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津軽(新潮文庫)
津軽(新潮文庫)
太宰治/新潮社
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総合評価

188件)
4.1
58
62
37
6
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    中学の修学旅行の直後だから34年ぶりの再読。旧装丁のが未だ実家に在るはず。旧城下町なのに県庁を青森にとられて弘前は情けないだの、序編からグダグダしている。本編に入って、30代後半で死んだ作家の名前を列記して"俺もそろそろ…"って言い置いて旅に出て、最後は"元気でいこう。絶望するな。では、失敬。"で終わるこの文章を、中学生の自分はどう読んでいたのか。ホタテ貝のカヤキが美味そうで、丁度この太宰と同じ年で青森を一人旅したとき、ホタテばかり食べた。自分の事を書くと途端に女々しいが、客観的描写は流石に大作家だね。

    0
    投稿日: 2015.05.08
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    実に、愉快に読んだ。「さらば読者よ、命あらばまた他日。 元気で行こう。絶望するな。では、失敬。」で終わっている。それなのに、入水自殺。本編冒頭は、「正岡子規三十六、尾崎紅葉三十七、斎藤緑雨三十八、国木田独歩三十八、長塚節三十七、芥川龍之介三十六、嘉村磯多三十七」。「たけ」に会えたのは神様の計らいだ。きっと。

    0
    投稿日: 2015.04.28
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    1944年 戦局の悪化で物資が乏しくなりつつある中 人のおごりで飲み食いしまくる太宰の空気の読まなさを見よ ぬけぬけと「絶望するな」なんて言い放つ天真爛漫を見よ 庶民の側に心をおきながら、文士の道を選ぶしかなかったナルシスト そんな太宰は自分自身に絶望しているが 絶望の暗闇にこそ輝く星もあるというものだ 満点の星空に照らされて、太宰の日本は明るい 時代背景を考慮に入れる必要はあるけども、傑作とおもう

    0
    投稿日: 2015.02.23
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    ○太宰の風景論は、私には斬新。 「二時間ほど歩いた頃から、あたりの風景は何だか異様に凄くなってきた。凄愴とでもいう感じである。それ[本州北端の海岸]は、もはや、風景ではなかった。風景というものは、永い年月、いろんな人から眺められ形容せられ、謂わば、人間の目で舐められて軟化し、人間に飼われてなついてしまって、高さ三十五丈の華厳の滝にでも、やっぱり檻の中の猛獣のような、人くさい匂いが幽かに感ぜられる。昔から絵にかかれ歌によまれ俳句に吟ぜられた名所難所には、すべて例外なく、人間の表情が発見せられるものだが、この本州北端の海岸は、てんで、風景も何にも、なってやしない」(pp.115-116) →この風景論は、深浦や北津軽の下りでも出てくる(前者は風景、後者は風景でない)。 ○太宰の巡礼の本質、あるいは津軽の生きている雰囲気の本質としての、愛、すなわち人の心と人の心の触れ合いについて。 結局この旅(巡礼)の本質は、初めに「真理と愛情の乞食」になるのだと宣言していたところにあったのだ。 すなわち、道中での旧知たちとの「人の心と人の心の触れ合い」である。 時としてそうした愛は、(蟹田のSさんの歓迎ぶりを述べる下りのように、)津軽人の生きざまをあらわにし、もって太宰と言う人間をもあらわにするのだ。 また時としてそうした愛は、(深浦・鰺ヶ沢の下りのように、)地域自体の印象にも影響し、もっと、太宰の旅行記の「軽さ」をもあらわにするのだ。 そして時としてそうした愛は、(小泊でもたけとの再会を述べる下りのように、)たけという人間、太宰という人間、その関係(由来)までも、あらわにすることに成功したのである。

    0
    投稿日: 2014.12.04
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    台詞にたくさん方言が出てくる。それが持つ優しさとか、面白さとか、地方の色みたいなものがとても愛しい。

