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リバー 上
リバー 上
奥田英朗/集英社
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総合評価

12件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    圧巻の群像クライム小説。 前半でじっくり事件や人物像をあぶり出し、後半一気に犯人に迫る構成は、奥田英朗の真骨頂。 容疑者は3人いるが、容疑者視点の章がないのが特徴。 事件に事実はあっても真実は分からない、人間の狂気は分からないという本作のテーマにも繋がる。 そして恐ろしいのは犯人だけでなく被害者の家族だったりするのも、人の怖さを感じてしまう。

    6
    投稿日: 2026.02.15
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    群馬が地元なので、詳細な描写が嬉しかった! 読みやすい文章で、分かりやすく、イメージしやすい。 警察組織も、普通の会社も似ているなぁと思いながら、読みました。 ワクワクと緊張が、読むのを辞めさせない。 面白くて、次の展開が知りたくて一気読みでした。 どっぷりと作品に浸れる、そんな本です。

    1
    投稿日: 2026.02.09
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    この作品はずっと読みたいと思っていました。 絶対自分の好みの作品だと確信がありました。 この度文庫本になっているのを たまたま見つけて即買いしました   とうとう手に入れた! 上下巻買えて胸が高鳴ります じっくり読める犯罪小説 読み始めると一気に引き込まれました。 ガチな警察目線、と記者目線、被害者遺族目線 いろんな視点から物語が進んでいきます 自分はしっかり読みたい派なので 時間のある時に読み込みました。 登場人物が多くなるのでノートに書き出していきましたがそれも苦にならない程の作品でした。 最高の読了感でした! ありがとうございます!

    7
    投稿日: 2026.02.04
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    数年前から読みたかった本。文庫では上下巻の2冊。上巻はあっという間に読み終わりました。下巻がいっそう楽しみです。 連続殺人は同一犯による犯行なのか。絞れた容疑者のうち、真犯人は誰なのか。ここからどうやって容疑者を絞っていくのか?容疑をかけられた者たちはどう本性を表していくのか? 遺族と記者と警察と容疑者の動向からますます目が離せなくなってます。

    2
    投稿日: 2026.02.01
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    渡良瀬川河川敷で相次いで女性の全裸死体が発見される。 10年前に発生し,未解決のままの女性連続殺害事件とそっくりな手口に、群馬県警、栃木県警は騒然となる。 元刑事、10年前の容疑者、10年前の事件で娘を殺害され、未だに犯人を探し続ける父親、 そして、新たに浮かび上がった3人の容疑者… 犯人はすぐに… 松岡の行動は行き過ぎだとは思うが、警察もいかがなものかと。 最初はなかなか進まない… 刈谷なんだろうが。 池田も平塚も何か絡んできそうな… 下巻へ。

    14
    投稿日: 2026.01.09
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    本の雑誌「文庫王国2026」特集でフューチャーされており、久しぶりにエンタメ作品に浸ってみるかとの思いで読み始める。 骨太刑事物で、捜査状況を緻密に描いていくので臨場感が高い。視点人物と容疑者が複数おり、ある人物の視点でとらえた事象が違う人物とつながる展開は、手に汗握る。追いかける側の人物がメインでそれぞれの執念や確固たる思いに駆り立たてられる姿は熱血である。最近の読書にはなかった要素を摂取できていている。 半面、容疑者側の視点は全くない。あくまで客観的に観察され分析される。主観的な感情の機微などは全く描かれない。これからどのような側面が暴かれてくるのか期待が高まる。 警察ものなので仕方がないが、会議において事実報告の場面が少し退屈であるのと、これも最近の個人的な傾向なのであるがホモソーシャルな人物描写が多くて少し辟易してしまう。これは、本作品の価値をどうこうするものではなくあくまで個人的な感覚。物語性とじわじわ展開するストーリーのハラハラ感は一級品でございます。 では、下巻も楽しむのです。

