
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ファンだからこそ、デビュー25周年渾身の書き下ろし長編ミステリーという帯に期待しすぎたかもしれません。 似たような雰囲気ならさよならサンダーボルトの方が好みでした。 今回の作品は、主人公が人を殺してしまった罪悪感からネガティブになっており、常に作品が暗いイメージ。 登場人物も伊坂さんの作品で似たような人が多い。 面白かったのですが、もし伊坂さんの作品を薦めるならこの本ではないなと思いました。 印象に残ったこと。 棺に入る時まで一緒にいてくれないだろ? 他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられるそれしかないから。 桂さんはそういうヒトでした。 恩返しをします、と昔言ってくれていたみたい。
10投稿日: 2025.11.14
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うーん…もちろん、面白かった! 眠気よりも続きが気になるが勝って読んでしまった…が!伊坂幸太郎さんのこれまでの作品と比較してしまうと少し物足りなさを感じてしまった。 なんだろうなにが物足りないんだ? トリック?そう来たか!感? まさか量子にジャバウォックが憑いて20年も眠らされていたところには「うぉーそう来たか!」と気持ちの良いやられた感があったのだが、伊坂幸太郎さんにはついそれ以上を求めてしまう…。 そして2歳児を現在育てている母としては子どもの最もかわいい時を20年間も一緒に過ごせなかったなんて想像さえしたくない。そんなところから後味の悪さもあった。 うーんでも面白かったし、再読したいと思います。 再読時に知りたいこと •結局なぜ量子さんは破魔矢たちに連れ回される必要があったのか •破魔矢が量子さんと最初に会った時息子としての感慨みたいなのはあったのか •天狗のキャラクターの意味
8投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログ読書好きの祖母にすすめられて。 読書自体久しぶりでしたが、読む手が止まらず授業の合間を使って1日で読んでしまいました。 最後、少しだけ切なくなりました。
3投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログすっかり感想を書くのを忘れていたので、少しうろ覚えなところもありますがご容赦ください。本作を手に取ったのは、やはり伊坂さんの新作だからです。特にストーリーの説明が少し不穏な感じなので、そこが惹かれポイントですかね。 サスペンス•ミステリーのような導入から始まる本作ですが、メインはSFかなぁと思いました。「脳の信号によって人は動かされている」という設定が男の子心をくすぐる、そんな作品だったかなぁと思います。 伊坂さんらしくアクションシーンなどのテンポ感が良くて、そこは読んでて好きなところでしたが、オチが少し読めちゃったので、オチのインパクトはなかったかなぁという印象でした。
61投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログどこが着地点なんだろうと思いながら あぁ、そうなるのか。 読み始めは「???天使の囀り?」と思ったが、それよりも時代は先に進んでいた 元々の性質が影響する所は興味深いと思った
3投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログ伊坂幸太郎の新刊書は出る度にいつも人気が高い。ブクログ「本」週間ランキングでは、本書は3週連続で1位なっている。かく言うこの私も、最近では積極的に伊坂新刊書を読むようになった。「楽園の楽園」では一体どうしたんだ?と思ったが、やはり全体を俯瞰してみたら伊坂作品は面白さ満載である。 本書も最初の掴みから見事に引き込まれ、さすが序盤の吸引力はもの凄いと改めて思った。まず目を引いたのが登場人物の名前。量子(力学)、桂凍朗(小五郎)、(生田)斗真、(神社の)破魔矢と絵馬、伊藤(葛飾)北斎、ルーシー夫妻の太瀧と葉奈子(ジャストシステムの一太郎と花子)等々、覚えやすいので非常に助かる。翻訳ものだと、ジャームスとかロバートとかピーターなど没個性な名前が多いので、途中で人間関係がグジャグジャになると非常に困る。中盤の話の流れもトップスピードを維持し、全体に飽きさせない設定がなされている。そして、終盤に向けての急スピード展開、そして最後は見事な大団円と素晴らしい伏線回収に脱帽。複数のストーリー(今回は2つ)を最後にキュッと纏めるいつもの力量も健在。久々に読みごたえのある長編だった。全体を通しての雰囲気は、最近読んだ「死神の浮力」にちょっと似ていた。 この様に、人気No.1である理由も再確認。更に言えば、この作品は映画化すれば大ヒット間違いなし。特に脚本を作る必要もないし、人気豪華俳優陣を使わなくても実力派俳優だけで十分に話題作になると確信している。
24投稿日: 2025.11.12
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伊坂らしい疾走感は最後はあるけど、メインテーマがわからないし、奥深さはない。善悪の区別というか、人間の本質というかの哲学的なテーマはあるが、なんせ伊坂らしく軽妙に書きすぎてて、テーマと呼べるほど落とし込めてない気がする。 展開だけで読ませる話。 ジャバウォックという、人の理性を弱らせるものに取り憑かれたら、暴走してしまう。それを止めるのは音楽。そして、暴走させるのも音楽。 桂凍朗のルーシー夫妻を狙った理由もわかったようなわからんような。 量子のこんがらがった頭の理由が、20年も経ってたからで、破魔矢が息子だった事には驚いた。
4投稿日: 2025.11.11
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実は20年経過していた!というトリックを成立させるための創作症状ジャバウォック、この都合のよさを許容できるかどうかが評価の良し悪しにつながるのではないでしょうか もちろんちゃんとそのための伏線も貼られているのですが、それ自体がどうも都合の良い条件付けにしか見えなくて、種明かし後も納得よりはモヤモヤの方が多く残り、すんなりと楽しめませんでした 大きなネタは仕込まれていますがトリック一辺倒の作品といったわけではないので、物語として読んだ面白さもあります が、そんな中でも腑に落ちない気持ちが強めに残ってしまったかなぁと 久しぶりに読んだ伊坂幸太郎作品 伊坂作品と言えば他作品キャラの特別出演のイメージがあります これって今でも健在なんですかね? ルーシー夫妻とか、こんなに重要なキャラとは思わずに、過去作のキャラかな?くらいの感じで読んでしまいましたよ(笑
3投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログ伊坂幸太郎さんの作品としては珍しく、序盤から中盤の読みにくさが際立つ作品でした。 物語の構造が見える終盤でようやく意図が理解できますが、そこまでのストレスが長い点がマイナスポイント。ただ、人間の本質に関する考察は興味深いと感じました。 「面倒なことは他人に押し付け、自分を正当化したい本能」「味方には優しく、敵には残忍になれる二面性」「『あいつら』としてしか見られない相手には不寛容になれる心理」など、人間の攻撃性と温厚さの両立について、テストステロンや進化の観点から掘り下げる議論は読み応えがありました。特に、「温厚な種であり、残忍な種でもある」という矛盾した人間像の提示や、心理的DVと物理的暴力の非対称性についての指摘は伊坂幸太郎さんならではだと感じました。 大好きな伊坂幸太郎さんの作品としては中程度の印象ですが、人間理解を深める意味では得るものの多い一冊だったと思います。
4投稿日: 2025.11.10
powered by ブクログ不思議なお話…! でもなんだか面白くてさらさらと読めちゃう一冊。 どういうこと?!え?!みたいな展開が起きたり… 哲学要素が入ってるところも結構好きかも!