    0
    投稿日: 2014.11.28
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    太宰治というと人間のクズぐらいなイメージしかないのだけれど、本書を読んだら、お酒好きな面倒くさい性格だけど人好きのするおっさん(失礼だけど)なイメージに変わった。 本当は普通のお酒が飲みたいけど、配給がないだろうからリンゴ酒が飲みたいと言ってみたり、駅で迎えに来てくれた知人の子にお土産を持ってくれば良かったと後悔したり、津軽愛にあふれていたり。酔って、もっと自分の作品をほめてくれと口走ったり。 あと時々言葉遣いがかわいい。口語体。 なんというか、太宰モテただろうなあとしみじみ思った。

    0
    投稿日: 2014.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    旧友との和気あいあいとした、酒盛りの様子や、滑稽に描かれた津軽人の過分な接待ぶり、地域名産・風土史など、故郷への愛を感じる紀行文。 …んが、しかし、あの締め言葉のインパクトたるや! “さらば読者よ、命あらばまた他日。 元気で行こう。 絶望するな。 では、失敬。” 本作のおける、太宰の不安定さを、より感じてしまった次第。。

    0
    投稿日: 2014.09.07
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    太宰治が自分の故郷である津軽を旅した紀行文。 最後の文章が気になって読んでみた。 誇らしいような、卑下したいような、 故郷に対する微妙な気持ちが共感できる。 そして自分を形作った、どうしても切り離す事が 出来ないものとしての故郷が重くなりすぎずに 非常にのびのびと描かれている。 ところどころでトホホな事になってしまう太宰がかわいい。 暗くてネガティブなイメージが強い太宰の小説ですが、 この本は非常に素直で素朴な太宰治の一面を知ることが出来ます。

    4
    投稿日: 2014.03.23
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    故郷「津軽」に、育ての親「たけ」に自身の生きる力である「愛」の源流を求めた太宰渾身の力作。「私には、また別の専門科目があるのだ。世人は仮にその科目を愛と呼んでいる。」心を欺くこと無く、前向きに自身を振り返った特別な一冊。「友あり遠方より来た場合には、どうしたらいいかわからなくなってしまうのである。ただ胸がわくわくして意味もなく右往左往し、そうして電燈に頭をぶつけて電燈の笠を割ったりなどした経験さえ私にはある。」素直に言い切った一文に太宰の「心の平和」が見える。

    0
    投稿日: 2014.02.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    戦時中に書かれた、太宰の故郷を巡る紀行文。人間失格などに流れる自己否定というか、暗い感情はそこはかと出ているものの、全体的に明るい語り口で楽しんでいる様子が目に浮かぶ文章でした。 津軽に対する愛情、故郷に対する愛情など、人間臭さがあって非常に読み終わりがよかった。 最後の『さらば読者よ、命あわばまた他日。元気で行こう。絶望するな。では、失敬。』がとくにいい。 あと、非常に注釈が多くて驚いた。日本語の表現力を改めて見直すと共に、今の自分の語彙力の無さが情けなくなった。せめて意味くらいわかるようになりたいです。

    0
    投稿日: 2014.01.11
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    太宰治「津軽」◆昭和19年、太宰は自身の故郷である津軽を旅行。その時の様子を綴った、津軽と津軽人への愛に溢れる紀行文です。太宰が懐かしい人との再会を喜んだり少年のように友人と会話したりするのを読むと、「人間失格」を書いた彼も、なんだ普通に人間やってるじゃないかと嬉しくなった。

    0
    投稿日: 2014.01.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後より数ページの幼少期の話題になってから、しみじみとした小説になって、味わえた。 それまでは、いつもの酒飲み。

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    投稿日: 2013.12.16
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    太平洋戦争のときに特攻隊に志願したという童門さん。終戦後、生きて戻ると世間は打って変わって冷ややかでした。「まだ17歳ですから、心に響いて...ちょっとぐれました」 そんな童門さんの心を捉えたのが太宰治の小説。「本を開くと活字が飛びかかってくるように感じた」「フレッシュで魂に響いた」といいます。 続きはこちら→ GUEST 109/童門冬二:スミスの本棚:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京  http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/blog/smith/2013/12/post156279.html