    13
    投稿日: 2026.01.07
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    群馬県と栃木県を跨る渡良瀬川の両県の河川敷で、女性の遺体が見つかる。それは10年前の未解決事件に類似したものだった。3人の容疑者が挙がり、10年前の事件の遺族や警察関係者、記者、心理学者たちが事件を追っていく。 3人の容疑者の人間像が描けていて、どの容疑者も怪しく思える。10年前の被害者遺族のお父さんの狂気を孕んだ行動が、下巻でも気になります。

    3
    投稿日: 2026.01.01
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    10年前に連続殺人・死体遺棄事件があった。当時は立件に至らず、事件は日々忘れられていったが、また同じく群馬県と栃木県をまたいだ渡良瀬川河川敷で、連続殺人・死体遺棄事件が起こった。手口も手首を縛ったビニール紐も、口を塞いだ養生テープも同じ製品であり、同じ人物が犯人の可能性が高い。だが捜査は難航し、10年前取調べに関わった元刑事の滝本や、10年前の被害者遺族の松岡など、警察官ではない一般人まで引っ張り出してようやく話が進む。3人の重要参考人に絞り込む。

    20
    投稿日: 2025.12.11
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    上下巻というだけで読むのを躊躇していました。 あらすじだけでも面白い。 登場人物が多くてこれは難儀するかと思いきや 一気に引き込まれました。 これから下巻読みます。

    3
    投稿日: 2025.11.22
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    渡良瀬川河川敷で発生した 未解決連続殺人事件 話は 被害者の父「松岡芳邦」 元刑事「滝本誠司」 中央新聞社「千野今日子」 この3人を軸に捜査本部を含め それぞれ話を分けて展開 容疑者 元ヤクザ「池田清」 期間工「刈谷」 議員の息子「平塚健太郎」 そして3人に絞られた容疑者をそれぞれ立場で追うので 読みやすい 下巻次第で星5になるか?

    0
    投稿日: 2025.11.10
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    刈谷、平塚、池田の重要参考人への疑い、捜査の同時進行がたまらなくおもしろい。だれが犯人でもおかしくない展開がさらにおもしろさを加速させる。

    2
    投稿日: 2025.11.08
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    奥田英朗『リバー 上』集英社文庫。 北関東連続幼女誘拐殺人事件をモデルにしたような陰惨な事件に翻弄される人びとを描いた犯罪小説である。もっとも本作では被害者は若い成人女性になっているようだ。 冒頭からストーリーに飲み込まれていく。そんな面白さの犯罪小説である。昭和38年に起きた『吉展ちゃん誘拐事件』をモデルにした犯罪小説の『罪の轍』に匹敵するか、それを凌駕する面白さである。 前半から描かれる10年ぶりに群馬の工場で期間工として働く刈谷文彦という32歳の男は如何にも怪しいのだが、これは読者のミスリードを誘う仕掛けだろうか。それとも…… 群馬県桐生市と栃木県足利市を流れる渡良瀬川の河川敷で相次いで若い女性の全裸遺体が発見される。それは10年前の未解決連続殺人事件と酷似した手口であり、街は騒然となる。 桐生市で見付かった被害者は23歳の安藤麻衣子、足利市で見付かった被害者は21歳の渡辺沙也加で、2人とも事件直前にマッチングアプリで知り合った男性と援助交際でホテルに入っていた。しかし、2人とホテルに入った男性はいずれもシロだった。 新たに起きた凶悪事件を巡り、かつて容疑をかけられたが証拠不十分で釈放された池田清、その容疑者の取り調べを担当した元刑事の滝本誠司、10年前に娘を殺害されてから執念深く犯人捜しを続ける写真店を営む父親の松岡芳邦、大事件の発生に血気に逸る若手新聞記者の千野今日子、一風変わった犯罪心理学者の篠田准教授、そして、新たな容疑者たち、と事件を取り巻く人々の思惑が交錯する。 栃木県警と群馬県警の共同捜査により捜査線上に浮上したのは、10年前の事件でも疑われた45歳の池田清、解離性同一性障害の引きこもり31歳の平塚健太郎、工場で期間工として働く32歳の刈谷文彦の3人のの容疑者であった。 本体価格900円 ★★★★★

    92
    投稿日: 2025.10.22