17投稿日: 2025.11.10
powered by ブクログ面白すぎる。 哲学的な要素もあって、全ての事象を懐疑的に見る考え方が興味深かった。 でも一回じゃちょっと難しかったからまた見返したいなあ
3投稿日: 2025.11.10
powered by ブクログモラハラ夫の暴言に耐え続けてきた量子。ある日、凄惨な暴力を振るわれついに夫を殺してしまう…と、ここまでは普通に進むんだけれど、あっという間に伊坂ワールドが展開していく。SFでもありファンタジー。並行していくもう一つの物語と交差していく伊坂さんらしい展開。いろいろと主人公に対してもやっとした感覚になるのだけれど、それも伏線が回収されてみれば納得。少し切ない部分もあるけれど希望を照らして終焉を迎える感じが良かった。
1投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログ#さよならジャバウォック #伊坂幸太郎 海外の翻訳ミステリな直後に読むと、軽快・軽妙な伊坂さんの語り口がとても読みやすい。 終始、地に足がついていないようなフワフワとした違和感の謎は、終盤明らかになる。 ジャバウォックという不思議な存在が主役だけど、たしかにこれはミステリ。 #読書好きな人と繋がりたい
6投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログ星3.5、という感じ。伊坂さん作品の中でもかなり難解な方だと思う。読み始めてしばらくすると、全く別の関係ない話が始まる。その2つの話はやがて関連してくる、という伊坂ワールドの常套手段は楽しくもあるのだが、設定と環境が独特なので、脳内で想像しながら(補完しながら)読むのがやや大変…、、2つの話はやがて一つに帰結していくのだけど、かなり大回りするし、途中まで脈絡が見出せないので、出てくるキャラクターや出来事のうち何がどれくらい重要なのかがわかりづらく、人によっては飽きるかも…。しかし、読み進めていくとわかる、この長編のテーマ性やメッセージ性みたいなものはかなり高尚なので、伊坂さんはよくこんなことを思いつくなあ、こんな着眼点を持つもんだなあと、感心してしまった。 「人は親切にも残虐にもなれる。その二面性がヒトを進化させてきた」ということ、そして、「その人の根源が『親切』なのか『残虐』なのか、炙り出せる方法があるとしたら…」というような問題提起がされていて、本当深い。でも、主人公の量子や、破魔矢、、桂凍朗たちには、最後に泣かされそうになってしまった。全部カラクリが分かった上で、もう一回読みたくなる!
2投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログミステリーだけど会話が軽快で、楽しさとミステリが融合している感じの作品でした。設定や仕掛けがトリッキーなので展開は最後の最後まで読めませんでした。
1投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログファンタジー要素が多く、突っ込みどころが満載でした。音楽の話しの部分は急に世界観が変わった気がしてついていけず、アニメだったら面白く感じたかも。
1投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログ久しぶりに伊坂幸太郎の長編を読んだ 相変わらず楽しい言葉遣い 大傑作とはいかないまでも面白い小説
2投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログ伊坂幸太郎的ミステリー 最後のあーなるほど!みたいなのはすっきりしましたが、 そこに行くまでが個人的には他の作品に比べて読み進めるのに時間がかかりました。。 だからこそのネタあかしされた時のすっきり感あるかもなんですけどねー
1投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログ終盤まで読んでようやく わりと序盤に作者の術中にはまっていたことが解った。 が、かといって全てにスッキリしたかといえばそうでもない。 特に凍朗。彼が終盤起こした行動は派手で 話としては面白くはあるけれど そこまで至るのに彼に何があったかが具体的には書かれていないのでイマイチ納得できなかった。ただただ真面目で繊細で人間や世界に苦悩し疲弊したでは なんか足りないような気がした。 本作は 量子側 斗真側 の二方で話が構成されているが凍朗側の話があってもよかったのでは…。 伊坂幸太郎さん。初めてだったのでとても期待していたのですが初読には向かない本だったかもです。
18投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログ久しぶりの伊坂さん。 夫は死んだ。死んでいる。私が殺したのだ。 から始まる物語。オチは最後まで読めなかった。 桂さんはすごく真面目で、真面目すぎて生きづらかっただろうな。
2投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログ「他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる。それしかないからね」 頭にとりつく寄生虫。世の中の暴力が全部のいつのせいだったらいいのに、それくらい、単純な話だったらいいのに。
2投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
伊坂ワールド!!な話でした。 破魔矢がもーーっとポップなら、もっともっと伊坂ワールドだった気がするので 少し物足りなさはあるものの、、、まさかの量子の息子(翔)だったとはー!! ジャバウォックに取り憑かれていた旦那が死んで 絶対に量子に憑いてるじゃん!って思ってたら そうか、そうか。 まさか20年も取り憑かれていて、眠っていたとはー! そこはまさかの展開でした。 伊坂さんの作品って 時間軸を狂わされて、伊坂ワールドに引き込まれるけど 今回の作品もまさにそんな感じ!読了後になるほどー!って納得した自分がほわほわする感じがして。 とっても楽しめました。 生物の中で人間は、最も穏やかで、最も残忍。 自分の仲間には優しく、親切に穏やかに接することができるのに 敵とみなされた瞬間に 迫害したり、痛めつけたり、、、辛辣で残酷。 動物は、お腹を満たすために他の生き物を殺すけど 快楽のために生き物の殺戮することはない。 人間でよかった、食べられないし。 って思うけど、人間の方がよっぽど恐ろしい。 その事に気付ける作品でした。
3投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログなんかあんまりおもろくなかった、なんで? 期待値が高すぎたのか、伊坂幸太郎作品の登場人物の飄々とした語り口とユーモアは、日常やシリアスな場面ではめっちゃ効果的で大好きなんだけど、今作はそもそも不思議な世界観だからずっとふわふわしててあんまり入り込めなかった
3投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログ11.08読了。 令和版「不思議の国のアリス」と思って読んでいました。開始数ページで引き込まれ、この先どうなっていくのだろうと終始ワクワク。終盤の伏線回収はとてもスカッとしました。
1投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログ率直な感想は、「そっちかー」でした。 好きな作家さんだからあえて厳しい評価。 この話が伊坂入門編にはならないかなー。
2投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
<デビュー25周年>渾身の書き下ろし長編ミステリー とはいうものの、ミステリーよりはエンタメSFという感じ。 もちろん真相のどんでん返しに継ぐどんでん返しはサプライズで面白かったです。 ジャバウォックというのは不思議国のアリスに出てくる混乱させる怪物のことで、本作では脳に巣くって本能のままに行動させる不可思議なものの呼称になります。 軽い会話も面白いし、主人公二人の交点に至る展開もよいが、なんかちょっと物足りない感じでした。
1投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
メッセージが詰まってる作品で、何度か桂凍郎の考えに思いを巡らせた。 人や国が争ったりするのは複雑な要因が絡まり合って生じるもので、理解しようとするときっと難しい。 そんなとき、人の争う理由、人の残忍性をジャバウォックのせいにできたら簡単でいいかもしれない。 もしかしたらジャバウォックは自然に発生したものではなくて人が欲しいと思ったから発生したものかもしれない。人工的につくられた可能性もある。ジャバウォック自体は単に生まれたからいるだけかもしれないが、なぜジャバウォックが生まれたのか考えてしまう。
2投稿日: 2025.11.07
powered by ブクログ面白かった!朝の電車でも娘が寝た後のソファでも、読み始めたら一瞬で世界に入り込める不思議。やはり伊坂幸太郎さんの本好きだな。
1投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログ横暴な夫を殺してしまった量子。助けてくれる後輩。人間の暗部を司る物質を巡る不思議な冒険。 うーん、最初はすごく面白いと思った。だんだんと自分には合わなくなってしまった。哲学的な問いに対するアプローチが好みでないみたい。
3投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログ【ラッシュライフ】で好きになった作家伊坂幸太郎の最新ミステリー。 ただ近年は初期作のようなワクワクが無くなっており、あまり読まなくなりました。 今作はしっかりミステリーしており、伊坂節も健在! あの頃の伊坂幸太郎に近づけるか!?