    0
    投稿日: 2013.12.12
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    津軽旅行記。 子供のころの思い出と織り交ぜて、 どこに行くにも酒を飲みつつ、 最終的には心の奥のよりどころだった子守のたけに会いに行く。 津軽の風土記でもあるので、旅行の際に一読していくと良いかも。

    0
    投稿日: 2013.12.05
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    単純に面白い。太宰治の人間性が非常にうまく表現されている。このような紀行ものならいくらでも読みたくなる。当時の社会が反映されており、それだけでも勉強になる。作者のひょうきんな一面に好感が持てる。

    0
    投稿日: 2013.11.25
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    太宰の小説は、大人になってから何冊か読んでいるけれど、エッセイは初めてです。 で、読んでみて… 太宰のファンになりました(笑)。 あたしは津軽が好きなんです。 両親が津軽出身で、親戚もみんな津軽に住んでいるので、そのせいもあるけど(あたし自身の育ちは津軽じゃない)。 ほかの地域の人には全然通じない、その方言も、標準語をしゃべっても微妙に出てしまうその奇妙なアクセントも、賑やかで気さくで、お人好しで、でも短気な、その人柄も(←これはステレオタイプだけど、あたしの知ってる津軽人の多くはやっぱりこういう人)、キレイだったり、もの悲しかったり、懐かしかったりする、その風景も、全部好きです。 で、『津軽』は、津軽のイイところはイイままに、奇妙なところは、そこが愛すべき対象であるかのように、とても魅力的に描かれています。 とくに、pp.69〜74にかけての、「Sさんの接待」と、それに関する太宰のコメントは、もう、ホントに、腹を抱えての大爆笑。 あの気持ち…っていうのは、接客される側の焦った気持ちと、接客される側のうれしいんだけど戸惑う気持ち、どちらの気持ちも、あたしにもすごい覚えがあります。 懐かしくて、愛おしい風景。 で、そういう小さなこと(だって、津軽にいれば、それは普通の日常風景)のひとつひとつが、丁寧に描かれている『津軽』は、太宰の津軽に対する愛着が感じられる、イイ本です。 あたしはこの本を読んで初めて、「郷愁」って言葉の意味が本当にわかった気がします。 <追記> でも、津軽を知らない人にとって、この本がどれだけおもしろいのかは…正直、よくわかんないです。 津軽はあたしにとっては「故郷」だから。 いまいち客観的な判断が。。。

    5
    投稿日: 2013.09.30
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    長い助走の果てに、最後になってついに太宰が本当に語りたかったことが語られる。言うまでもなく「たけ」との何年ぶりかの再会がそれである。逆説的なのだが、太宰自身が何も語れないところに我々は共感し、涙する。初期の太宰は『晩年』をはじめ、「道化」を自己の含羞の隠れ蓑として作品を書いてきたし、また戦後は『斜陽』や『人間失格』など、新たな地平に踏み出すのだが、この作品は、ちょうどその狭間にあたっている。ここには「道化」もないし、ことさらな仮構もまた見られない。ほんとうに珍しくも「素」の太宰の姿を見ることができるのだ。

    0
    投稿日: 2013.09.24
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    「人間失格」などで、暗いイメージが付きまといがちの太宰だが、こんなにユーモア溢れる作品を残していることに注目しなければならない。ここに描かれている太宰はとっても明るくて、前向き。笑顔で友達や懐かしい人たちと触れ合う太宰の姿に、こっちもつい楽しくなってしまう。ラストシーンは感動的で読み終えた後、余韻が心に残る。

