性が殺され、遺体に刺さった高札に在原業平の「ちはやふる」の句が書かれている。またしても怒り狂う定家。 第4話 保盛の父頼盛の安元の大火の火元について遭遇した謎を解く。保盛は父に火元について尋ねたところ、菅原道真の「このたびは」の句を口ずさむ。 第5話 保盛の弟光盛が藤原親行とともに保盛を訪れる。近頃宮中で庚申待の夜に次々と女房が亡くなっている。式子内親王から「たまのをよ」の和歌を賜る。
11投稿日: 2026.02.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ホームズな定家(和歌が好きすぎて変人だが謎解きは上手い)とワトソンな保盛(検死はできるが謎解きはできないフィジカル強し)のバディが様々な和歌絡みの事件を解決していく連作短編ミステリ。 和歌が絡むとキャラがぶっ壊れる定家が面白い。 史実でも変人だったようなので、あながち的外れではないキャラ造形だと解説で知って本気でびっくりした。 あと、保盛が以前読んで好きだった『蝶として死す』に出てきた平頼盛の息子と知って、それにも本気でびっくりした。 最初の話はちょっと解決が弱いかなと個人的には思ったのだが、2話目からは俄然面白くなった印象。 定家の推理がきれっきれである。 その時代だからこその常識がトリックに関わってくることもあって、それも面白かった。 そんな中、最後の最後に明かされる「種明かし」 一番驚いたのはこれだった。 二人の友情にまさかの亀裂が……? これまでの謎解きの更なる仕掛けは凄まじかった。 是非最後まで読んで、この驚愕を味わって欲しいと思う。
3投稿日: 2026.02.08
powered by ブクログ前作を読んでいるとより楽しめる 定家のキャラ付けはやや強引か 今回もミステリー要素はしっかりしていてラストの一捻りも良かった
1投稿日: 2026.02.03
powered by ブクログ和×ミステリという大好きなもの同士の掛け合わせだったため、迷わず購入した。 サクサクと物語が進んでいくので、謎が起きてから解決までが早い。それでも内容はしっかり書かれているので、物足りなさとかは感じなかった。 昔の人名の読み方や言葉に抵抗がなければ、読みやすいミステリという感じでいいと思う。昔の言葉には()の中にその意味が書かれているので、そのまま読み進められる点も良かった。
0投稿日: 2026.01.27
powered by ブクログ前作の主人公、平頼盛の長男・保盛と、歌人・藤原定家がバディとなり謎を解く5話。源平合戦終結直後の不穏な空気と雅な和歌、残忍な事件が合わさって抜群の雰囲気。そして定家の奇抜なキャラにラストはジーンとしたりも。面白かった!
2投稿日: 2026.01.23