21投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログ違和感を置き去りにしてどんどん進んでいく物語。待って待って。場面転換についていけない。なにこの疾走感。それでも食い下がるように読み進む。そして。クライマックスですべてがわかる。そういうことかと。 人間の本質に絶望したり諦めたくないと思うのにそうなってしまい心を占める哀しみ。不可抗力にさえ抗える芯となるものを持ちたいと思いました。
9投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログAmazonの紹介より <デビュー25周年>渾身の書き下ろし長編ミステリー! 結婚直後の妊娠と夫の転勤。その頃から夫は別人のように冷たくなった。彼からの暴言にも耐え、息子を育ててきたが、ついに暴力をふるわれた。そして今、自宅マンションの浴室で夫が倒れている。 夫は死んだ、死んでいる。私が殺したのだ。もうそろそろ息子の翔が幼稚園から帰ってくるというのに…。 途方に暮れていたところ、2週間前に近所でばったり会った大学時代のサークルの後輩・桂凍朗が訪ねてきた。「量子さん、問題が起きていますよね? 中に入れてください」と。 妻が誤って夫を殺害という冒頭から衝撃の展開から始まるのですが、その途中から意外な方向へ。 同級生と再会、そして謎の2人に出会ったのを皮切りに、夫の殺害を隠そうと奔走していきます。 途中で、殺害の件を忘れるくらい、別の展開が印象的で、物語が進むのですが、それにしても伊坂ワールドは凄いなと思いました。 伊坂さんといえば、独特な世界観と舞台の仙台、そして音楽(ミュージック)が頭にちらつくのですが、とにかくワールドを堪能できました。 真剣な場でも、話の腰を折るような軽快なトークでありつつ、独特な世界観が何とも言えない魅力で楽しめました。 ちなみに題名の「ジャバウォック」ですが、不思議の国のアリスに登場する怪物だそうで、混乱をきたすモノとして、ニックネームとして名付けました。 ジャバウォックによって、人の頭に浸食し、感情を激化させていき、混乱を招いていきます。それによって、物語に影響を及ぼしていくのですが、ミステリーながらも、SFチックな要素もあって、独特な世界観でした。ちょっとごちゃごちゃ感はありましたが・・。 物語の構成としては、2つの物語を交互に展開していきます。一つは夫を殺害した量子の物語、もう一つは斗真という人の物語で、量子と謎の2人が出会う2年半前の物語が描かれています。 2つの物語がどのようにして結ばれていくのか?後半までは一緒にはならないまでも、ある人の登場によって徐々に寄せていきます。 そして、ある場所の場面から2つの物語が繋がっていきます。なるほどそういうことかと繋がった爽快感だけでなく、後にわかる真実には驚かされました。 それは量子の物語で、謎の2人の正体が明らかになる場面なのですが、ジャバウォックも絡んだ展開に、意外性もあって面白かったです。 登場人物に着目すると、みんな独特な存在感で、印象深いキャラばかりでした。特に破魔矢。 後に量子にとって大きく関わるのですが、正体を知った瞬間が一瞬「へ?」と驚いてしまいました。 夫を殺害という暗い話がどんどんそっちのけで、物語は進み、しまいには・・といったハラハラはありながらも、ジャバウォックというちょっとSFチック要素のある物語は、伊坂ワールド全開で、今回も堪能できました。
14投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログ待ってました。伊坂さんの長編。 やっぱり良かった。 読みながら、今の日本や世界の情勢がよぎる。 久々に、魔王読み返したくなった。
12投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログ結婚後に夫の転勤で仙台に住み、子育てしていた量子だったが、次第に夫のDVが酷くなり遂には暴力まで振るわれて反撃しようとして殺してしまう。 その後、大学時代の後輩・桂凍朗が現れて驚くことなく車を用意して無かったことにしようとするのだが…。 気がつくと破魔矢と絵馬と名乗る若い夫婦とともに行動を共にすることになり、夫に取り憑いたのがジャバウォックであり、その研究をしているのが桂であることを知らされる。 スピーカーとカメラ、音楽と映像、亀を使って操作する不思議な夫婦。 最初の殺人がなんだったのだと思わせるように軽快でありながら巧妙さもあるのは伊坂幸太郎さんらしいとも思える。 実際は、研究施設の恐ろしい事実を知ることになるのだが、彼らに振り回されていた量子もこの間に20年経っていたとは… それで会いたかった息子が…。 これには気づかなかったが、やはり嫌な気分で終わることがなかったのが救い。
84投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログ25周年記念作品、ずっと楽しみにしてた! 途中、どうやって最終的に着地するんだろうって思ってたけどそういうことか~!って感じでした。記憶消してもう一回読みたい。
2投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログデビュー25周年記念の本作 帯の文句に一体どんな話なんだろうと読む前からワクワク 伊坂幸太郎らしい疾走感のある作品でした 自分なりにこの作品に込められたメッセージを考えています でも難しい だからこそずっとずっと考えています 答えは出るかな?
12投稿日: 2025.11.04
powered by ブクログどこが「<デビュー25周年>渾身の書き下ろし長編ミステリー!」なんでしょうか。ここ数年の伊坂作品は本当に面白くない。と言いつつ新作出ると読んでるが、でも毎回同じことの繰り返し。まず然程ミステリーでもないし、結局何を書きたいのかよくわからないです。もうそろそろ伊坂作品を新作出たら読む位置づけからランクダウンさせます。渾身でこれですから。。
3投稿日: 2025.11.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
量子さんの抱いている違和感の正体に気づけないまま種明かしを喰らい、「そういうことだったのか!」と流れ石。 すっきりとした読了感でした。 伊坂幸太郎の作品には大抵バディが出てくるが、今回の破魔矢・絵馬コンビはお互いを支え合う素敵な夫婦で憧れるな〜。
1投稿日: 2025.11.04
powered by ブクログ冒頭に出てくる、鏡の国のアリスが「ジャバウォックの詩」を読んだ後に洩らしたという感想を、このままこの本の感想にしたい。 「頭がいろいろな気持ちでいっぱい」 背筋が寒くなる場面もあるし、頭が混乱する場面もあるが、最後は何だかちょっとあったかい気持ちになるのは、伊坂マジックなんだろうか。
1投稿日: 2025.11.04
powered by ブクログ面白かった!!もうこれに尽きる 終盤の流れにそうだったのか!が止まらなかった 思わず初めから読み返しちゃったよ 良い作品でした
1投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログ久々の伊坂幸太郎さん。 面白かったです。 伊坂さんらしい作品だと思いました。 伊坂さんの作品は、いつも読むのにパワーが入りますが、読み終えた後はいつも達成感みたいなのがあるんですよね。 この作品も理解するのに、少し頭を使いますが、いい刺激になりました。
57投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログ好き嫌いの分かれる作品が多い伊坂作品だが、本作は好きな部類に入る。 『アイネクライネナハトムジーク』のような展開。 語り口はポップで軽快なのだが、兎に角メッセージ性が強く作者の想いが強く出すぎてる気がする。 最近の流行りは『自分でコントロール出来ない事は気にせず、自分のやれることに集中する』と言った考え方が主流だが、作者は『それでも何とかもがいてみる』と言った、良い意味での往生際の悪さというか諦めない心を持つことを大切にしようとしている。 そういう面が同じく大衆受けする東野作品との違いか。 ストーリー自体は設定が難しすぎるし、得意の伏線回収も今一盛り上がりに欠けた。 可もなく不可もなくと言った作品。