    0
    投稿日: 2013.09.02
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    気に入った文章にふせんを付けるようにしたのですが、ふせんまみれになりました。 太宰の文章に慣れてしまって、途中の引用の部分が少し読みにくかったですが、読後の感想は「読めて良かった」。 最後のたけに会いに行くくだりが大好きです。読んでて温かくなりました。

    0
    投稿日: 2013.08.17
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    太宰治、生まれ故郷津軽を旅する。懐かしい人と再会してお酒を飲む。故郷の自然を見直す。津軽の歴史を振り返る。ラストは子供の頃に別れた乳母に会いに行く(このシーンが実にいい。) のどかで平和でユーモア満載で(ちょっと影もある)。そんな旅行記。

    0
    投稿日: 2013.08.15
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    とにかく酒がなければダメになってしまうあまり売れていない不遇の作家が、酒を片手に故郷を巡るお話。 太宰というキャラクターを理解していないと、たぶん単なるダメな人の話になってしまうんだけど、未来の世界で教科書にまで載ることになった文豪がこれを書いているというところが面白いのだと思います。 なんだかんだありつつ、結局は幼い頃世話になった女中に会いたかったから企画された旅、というところがいかにもな感じがして、なんとなく温かい気分になりました。

    0
    投稿日: 2013.07.27
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    20130727 三十年ぶりに読んだ。懐かしいが今読むと作者の気持ちがわかる気がする。太宰より年上になってしまった。

    0
    投稿日: 2013.07.27
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    青森出身の親父と絶望的に仲の悪い私に、知り合いのおじさんが「お父さんのことがわかるかもよ」と貸してくれたのがこの小説。 太宰治の小説はわりと好きだと思うけど、この小説は数ページ読んで放置、時が経ったころまた最初から数ページ読んで放置。 その繰り返しで、今回やっと読みきることが出来た。 (私の脳はとても残念で、小説に出てくる「風景」を想像するのが極端に苦手である。そのためこの小説でも太宰がどこを歩いているのか全然想像できなかったため何度も心が折れた。あと文献難しくてわからないよ!!) 「卵味噌のカヤキ」!これには驚いた。なんせうち(千葉県民)では昔から病人食のお粥に卵味噌を乗っけていたので、青森のものだとは知らなかった。大好物! ばあちゃんがお母さん(外国人)に教えてくれたんだっけな・・としみじみ。 客人のもてなし方も親父と完全一致で苦笑。もてなしたい一心での行動なのかと思うとちょっと憎めない。 小説の最後、たけとの話は感動。 太宰治ってこんな笑いを誘うような文章も書けるんですね。すみません知りませんでした。喜劇チックな小説を他にも出しているなら読みたい。それと、太宰のエッセイがまだ何冊かあるようなのでこちらも読みたい。

    0
    投稿日: 2013.06.14
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    ここ数年縁ができて、弘前近辺へよく行くようになったので、 まさに津軽だよ、と思って読んでみました。 実際に行ったことのある場所も出てきて、 ああ、あそこね、と親近感が沸きました。 地図を追いながら太宰が旅した軌跡を辿るのも楽しい♪ 友人や家族などとのやり取りのそこここに、 太宰の人柄が出ている気がします。 昔の書物からの引用部分が結構あって、旧漢字や古い言い回し が満載で、そこだけちょっと苦戦しました。 弘前あたりで、この「津軽」の文庫本を模したパッケージの お菓子なんかも売られているので、津軽へ旅行するなら、 一度読んでおくと面白いかも。

    0
    投稿日: 2013.05.17
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    人間失格を読み、もっと太宰治について知りたくなって借りた作品 小説かと思って読み始めたら旅行記で 太宰本人が書いている所は面白いけど 別の書物の引用部分がとにかく眠たくなってしまい なかなか読み終わりませんでした; 私が読むには早すぎたと思いました もっと色々な作品を読んで太宰治とはどんな人物だったのか?と言う事をもう少し理解してからでないと この作品の本当の素晴らしさは分からないのだと思います

