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タイム・マシン
タイム・マシン
H・G・ウェルズ、阿部知二/東京創元社
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総合評価

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    【OPAC】 https://babelkeihoopac.azurewebsites.net/Main/Book?book_id=TS00563998&q=4&qt=0&qp=0&qv=50&qs=sort_title&qd=0&qn=4

    0
    投稿日: 2026.07.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ウェルズはSFの主要な概念をつくったと言われるが、彼自身は芸術家では「ジャーナリスト」として書いていたようである。なにかディケンズのようなものを感じる。 1.塀についたドア  若い政治家が幼いころに見たドアをくぐる話 2.奇跡を起こせる男  奇跡を起こせる男が地球を止めて、地球を滅ぼす話 3.ダイアモンド製造家  落ちぶれたダイアモンド製造家からダイアモンドを買わなかった話 4.イービヨルニスの島  古代に亡んだ大型ダチョウと孤島で暮らす男の話。鳥がだんだん横暴になる。 5.水晶の卵  ふしぎな水晶の話、火星の様子が映るという仕掛け。 6.タイム・マシン  西暦80万2701年に行ったタイム・トラヴェラーの話。エロイとモーロックに人類は文化していて、エロイは自己家畜化している。モーロックは地下で野蛮に暮らしている。時の果てまでいき、カニのような生物がすむ地球の最後を見届ける。エロイの少女ウィーナが摘んだ未来の花がのこる。

    0
    投稿日: 2026.06.09
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    懐かしくて斬新でドキドキした。 いつもなら 続きが待ちきれず せっかちに読んでしまうのだけど この本は 読了がもったいなくてのんびり読んだ

    27
    投稿日: 2026.04.04
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    SF者のはしくれとして、やはり「タイム・マシン」は読んでおくべきであろう、と手に取りました。どちらかというと、その他の短編の方を面白く読みました。これを1890年代に書いたとは、そりゃ、歴史に残るわけだ。

    2
    投稿日: 2026.03.29
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    タイム・マシン以外にも作品が載っていたが、あまり興味が湧かなかった。 タイム・マシン自体は自分の予想に反して、なかなか悲観的な内容だったのでびっくりした。 にしても最初にこんな壮大な時間感覚を考え出したのは驚異的と感じた。

    2
    投稿日: 2026.03.19
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    SFの始祖と聞いて気になって読んでみた。 1895年にこんなストーリーを考えるなんて、、、! 短編全て面白いが、やはり最終話「タイムマシン」が群を抜いて面白かった。 タイムマシンの概念、そして彼の描く人間の行く末、地球の運命、、、 突拍子もないような非現実的な物語ではなく、妙に現実的というか、あり得そうな未来なのもすごい。 書きぶり(訳しぶり?)も、惹き込まれる表現と構成で非常に良かった。 SF作品は人並みに触れてきたけれど、こんなに色褪せない、楽しめる作品だとは、、、びっくり。(正直古典すぎると面白くないのでは?教科書的な本なのでは?と不安だった) 他の短編も、少し風刺的な視線も入ったような作品が多くて好みだった。 面白くてガーッと読んでしまったので次はゆっくり味わいながら読みたい作品。

    4
    投稿日: 2026.03.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2026/3/8読了 F・ブラウンで些かのSF熱に目覚め、〈創元SF文庫〉からウェルズが出たのを知って購入。此方も続刊予定あり。30年くらい前に父に買ってもらった『タイム・マシン他九篇』を始めとする〈岩波文庫〉版も持っているのだが……。以下、各作品の感想・雑感(ネタバレ的内容もあります)。  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓ 『塀についたドア』―― 幼少時の幻のような幸福の想い出に結びつく“塀についたドア”。出世と成功の階段を上り続ける男の人生の節目毎に現れた“それ”はなんだったのか? 子供の時に読んで「仕事のことなんか放って、早く向こうに行けば良かったのに」と思ったものだが、今となっては「幻想に囚われず、現実に為すべきことを為していった方が人生幸せだったのでは?」と思ってしまう。これが大人になるということか? 『奇跡を起こせる男』―― 本作最大の“奇跡”は、フォザリンゲー氏が地球の自転を止めたことではなく、それで即死しなかったことだと思う。地球が突然自転を止めたらどうなるかは、R・マンロー『ホワット・イフ? 野球のボールを光速で投げたらどうなるか』(早川書房)に詳しく書いてあります。 『ダイヤモンド製造家』―― 本書収載の作品で唯一の初読作品。莫大な利益を生む発明も資金がなければ継続出来ず、成果を出しても然るべき形で世に知られなければインチキと区別がつかない。1894年の作品だが、この手の話は昔々からあったのだなぁ、としみじみ思う。 『イーピヨルニスの島』――イーピヨルニス(エピオルニス)は実在した巨大鳥。画像検索したが、こいつら見た目が可愛くない。いや、懐いたら可愛いのか? でも、そこまでして手懐けたくもないような……? 『水晶の卵』―― 異世界を覗き見ることの出来るアイテム自体は、それほど新規なものではなかろうが、その異世界の夜空の星々から、同じ太陽系のどの天体にあるのかを割り出していく所が、近代SF的だなぁ、と思った。 『タイム・マシン』―― 時間旅行譚の原点。三次元空間を自在に動き回れるのならば、もう一つの次元、時間軸を自由に行き来できる機械があっても良いのでは?というアイデアは1895年時点では画期的だったのだろう。とはいえ、ウェルズとしては、文明化が頂点を極めた更にその後はどうなるのか?という未来予測を語る話のために、時間移動というアイデアを追加したのでは、とも思える。だとすれば一人歩きし出した、その後のタイム・トラベルの物語での、歴史改編という要素は誰が始めたのだろう?(SF界隈では、常識以前の基礎知識なのかも知れませんが)

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    投稿日: 2026.03.09