2投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログ鏡の国のアリスに出て来るジャバウォックの詩。 読み終わると頭がいろいろな気持ちでいっぱいになる。 主人公は夫に異常な暴行を受け、殺してしまった主婦。脳に取り憑いて凶暴化させるジャバウォックを追いかける騒動に巻き込まれる。脳とか、自意識とか、現実と思考とか、自分の存在に悩みながら進んでいく。 現実なのか、空想なのか。 SFに分類しました。
0投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログ今回の作品、上手く文章化できないんですが、明日も頑張ろうって思えた。 伏線が回収されていくのが好き。
0投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
真実がわかった時に、あぁそうかって、いつも思う。 なんで、いっぱいヒントが散らばってたのに、わからなかったんだろうって。 トリックだ。 まず、最初はサスペンス系だと思う。もしかして、ヒューマンドラマ系かもしれない…と思ったり。 ところが、あれよあれよといううちに、違う。そんなん、ちゃうちゃうってなる。 以下は、ネタバレいっぱい 次第に、量子が、一回ジャバウォックに取り憑かれたことはあるんだろうとは予測がついた。そのせいで、記憶が曖昧になったりしてるのかなと。 ただ、私は、桂凍朗が量子の夫を運んだ際、量子が意識が飛んだが、その直後にターミネーターみたいに破魔矢と絵馬が未来から来て、それを解決していたのだと思っていた。 量子の意識がない時間が長かったのに、それに気付きにくくしていたのは、母親との電話の会話だと思う。 (実際は、ショックを与えないため、徐々に慣れてもらうため、事情の知ったお母さんは話を合わせていた) そうやって、次の展開はどうなるんだろうなんてどんどん読んでいるうちに、20年。 すごくショックを受ける。 いっぱいヒントがあったじゃないか! 読み間違えてた! 時間トリックは、今までの小説にもあったのに… 今度から、きちんと時系列とか表とかまとめながら読もうかしら。 ついつい先が気になって、どうしても、読む方優先になってしまうんだなぁ… いつになったら、伊坂幸太郎さんのトリックを種明かし前に全て自分で解読し、「よし!正しかった!」ってなるんだろう? 破魔矢が、量子の息子の翔くんってわかった時、ちょっと泣いちゃった。 お母さんのために、ずっと付き添ってたんだなぁって思うとね。
1投稿日: 2025.11.03
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"ジャバウォック"の設定に入り込めない感じは少しあったけど、最後「なんやて〜」「なんやて〜T T」「そうだったかT T」となりました。 読み返して彼の発言を振り返りたい。
0投稿日: 2025.11.02
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伊坂幸太郎を読んでる!!!!という気持ちになれる本。 王道のような始まりだったのに、いつのまにか置いてかれてた。 これを読んだ後は、あの曲を聴こう。
3投稿日: 2025.11.02
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人間には味方に優しくし、敵には非常になる本性がある。どんな相手にも親切な人間でいたいという桂の考えには共感。私は理性でその本性を抑えきれていないと反省した。 物語としては、主人公と一緒にどんどん物事が進むことに私も一緒に置いてきぼりになった。 最後には伏線回収もされるが、結局ジャバウォックという未知の存在が何なのかはよくわからず。 桂が結局何を成し遂げたかったのかも意図を汲み取れていないのが正直なところ。読み終わってもモヤモヤは続く。
2投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
89点。 ぼくの好みではあるけれど客観的に完成度が高いと言われるとそうでもないかな、という作品。 好み度:93 完成度:87 くらい。 少なくとも本格ではないけど、ミステリのよくある手法を使っている作品、という印象。実際20年のずれは全く分からなかった。よくある展開ではあるけれど、自分は騙されたし、隠し方はかなり上手い方なんじゃないかなと思う。ネタバラシのとこは結構テンション上がったよ。水槽の中の脳の話題を出して、安直だけど作り物なのかな、嘘の記憶を埋め込まれてるのかな、と思っていたらリアルタイムではなく時間のずれがあり、それを隠していたのは上手いミスディレクションだと感じた。ジャバウォックというフィクションは伊坂らしいと思った。破魔矢と絵馬というコンビも伊坂にいそうなキャラすぎる。天狗は少し魅力少なすぎるかな。燕がアリーナの会場にいて量子を助けるシーンなんかはご都合主義すぎると思った。これをはじめとして、少し展開が荒っぽいのは感じる。終盤読んでて興奮して勢いで読まさったのは良かったけれど、勢いに乗れなかったらもやもやするなーと感じた。凍郎はどうやって収集つけようと思ったんだろうか。あれで被害者多数なのは望まないんじゃないか。天狗に託して被害者でないように調整するなら分かるけど、燕が天狗のこと止めてたり、主人公陣営の障害として描かれていてなんでーとは思った。あと自分の息子のこと分かんないかー。20年経ったらそうかー。ギリわかりそうだけどな。細かい部分考えると突っ込みたいポイントは出てくるけど、満足度は高め。やっぱり北斎の話は好きだよ。これはみんな思うんじゃないかなー。個人的イメージは玉置浩二。風貌だけだけどね。破魔矢が実は息子でした、とか母は現在も元気で、最後にみんなでパーティーします、みたいな平和展開は、伊坂っぽいなーって思った。こっちタイプは個人的に好みではないけれどね。 勢いで読んで、このまま読み切りたいなーって思わされる作品だった。伊坂の中でハネてるわけではないけど、良い作品だと思います。
0投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログ初めての伊坂幸太郎作品。 「量子」と「斗真」という、2人の登場人物の視点が切り替わりながら進んでいくストーリー。 特に量子ターンの時は、本当に違和感だらけで、時間と空間が歪んで見えるような感覚に陥り、なんだかマトリックスの世界に投げ入れられた感じだった。 それも最後に伏線回収されるのだけど、読み終わった今も、実はマトリックスの世界にまだ居るのでは?と疑ってしまうストーリーだった。 今、私たちが見ている世界は、実は「水槽の中の脳」が見ているものなのではないか、と。 今の世の中、過去から現在まで、人間ってここまで残忍になれるのかと、胸が苦しくなる出来事が沢山起きている。報道される事件も、誰にも気づかれずに埋もれている事件も。 そういったなかで、謎だらけの「桂凍朗」という登場人物がいるのだけど、彼の最後の行動に、私は人間としての希望を感じた。
1投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログ読んでも読んでも頭の中に主人公同様に「???」が浮かび続けて、どんなるん?とおもっていたけど、さすがの伏線回収! うわぁーー!!ってなって、清々しい気持ちで読み終わった。 残忍な内容から始まったらどうなるの?と思ったけど、読み終わって、「もう1回読みたい」って思える内容。
11投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログ間違いなく2025年読んだなかでナンバーワン 期待を裏切らない、おもしろかった… 予想の上をいく展開と 没入感、さすがです
4投稿日: 2025.11.01