    0
    投稿日: 2013.05.11
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    クライマックスよかった。そしてあそこまでしか書かなかった作者のおもいがじんと伝わった。それ以上書くことができないほどのことがあったのだろう。それを想像する余韻が広がる。

    3
    投稿日: 2013.05.10
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    古池や 蛙…についての解釈のところが、何か癖になる読み味。そのページだけ暗記しておきたいほど。繊細。

    0
    投稿日: 2013.04.14
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    津軽人・太宰、弟としての太宰。 一人の、たくさんの人間と繋がっているただの男としてのエッセイ。 描かれた太宰の周囲の人々が、皆ちょっと間抜けで素朴でいい人。 これは、津軽人だからでなく、太宰の目が、人々をそう見ていたからに他ならない。 やっぱり一人の平凡なおっさんである太宰が好きです。 でも、一人のおっさんは時々、 悲しさとそれをつっぱねようとしている必死の姿を覗かせます。 「元気で行こう。絶望するな。では、失敬。」

    1
    投稿日: 2013.04.06
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    太宰さんが戦時中の昭和19年5月12日から6月5日にかけて生まれ故郷の津軽地方を旅したときのエッセイです。 小説ではないし、津軽の歴史について書かれた過去の文献の引用が多いので、ダメな人にはダメかも。 反対にこれが太宰さんの作品で一番好きって言う人も多いみたいだよ。 ゆっくり読むと味があるかも

    0
    投稿日: 2013.04.06
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    これまで読んでこなかった太宰。 これこそ、太宰の真髄とも呼べるべき一冊です。 号泣。 文庫版の解説、亀井勝一郎氏。お得です!

    1
    投稿日: 2013.01.19
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    太宰治が故郷を愛する気持ちがにじみでている作品。 東北とりわけ津軽の人々の人情味あふれる人柄が読者にも伝わってきます。 小説の中に紀行文的要素もあるので、 読んでいて青森へ行ってみたくなりました。 誰でも生まれ育った場所には、熱い思い入れがあるんですね( ^ω^ )

    0
    投稿日: 2012.12.22
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    東京三鷹に居住し、心身が安定していた時期に帰郷したらしい。 太宰治=暗いというイメージには程遠い。 おちゃめで繊細で、心優しい人柄なんだと感じた。 何かにつけて常に酒が出てくる。酒好きな人だったんだな・・・とも。 育ての親「タケ」に30年振りに再会した所、目頭が熱くなった。 '12.12.18読書完了

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    投稿日: 2012.12.18
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    大人とは、裏切られた青年の姿である。 うん!! 親孝行は自然の情だ。倫理ではなかった。 わお!! 何か、東西問わず(?)、現代の小説に足りないものはこういう作者の哲学が詰まっている何気ない一言なのだとは思う。

    0
    投稿日: 2012.10.23
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    評価が付けられないほど、自分にとって特別な一冊。 心の安定剤がわりに、死にたくなったら読むようにしてます。

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    投稿日: 2012.10.09
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    太宰治にしては珍しい機嫌の良い作品。目の前で他の人の小説が絶賛されてて、ムカついたのでいっちょ俺がDISってやると読んでみたらすごく良くて、カッコ悪い感じになったのにいい文章が読めたから幸せっていう太宰萌え。

    0
    投稿日: 2012.10.04
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    太宰治というのは、実際、こういう人だったのだなあ。 ちょっと微笑ましくさえ感じられた、故郷への旅の話でした。

    0
    投稿日: 2012.09.29
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    「なぜ、旅に出るの?」「苦しいからさ」で始まり、自分の気持ちの説明は気障で文学的虚飾であるから何も言いたくないと前置きしながら、紀行文では気持ちの説明だらけ。調べるとたけとの再会の場面等々脚色も結構あるらしい。で、ラストが「私は虚飾を行わなかった。読者をだましはしなかった。さらば読者よ、命あらばまた他日。元気で行こう。絶望するな。では、失敬。」で終わる。全体を通して昭和19年とは思えないほのぼのさがある。太宰を読むのは学生以来だが、やはり上手い。で、こんなに明るくて、正直で、ユーモアたっぷりの作家だったという事に驚き。