powered by ブクログつかみの部分からグッと引き込まれた。 ただ、この作品の最大のギミックが、謎のままかなり後半まで引っ張られ、しかも巧みに丁寧に隠されてるもんだから読んでる方は宙吊りになったまま話が進んでいく分、若干ストレスを感じはした。でも基本、伊坂贔屓だから面白かったけど。 読んでる途中、たまたまSNSで「大きな謎がある」という文言を目にしてしまい、ハードルがかなり上がってしまったのは良くなかった。カタルシスも薄れてしまい…ちくしょう! 自分と他人の話は、先日読んだばかりの「パズルと天気」の理論に近しいところを感じて嬉しくなった。 伊坂幸太郎の次回の長編はいつ読めるんだろう。
2投稿日: 2025.11.01
powered by ブクログ【短評】 久方振りの伊坂幸太郎は、デビュー25周年記念書き下ろしである。折角なので、鮮度の高いうちに読んでみるのも良いだろうと、思い切って手に取ってみた。 とっても変な物語だった。自らの「変」という言葉のチョイスが良い意味なのか、悪い意味なのか判然としない位には変な物語だった。かなり突飛なSF的要素を中心に据え、謎や違和感をふんだんに振りまきながら、しっかりとミステリィをしていた。 のめり込み切れなかった部分があり、最初は3点評価にしようかなと思っていたが、そこは流石伊坂幸太郎と言うべきか、見事に着地を決めてきたので、最終的には4点評価と相成った。 「夫は死んだ。死んでいる。私が殺したのだ」 佐藤量子(さとうりょうこ)は夫を殺害した。呆然としている量子の前に、大学時代の友人・桂凍朗(かつらこごろう)が現れ、てきぱきと事件の隠匿を図り、姿を消す。困惑する量子は、破魔矢(はまや)と絵馬(えま)という謎の夫婦の助けを得るが、彼らは凍朗を止めたいのだと言う。鍵となるのは、人間の精神に作用する「ジャバウォック」なる存在である。 違和感はあった。伏線もあった。しかし、真相には届かなかった。 「あぁー、そういうことかぁ」と嘆息する類の作品。気付けなかった。畜生、俺の負けだぜ。物語の性質上、不安定でチグハグな読書を強いられるのだが、それがパタンと綺麗にひっくり返る瞬間の快感が凄かった。見事である。 ドライなようでいて、どこか詩的で暖かな「伊坂節」というべき筆致は相変わらずであり、読後感が非常に良い。色々な人が「救われる」物語である。 【気に入った点】 ●大胆に組み込まれたある「ギミック」に驚かされること請合いである。個人的にはフェアな作りだったと思う。パラパラと読み返してみると、結構大胆にヒントが散りばめられていることに驚く。正面からミステリィしている。 ●ホルモンから考える「人間の本質」という命題は興味深い。かつて似たようなことを思考したことを思い出した。味気ない現実のなかに、救いが残ったのも良かった 【気になった点】 ●ちょっと読み辛い。ジェットコースターの様な状況に投げ込まれた主人公の混乱を直截にトレースしているため、全体的にぐらぐらと不安定である。個人的な感想として、やや不快感が先行したのは否めない。 実に不思議な物語である。全編通じて煙に巻かれているようで、読み手を選ぶタイプの作品かも知れない。一方で、しっかりと作り込まれた一冊で良質な驚きを齎してくれる伊坂らしい一冊であることは保証したい。
17投稿日: 2025.11.01
powered by ブクログ初めての伊坂幸太郎さん。 ヒトという生き物についての桂の見解が興味深かった。 読んでて何か良く分からないなと思ってたけど、最後はそういうことだったのかとスッキリ。 北斎のエピソードがかっこよくて、どんな歌なのか聴いてみたくなった。
14投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いやー、今回もやられたなぁ… 本当に小さい違和感をばらまいて、回収するのがうまい。 しかも、気になるかならないか微妙なラインの違和感。 がっつりファンタジーっぽい設定だけど、いろいろなものが繋がるのが楽しい。 我思う、故に我あり、がまさか最大の伏線とは。
3投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログ楽しく愉快で、それでいてきちんとメッセージのあるフィクションミステリー。伊坂幸太郎節が満天の1冊だった。 『ペッパーズ・ゴースト』を彷彿とさせるポップな登場人物、破魔矢と絵馬の存在が小気味良い。 人間は種の生存と繁栄のために、その暴力性を理性で抑え込む術を身につけてきた(衝動的な暴力性は淘汰されてきた)一方で、戦争や虐殺などのより計画的な残忍性を発展させてきてしまったというパラドックスについて、“さよならジャバウォック”という皮肉を用いて優しく描いた小説。
5投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログ好きな伊坂幸太郎は 砂漠と重量ピエロと バイバイブラックバード なので これはあんまり好みじゃなかった なんせ好きな伊坂幸太郎は 砂漠と重量ピエロと バイバイブラックバードだから 旦那っちをやっちまった主人公は ジャバウォックに取り憑かれてたんで〜 で済む話なんじゃろうか… そこんところがどうなるんかが 一番気になってたのに ん~???ってなった 亀ってなんかの比喩なんかね? ぜんぜんわからんけど 亀である意味…って気になる つまんなくはなかったので フツーの星3つ
0投稿日: 2025.10.30
powered by ブクログ伊坂幸太郎先生らしい作品でした 「オーデュボンの祈り」をおもわせるような不思議な世界観に迷いこんだ感じがありましたが最後は現実に戻れて丸く収まったという感じでしたね 面白かったです
2投稿日: 2025.10.30
powered by ブクログ毎度ながら、伏線回収が素晴らしかった。 全く予測が出来ない展開で最後までしっかりと楽しめて、読み応え抜群でした。 最後の展開を読み終えて、安心というかありがとうというか…さすが伊坂さんです。 このなんとも言えない読後感を味わえるので、伊坂作品は見逃せない。 再読してもまた、楽しめそう。
9投稿日: 2025.10.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ジャバウォック(前頭葉への寄生虫)の不思議な話かなと思ってて、ミステリーってのを忘れてて、なんか引っかかるけど、面白くなるんかなって思ってて、残りのページ少ないぞ!!って時に20年進んでた!!!!ってなったね。 お母さん居ない翔かわいそうなのに、翔の事ぜんぜんほったらかしじゃんって思ってたら、破魔矢は翔なんってなって!!!そういえば施設でも幸せだったとか言ってて、なんか泣けてきた。 桂凍朗(こごろう)もジャバウォックに支配されても、子どもを助けた。子は宝ってなんかダサいけど良い言葉なんかもしれない。私もそんな人間でありたいって思った。 だいぶ前半ジャバウォックの話がクドくて、ミステリー感が無いのに、伊坂幸太郎は最後面白いよね。面白かった。
0投稿日: 2025.10.30
powered by ブクログ自宅でDV夫を殺してしまった36歳主婦、量子のもとに、大学時代の同級生、凍朗が現れる。「子供は宝だ」と言い切る、少々変わったその男は、夫殺害の隠蔽を申し出、幼稚園に通う息子のため、量子は受ける。ところが、遺体を捨てに行った山に置き去りにされ、色違いのジャージを着た若いカップル、破魔矢と絵麻に助けられる。凍朗を止めなければ!という、破魔矢と絵麻に連れ回され、よくわからない何かに引きずり込まれる量子は、あちこちに違和感を覚えていく。 ジャバウォックというのは、人の脳にとりついて、その人の持っている暴力性、残忍性を引き出すというか、制御できなくさせる神経麻薬?ホルモン?みたいなもの。そして、凍朗はその研究所の人間で、その研究所の目的は、暴力性の軍事利用である。凍朗はそれを止めるため、自爆テロのようなものを企てている。破魔矢と絵麻は、凍朗の手伝いをしていたが、危険性に気づき、止めようとしている、という流れ。それが、頭の中が「ひっくり返したスノードームの中身のように混乱している」量子の目線で語られる。凍朗が学生時代、「水槽の中に脳があって、この現在というのは、その脳が見ている夢」であるという可能性の話をしていることを思い出し、あちこちの違和感から、これは現実ではないのではないかと、思うようになる。 ジャバウォックを剥がすのに、ビートルズの曲が有効だ(人気歌手側の話も交互に挟まる)とか、ところどころ出てくる思考、思想(「人間の最も強い欲望の一つは、今より落ちぶれたくないという欲求」「他人のことは変えられない。自分のことは変えられる」など)に、伊坂さんの小説を読んでいる!という楽しさを覚えた。前作、前々作が、少し物足りなかったので、「これこれ!」という感じ。ラストに違和感の正体が明かされるので、伊坂さんはミステリと言っているが、ミステリではないような。「伊坂さんの小説」です。
0投稿日: 2025.10.30
powered by ブクログ本格ミステリーを思わせる不穏な冒頭から、次第にいつものテンポと空気感に。キモとなる〝悪魔祓い〟の方法もぶっ飛んでいる。ユーモアに溢れ、緻密な構成で伊坂さんらしい「What done it?」の物語を堪能した。
17投稿日: 2025.10.29
powered by ブクログ伊坂幸太郎氏のデビュー25周年作品『さよならジャバウォック』は、私に強烈な衝撃と、世界に対する違和感を突きつけた長編ミステリーだった。物語は、主人公・量子による「夫殺し」という絶望的な告白から始まるが、その後の展開は、単なる犯罪小説の枠を遥かに超え、人間の本質と世界の構造という根源的な問いへと向かう構成になっている。 日常に潜む「争いや諍い、恨みやつらみ、悪意や欲望」といった負の側面は、ジャバウォックというシステムを通じて具現化されているように思える。この仕組みが、人間の理性というブレーキを外し、「暴走、残虐」な衝動を増幅させる姿は、現代社会の抱える問題と通底しているように感じられた。私は、この理不尽で不確かな世界で、本当にヒトは制御不能な存在になってしまうのか、と考えさせられた。 しかし、物語の真の主題は、その絶望的な状況下で光る「希望」の力にあるのかもしれない。元ミュージシャンの北斎が奏でる音楽や、主人公の「義憤」という名の抵抗は、優しさ、温もり、思いやりといった人間の最も美しい側面が、本能的な暴走に対抗できる可能性を示唆している。クールでありながら献身的な姿勢を見せる登場人物たちの行動は、人間の防御システムを構築しようとする、崇高な試みとして私には映った。 特に心に響くのは、作中で繰り返し提示される「他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる」という、諦念と決意が同居した哲学的なメッセージだった。この言葉は、世界の不変的な残酷さを受け入れつつ、唯一コントロール可能な「自分の意志」に集中することの重要性を教えてくれる。主人公が、この哲学を実践し、自分自身の信念に身を委ね、困難に立ち向かう姿は、物語の核心に迫る力強い感動となって胸に迫った。 最後のクライマックスでは、究極の悪意と対峙する中で、登場人物が自己の根源的な信念を、その身をもって貫く場面があった。その行為は、外見上の衝動がどう見えようとも、人間の持つ「愛と意志の力」が勝利しうるという、一つの証のように感じられた。それは、理屈や損得を超え、夕日を見てただ綺麗と涙してしまうような、ヒトの心に宿る「美しさ」への証明のように思えた。 この緻密な仕掛けと深い哲学は、私に大きな驚きと、生きる上での力強い指針を与えてくれた。人間の醜さと美しさの両方を描き切った伊坂幸太郎は、それでもなお、人間の善なる可能性を信じているのかもしれない。僕も、その哲学を深く共有し、これからも伊坂幸太郎を愛し続けるのだろうと思った。
9投稿日: 2025.10.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夫にdvされながら息子を育てる量子。ある日夫が突然襲いかかってきて殺されそうになり逆に殺す。 そこに大学時代の後輩の大男である桂が来て、死体を山に捨てに行く。山で死体を埋めている…と思ったら意識を失う。 じつはそこで20年が経過。量子にとってはよく朝に山で目覚めると、破魔矢というチャラ男な男性と絵馬という冷静沈着な女性がいる。夫婦。桂が暴走してるから止めに行くと言う。 ジャバウォックという寄生虫が脳に取り憑いて衝動的な暴力を振るって凄い力になる。それが旦那に取り憑いていたのだと。絵馬と破魔矢はジャバウォックを音楽のちからで剥がして近くに置いた亀に寄生させる。 桂はこの研究の資金源の夫婦にジャバウォックを観戦させて大暴れさせた。 どんでん返しはちょっとびっくりしつつ、違和感を排除できた。伊坂幸太郎の文章の作品で、相変わらずさらりと読めるしテンポも良い感じだった。
1投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
はじめから終わりまで伊坂幸太郎節だった。物語のはじまりからは想像もつかないような展開に一気に読んだ。 最後に明かされる破魔矢と凍朗の話には泣けた。伊坂幸太郎ファンの私としては大満足の小説だった
2投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大好きな伊坂幸太郎さんの新作! きっと、このジャバウォックって 誰しもいつでも、あぁなるのかって、ちょっと怖かったりして。 今の社会に対する想いだったり、ヒトっていう存在に対してだったりとたくさん考えられました。 他の方が書かれていたのですが、 あの曲はビートルズのだったんですね!すぐにYouTubeで聴いたら、自分がイメージしていたリズムとは違いましたが、あぁ!なるほど!となりました! 最後のあたりの 翔くんのところ、燕ちゃんのところ、涙が自然と溢れました。何度も鳥肌が立つような伏線回収。ときが経って、読み返すのも楽しみです。 まさか20年後にはならないかな?笑
2投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログ結婚直後の妊娠と夫の転勤。その頃から夫は別人の ように冷たくなった。そして今、自宅マンションの 浴室で夫が倒れている。私が殺したのだ。途方に くれていたところ、大学時代のサークルの後輩・ 桂凍朗が訪ねてきて…。
0投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログなにを言ってもネタバレになってしまいそうだ。 目まぐるしく移ろう世界の中で、ひとつでも希望があればいい。 それだけで、人は前を向けるのだと思う。
5投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログ伊坂幸太郎25周年を記念した、長編作品で、相変わらずすぐ読み終わってしまった。これまでも素晴らしい作品を書き続けていくださっているので、まず作品を出し続けてくれていることに感謝でいっぱいになる。もう、一生遊べるくらいのお金はあるだろうに(笑)でも生きるって遊ぶだけじゃないもんな。 伊坂幸太郎さんのストーリーは学びがあるのかないのかよくわからないのがよさだと思っていてその浮遊感、取り付く島もない感じ、つかめそうなんだけど、「まだだよ~」と手をするりと抜ける感じ、そして不条理な世の中への抵抗を味わえる作家だと思う。 ミステリーの手法としては、一度味わったことのある手法だけど、そこにエッセンスとしての伊坂味が今回もふんだんに盛り込まれているので、そこを楽しめる人は手に取ってみてほしいと思う。 小説は「浸る」ものだと思っているので、いつも浸れる伊坂作品には感謝です。今回もありがとうございました。
25投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログ1番好きな作家はと聞かれると、その答えは間違いなく、伊坂幸太郎です。 ただ、今回の作品はなんだか、あんまりすっと入ってこなかった。 流石の伊坂幸太郎と感じる言い回しや、伏線回収は魅力的だと思いつつ、全体的な話にはあまり惹かれなかった。 人間の持ってしまっている、優しさと残忍さ。 他人ではなく、自分自身が変わるしかない。 という話である様でなにか中途半端さが残るからか?