    6
    投稿日: 2012.09.09
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    本編4「津軽平野」を再読.故郷金木町が舞台. 「津軽」を通して読むとどうしてもラストの感動的なシーンが印象に残るが,こういう読み方をすると,また新しい発見がある.引用した岩木山の風景もだが,姪夫婦と歩く高流(大倉岳というのが現代の呼び名らしい)の風景の描写がのびのびしていてすばらしい. 私の持っている新潮文庫は30年前のもので値段は200円.引用もそのページ.最近の版は字も大きく解説も充実している.

    0
    投稿日: 2012.07.03
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    太宰治の書く文章はやっぱり大好きだ。太宰治の小話は思わず笑ってしまう所もあった。金木の太宰治の生家に行ってから即読んだので。より一層楽しめた。

    0
    投稿日: 2012.05.21
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    不意に旅行記のようなものを読みたくなって、本屋の中を歩いていたら、目にとまったので読んでみることにした。国語の教科書に一部掲載されているのを授業で読んだきりだった。 太宰治の小説を読むこと自体中学だか高校以来のことだったので、非常にわくわくして読み始めたのだが(昔好きだった)、期待を裏切らないとても面白い作品だった。 国語の教科書に掲載されていた「たけ」との再会のシーンは言わずもがなとして、他の土地において旧友たちとの話や彼らを紹介するための挿話にしてもとても的確であった。津軽の人たちの元気というか良さというかをひしひしと感じた。 また、各章の最後はいずれも非常に良く、読後感も素晴らしかった。 津軽に行きたくなった。

    0
    投稿日: 2012.04.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読んだ期間*2012年3月27日~4月16日 “大人というものは侘しいものだ。愛し合っていても、用心して、他人行儀を守らなければならぬ。なぜ、用心深くしなければならぬのだろう。その答は、なんでもない。見事に裏切られて、赤恥をかいた事が多すぎたからである。人は、あてにならない、という発見は、青年の大人に移行する第一課である。大人とは、裏切られた青年の姿である。”

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    投稿日: 2012.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『津軽』は、太宰治の小説である。 彼の出生の地である津軽地方への旅を通じた、東京で暮らした経験を踏まえた上での津軽地方の「印象記」である。 訪れた地ごとに章立てをし、初めにその地方の地理的・歴史的背景を記述している。その後、実際に出会った友人や親族とのやりとりを描く、といった構成になっている。 太宰治の持つ、生に対する一つの信念が浮かんでくるように思える作品であった。『人間失格』に見られる、自身に対する絶望から生じる死の願望が太宰作品の原動力になっていると思われがちだが、実際には死を意識することによってより鮮やかな生を営もうとしているのではないだろうか。 津軽地方の様々な魅力と、太宰治の本質的な人間性に触れられる作品であると感じた。

    0
    投稿日: 2012.02.27
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    作者が久しぶりに帰郷して 「異邦人」の目で故郷を眺めた紀行文。 まったりとした味わい。 しかし、頭の中で つげ義春マンガ風ヴィジョンが展開されてしまうのは 私だけだろうか(笑)。