2投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログ伊坂さんご自身の話によると、 これは今回に限ったことではなくて、本能とかホルモンとか、脳のこと、やっぱりそういうものがすべての根底にあると思っていて。小説のテーマや題材ではなく、日常的に気になっているんですよね。リチャード・ランガムの『善と悪のパラドックス』に、「ホモ・サピエンスは最も温厚で最も残忍な種」ということが書いてあって、本当にそうだよなぁと思いますし、今回はそれを引用しつつ、作中に盛り込みました。 とあり、伊坂幸太郎作品に一貫して感じているジャスティスと、この数年感じていた人間の良心と攻撃性も相まって、納得しつつもなんかもやもやとした気持ちになりました。Fair is foul, and foul is fair ということなのかな。再読したらまた別の気持ちになるのかも。 で、ジャバウォックを追い出すロックの曲は結局なんなんだろう?ビートルズなのは間違い無さそうとして、Please please meが有力だけど、自分はEverybody’s got something to hide except for me and my monkey をイメージして読んでいました。
21投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログ伊坂幸太郎さんの飄々とした、でも優しい文章が大変好きです。 伊坂幸太郎さんの作品は多く読んでおりますが、何のことを書いているのかわからない作品も正直数作品あり、戸惑うこともあります。 わからないなぁ、と思いながら、でも、わかりたいなぁ、と思いながら読みました。
11投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
帯には長編ミステリーと書かれていたが、SFという方がしっくりくる。DV夫を殺してしまったという現実に起こりそうな暗い話の後、桂凍朗という学生時代の知り合いと一緒に遺体遺棄に向かうが、なぜか記憶がなくなり…。破魔矢と絵馬と名乗る二人組に助けられるも、なんやかんやと言いくるめられて家に帰してもらえず、行方不明の桂凍朗を見つけなければならないという。 ジャバウォックは『鏡の国のアリス』に出てくる怪物だが、この小説では、「人間の凶暴性に歯止めを効かなくさせる性質の寄生虫のようなもの」とされている。ジャバウォックに取り憑かれると、その人自身も危険にさらされる。 という流れで、殺人事件についての言及は最初だけでこれはSF。まあ、個人的にはこういうのも好きな方だし、終わり方もホッとする。
2投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログ夫を殺してしまった佐藤量子。 途方に暮れていたところ、2週間前に近所で再会した大学時代のサークルの後輩・桂凍朗が訪ねてくる。 物語は全体的に暗めで、何か引っかかるような違和感が感じられます。現実なのか、夢なのか、よくわからなくなりましたが、結末でずっと感じていた違和感の正体が明かされたとき、なるほど!と腑に落ちました。ただ、結末まで淡々と物語が進み、あまり没入できず、何となく読んでいたという感じ。 伊坂さんの作品は大好きなので期待していましたが、ちょっと物足りなさを感じてしまいました。 充分に消化しきれていない気がするので、時間をおいて改めて読みたいと思います。
33投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログ水槽の中の脳の話は昔何かの本で読んだことがあって、怖いと同時に「ありえるかも」と思った記憶があります。 「僕らが体験しているこの世界は、実は水槽に浮かんだ脳が見ている夢なのではないか」という仮説。 そんなはずはない!と否定したいけれども、証明することができない。 友達も家族も仕事も本当はすべて幻かもしれない。 でも、もしそうだとしても僕は"水槽の中の脳なり"に自分の人生を精一杯生きていこうと思います。 伊坂さんらしい登場人物たちの軽妙な掛け合いと先が気になるストーリー展開を存分に楽しめる作品でした。
2投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログウィットに富んだやり取りだったり、伏線の回収だったりと物凄く面白かった。陳腐な言い方になりますが、デビュー25周年らしいこれまでの作品が色々と思い出される小説でした。 ここ最近の作品の中では痛いシーンが少なかったのも個人的には良かったです。なんでか、『火星に住むつもりかい?』とか『ゴールデンスランバー』『モダンタイムス』なんかを思い出しました。 個人的には本能から離れる行動をとることが人間らしさというところに深く頷きました。(そんなことは書いてなかったと思いますが。) 物語のキーとなる曲ですが最後までタイトルやアーティストが出てこないです。おそらくはthe BeatlesのEverybody’s Got Something to Hide Except Me and My Monkeyなんじゃないかなと思って、真ん中あたりからはBeatlesの曲をランダムに再生しながら読んでました。もともと子供のころからよく聞いていたアーティストではありますが、伊坂先生のお陰でゴールデンスランバーとか流れると勝手に心温まっちゃいますよね。
3投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログ物語の進み方、最後の驚きや展開の速さはエンタメとして楽しめました。しかし全体を通してなんかモヤモヤ感を感じました。 伊坂さんは作品を通じて何が言いたかったのだろうか?人は誰でも心の中に優しさと残虐さが共存していること?今の世の中ははそういう危ういバランスで保たれていること?単なるサスペンスなら緊迫感やトリックがもう少しあって欲しかった。 最近の伊坂作品は以前のような面白さが無くなって変化している気がします。残念ですが厳しめの星3つ。
4投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログ知らない場所に置き去りにされたかのように手探りで読み進めていたが、読み終えてみればなんてことはない、いつも通りの伊坂さんだった。読み返しながらそのことにいちいち感動し、涙腺がゆるむ。 完全な悪も完全な正義もないということを、悪意や下心が誰かを救うこともあれば、盲信した正義が他人や自分までも傷つけることもあるということを、私たちは伊坂さんの多くの著書の余白から受け取ってきた。人生が続く限りこの曖昧さからは逃れようもなく、親切かつ残忍であるのがヒトの本質だとしても、私もできる限り親切を選び取りたい。「だから、どうにでもなるよ。過去のことよりも、これからだ。」という彼の言葉を拠りどころにして、もう少し肩の力を抜いて生きようと思った。
2投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この多幸感が辞められない。面白かった!! 最後まで、一気読みでした。 言葉に傷つくこともあるけど、救われることもある。受け取り方によるんだなぁと改めて実感できました。 ジャバウォックの動きを止める曲は、ビートルズの「Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey」と思います。 かっこいい曲ですね! 歌詞にも伏線があるような気がして、探しながら読んでました。 辞書を持っていた身体の大きな女性という文が出てきて、うぉぉ!!って叫んじゃいました笑 やはり、優しい人だったんじゃないですか。
0投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私も妹を命懸けで守ろうとした夢を見たとき、起きてからめっちゃ安心した覚えがある。自分の本性が善人かもって思えたから。桂さんも最後の瞬間、安心したと思う。
1投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログ先月36歳になった量子は最近横暴になってきた夫を仙台の自宅マンションで誤って金づちで殴って殺してしまいます。 その時近所に実家のある大学のマジックサークルの後輩の桂凍朗(こごろう)が訪ねてきて凍朗はすぐに量子の異変に気づきトランクに夫の死体を入れてまだ幼い息子の翔は山形に住む実家の母に頼み車で凍朗と二人で死体を山に棄てに行きますが…。 ”ジャバウォック”というのはルイスキャロルの『鏡の国のアリス』の中でアリスが言う「ジャバウォックの詩」怪物ジャバウォックを倒す物語のことを描いているそうです。 これは伊坂幸太郎さんのデビュー25周年の渾身の書き下ろし長編ミステリーということで伊坂さんのデビュー作の『オーデュボンの祈り』からのファンの私はものすごく期待していました。 前作の『天気とパズル』は昔の作品も入っていたこともあったせいかまあまあ面白かったのですが、最近の伊坂さんはなんかよくわからないお話ばかりで正直つまらないと思っていました。「25周年」だし「ミステリー」だしきっと面白いに違いないと思って発売日の夜から読み始めたのもつかの間、なんか今ひとつピンとこないお話。 何の話なのかさっぱりわからず、昨日は私、コロナとインフルエンザの予防接種を受けてきて今日の昼頃から発熱と関節痛のある中でやっとこさ読了したのですが全然面白いと思わなかったのです。 これはもう伊坂さんのファンを辞めるしかないのじゃないかと思いました。 何件かあがっているブクログのレビューをちらっと拝見したのですが、皆さん面白いと書かれているじゃないですか。 私、おかしいのかなと思いました。 伊坂さんとはデビュー間もない頃山形の小説の講座に二回みえたときに、懇親会でお話させていただいたことがあるのですが、ファン対応が素晴らしくとてもかんじのいい方だったのですが、作品はどんどん違う世界へ行かれているような気がしてなりません。 ところで、コロナの予防接種ですが、私の友人知人の皆さんに受けるかどうか訊いて回っていたのですが、「受ける」と答えた人が誰もいませんでした。 ブク友の皆さまは受けられましたでしょうか。 昨年の秋はコロナに罹って、免疫ありということで受けなかったのですが昨日7回目を受けたのですが、今日の昼から発熱、関節痛がありましたが、今、痛み止めを飲んだら少しよくなってきたような気がします。
158投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログ『夫は死んだ。死んでいる。私が殺したのだ。』 この一文。はいりからそそられる。 『鏡の国のアリス』のジャバウォック(混乱を意味する怪物)の唄 『なぜかしら、頭がいろいろな気持ちでいっぱい。何が何だかはっきり分からない。』 ほんとそう。 読んでるこっちもそう。 “ジャバウォック“に翻弄されながら読み進め いま、時間軸がどのラインなのか? 味わって読む。 読み終えてからのもう一度。 端々に、表情だったり台詞が違った見方ができて ジワる。 二度美味しい。 これが伊坂ワールドなのよね。 “他人と過去は変えられない。だけど、自分と未来は変えられる“ 「おかえり」
0投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
苛烈なDVを受けてひょんなことから夫殺しをしてしまった主婦が巻き込まれる長編ミステリ。伊坂小説を読むたびに毎回書いていることだが、どんでん返しや会話劇、綿密な構成などが伊坂作品の特徴としてよく取り沙汰されているものの、あくまでそれは表層的なテクニックの範囲内であり、伊坂作品の本質は「小市民的な生活雑感」と「最大公約数のささやかな幸せ」である。素朴な人柄を描かせたら右に出る作家はおらず、それ故にその日常性の対極にある殺人事件から始まる本作はかなり異色で、伊坂作品の非日常性というと殺し屋シリーズがあるが、それとはまた少し違う匂いがあり、このあらすじには当初びっくりしてしまった。 伊坂幸太郎作品でここまで堂々とミステリを謳った作品は珍しく、本格の大御所、綾辻行人が推薦文を書いてたのもあって期待を込めて読んだ。ただ、どちらかといえば本格ミステリではなく広義のミステリであり、導入こそ伊坂作品でも珍しい殺人事件で幕を開けるものの、話運びはミステリというよりSFのそれであり、思っていたのと違うジャンルで最初はやや戸惑ってしまったというのが正直な所。 どこか浮ついた現実味のない世界観の中、アイデンティティすら疑う中で繰り広げられた物語は、クライマックスで明かされたある真相で文字通り貫かれてしまう。作中最大の仕掛けである時系列トリックは見抜けず『アヒルと鴨のコインロッカー』以来の衝撃を受けてしまった。 水槽の中の脳の話やNPC、バーチャルリアリティなどが出てくるせいで最初はマトリックス的な仮想現実か、もしくは破魔矢と絵馬の二人は過去改変に訪れたタイムトラベラー、主人公の現実はループしてるのでは?など色々想像したものの、至ってシンプルな20年後という仕掛けには気づけず。主人公のスニーカーが経年劣化による加水分解したから新しいスニーカーになってるなどの伏線や、天狗や河童のキャラクター(ちいかわみたいなものか?)なども上手く、それを念頭に読み返すと驚くほど記述に嘘がなく、至ってフェアである。 個人的に一番上手いな〜と思ったのは「携帯端末」の表記であり、伊坂幸太郎の他作品の『シーソーモンスター』や『クジラアタマの王様』などを読んでると、それが「パスカ」と呼ばれるものなのはすぐにわかるが、その名称を出してしまうと近未来というネタが分かってしまうため伏せていたのは明白である。ただ、主人公が年月の経過に気づいておらず、一人称だからこそ名称を書かなくても成り立つという塩梅が絶妙で、むしろその可能性に思い当たらなかったことは伊坂ファンとして悔しい限りである。しかしながら、久しぶりに仕掛けの破壊力で驚かされたし、作家生活25周年に相応しい伊坂幸太郎らしい作品であったと思う。
2投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログジャバウオックってなんなんだ〜。 過去も未来も縦横無尽に話が進む。 でもめちゃくちゃ面白かったです。
2投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルに惹かれて購入。伊坂作品は「ペッパーズ・ゴースト」以来かな。 昔の作品はもう少し会話劇に切れ味があった気がするんだけどなあ、と思いながら読んでいきました。確かに伊坂作品特有の登場人物の外連味というかヘンテコさみたいなのはあるんだけど、小さく纏まっている感じ。 思考実験とAIの話が会話文、地の文ともによく出てきており、何となく誘導したい方向が見えてしまっていたような気もする。 たぶんとっても期待して読み始めたから少し肩透かしを食らった気持ちもないわけではないが、とりあえず、私が生まれ育った土地で大事件を起こしてくれてありがとうという気持ち。
0投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
モラハラ夫を殺してしまった妻と、突然現れた昔の知り合い。原因不明で暴れる娘を持つ活動停止中のミュージシャンを助けに来たトラックスーツの男女二人組。 全く関係ない二つの物語が進行していく。平行だった物語が少しずつ近づいていき、そしてピタリと重なる。 これよこれ!何の違和感もなく読み進めていたあれこれが、一つずつ拾われていく。 あの時の、あれが!という、してやられた感あふれる喜び。これが伊坂幸太郎の正しい楽しみ方だよ。 ほぼ回収して満足した後にもう一度ダメ押しで来るのも安定の伊坂節。 ネタバレ厳禁。だから何も言えないけれど、他人と過去は変えられないけど、でも自分と未来は変えられるんだ、だからジャバウォックに気を付けて!とだけ言っておこう。
6投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログ個人的にすごく面白かった。 かなり重いミステリーが始まりそうな出来事が起こるのに、話がどんどんと軽く進み、いつの間にか不思議と世界に引き摺り込まれている。 少しの違和感の中で読み進めるうちに、明らかになる事実から全てが繋がり、何度か読み返しながら、最後の最後まで楽しんだ。 物語に登場する人物は皆個性的かつ魅力的であり、ジャバウォックとは何かについて考えることも非常に興味深かった。
6投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログ久しぶりの書き下ろし長編。 嬉しくて発売日に買いました! 序盤、ミステリーの導入部分はシリアスな雰囲気でしたが、やはり伊坂幸太郎ワールド全開、な本作でした。 さよならジャバウォック 声に出して読みたくなるタイトルは、やっぱりいい作品が多いです。(自分調べ)
0投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログこれはミステリー?SF?SFミステリー?なんとも区分の難しいお話。ちょっと設定がややこしいんだけど、伊坂さんの軽快な会話を中心にした文体で読みやすいです。 各登場人物についてもう少し深掘りしても良かったのかな〜とか思った(特に量子の母と絵馬)。
19投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログどこかゴールデンスランバーを思い出すような、人間の怖さと優しさを併せ持った作品だった。ふと気付くと世界に異変を感じて、何を信じるのか、何が正解なのか、が足元から揺らいでいく感覚。機関や研究はリアルではないと思いたいけれど、リアリティを持って書かれているので知らないだけで実は存在しているのでは?と思わせる力があった。SF味もあってまさか?と思うことも沢山。伊坂作品らしい洋楽(主にビートルズ)リスペクトもあって、描きたい事の根底にあるものを詰め合わせたお話なのかなと思った。
0投稿日: 2025.10.23
powered by ブクログ久しぶりの長編に期待して発売日に購入。 楽園の楽園もだけど、御伽話?をエッセンスに入れるのが最近の伊坂作品傾向?? 題材もだけど、会話の軽快さや言葉遊びを伊坂幸太郎作品で味わいたい私からするとやや物足りなかった
0投稿日: 2025.10.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ジャバウォックといえば鏡の国のアリスや、アリスインワンダーランドが出てくる。 この物語はどんな世界観なのか、怪物が出てくるのか。そう思いながら読み始めました。 読み進めていくうちに、主人公の量子が夫を殺してしまう。しかし殺害したことをそんなこと、といい警察に出頭することをやらなくていいという人物が現れる。これはどういうことなのか……。 進めば進むほど、微かな違和感。 けれどその違和感は本当に僅かで、自分だけ歯車がずれている感覚。これは一体なぜなのか。 そして示された事実に驚きました。 2度読むと歯車が動き出していく。 ああ、だから違和感を感じたのかと気づくことができます。 これから読む人にはラストスパートの疾走感と驚きの連続に置いていかれないように…!と伝えたいです。
5投稿日: 2025.10.23
powered by ブクログ『夫は死んだ。死んでいる。私が殺したのだ。』 そんな場面から始まるこの話、大層深刻な話かと思いきや、リズミカルに話は進んでいく。なんだかふわふわとしている。小さな不思議や違和感が絡まったまま、話はスルスルと流れていく。主人公の量子と同じく、何が何だかさっぱりわからない。 でも読む手が止まらない、半分を超えたあたりで、一体何が起こっているのか、この違和感は何なのか立ち止まって考えてみるが…でもやっぱり分からない。 突然子どもに会えなくなる恐怖、子供を心配する気持ち、親の目線では切なさが込み上げる。 様々な感情を引っ張り出してくれる、 ノンストップ伊坂ミステリー! 今でとはちょっと趣の違う、著者25周年記念の作品です。
23投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログ伊坂幸太郎さんのミステリーにしかない魅力がふんだんに詰まった作品。伊坂さんはいつも読んでいてとても心地良い文章を届けてくれる。ワクワクする展開、クスッと笑える登場人物同士のかけ合い、そして圧巻のラスト。読む手を止めたくない1冊でした。
12投稿日: 2025.10.22