    0
    投稿日: 2011.12.12
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    生誕100周年を迎へた太宰治。 没後61年にして、その人気は健在のやうであります。愛読者の一人として、まことに喜ばしい。 私が初めて読んだ太宰作品がこの『津軽』です。『人間失格』でも『斜陽』でも、或いは『走れメロス』でもなかつた。 元々出版社から依頼を受けて執筆された津軽の風土記ですが、他の作品にない明るさ、ユーモアに包まれてゐます。ゆゑに当時中学生の私は「太宰治といふのは、きつとユーモア作家なのだな」と勝手に納得してゐました。 本書執筆のため、太宰は3週間にわたる津軽旅行へ出発します。彼にとつて津軽は郷里であり、脱出してきた土地。複雑な感情が入り混つてゐます。実の兄姉たちと再会した際の、あの余所余所しさと言つたら! それに比べ、かつて津島家(太宰の実家)に奉公してゐた「たけ」といふ女性に対しては苦労をして、やつとのことで再会を果たします。その場面は、割と呆気なく描写されてゐますが、「ああ、良かつたなあ」と感情移入させられます。 『人間失格』を最初に読んで、引いてしまつた方には、本書を是非読んでみてください。太宰治の印象が変ることでせう。 http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-203.html

    0
    投稿日: 2011.12.01
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    再読。太宰の、太宰による、太宰のための、故郷津軽の紀行文。 内容は大の大人が、友人知人宅に次々に上がり込んでは大酒を飲むというお話です(笑) 閉鎖的な田舎人ではなく、東京人としての冷静さを兼ね備えつつ、どれだけ津軽や津軽の人々を愛しているか、不器用で率直に書かれています。さすが、自称専門科目「愛」!!w やはり、津軽が一番好き。不器用で頑固で、でもとても純粋な太宰の価値観が好き!ラストは嬉しいやら切ないやらやっぱり嬉しいやらで何度読んでも涙目です。

    3
    投稿日: 2011.10.15
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    太宰が35歳の時に地元津軽を3週間かけて1周したときの紀行文。 地元への愛や偏見や思い出が太宰独自の目線で描かれていて非常に面白い。 太宰の素の部分がここまでさらけ出されていると、滑稽かつ爽快。彼の美学は時々全うで時々偏屈だ。でも、そういう人間だからこそ彼は愛されているのだろう。 その土地を先週めぐれたことに、感謝。

    0
    投稿日: 2011.09.19
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    ラストのたけとの再開がものすごくよかった。思わず泣いてしまったし、終わり方も妙に元気で幸せな感じがしてよい。 どうにも人間失格や自殺したことなどから暗いイメージが付きまとう太宰だけど、この『津軽』ではお茶目な面がみれる。~である、~だと断定調のなか突然、~しちゃったになったり、自分の着ているムラサキ色のジャンパーが変だと妙に気にしてたりかわいらしい。 よかった、大変よかった。

    0
    投稿日: 2011.08.20
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    「けれども、私には何の不満もない。まるで、もう、安心してしまっている。足を投げ出して、ぼんやり運動会を見て、胸中に一つも思う事が無かった。もう、何がどうなってもいいんだ、というような全く無憂無風の情態である。平和とは、こんな気持の事を言うのであろうか。もし、そうなら、私はこの時、生まれてはじめて心の平和を体験したと言ってもよい。」 僕は或る人のことを思っているのである。 「元気で行こう。絶望するな。では、失敬。」

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    投稿日: 2011.03.26
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    後半での太宰治、いや津島修治(本名)の原点でもあるたけさんとの再開はとても良かった。また少し太宰治という人間と心を通わせられた気がする。

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    投稿日: 2011.02.26
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    太宰作品で主要な作品を読んでいたのだけど、『津軽』は初めてだった。 この感受性豊かな旅情詩のような文章やそうかと思えば青森独特の親愛の情をあらわにする友との再会の場面など、それぞれの読者とそのイメージを掻き立てる。素直に太宰という作家を愛おしいと思える、そんな作品だった。 特に、幼少時3歳くらいまで子守り、育ての親だった越野たけさんとの再会は、「津軽の思い出と言えばたけだった」と言うほど太宰にとって、たけの存在は根っこの部分なのだろう。 太宰のユーモアと絶望の狭間で揺れ続ける様はこの「津軽」でも見事に表現されている。 竜飛崎では、イメージとはまったくかけ離れた本州の最果てには鶏小屋のような狭い民家しかないという絶望しかないような場所を描写したかと思えば、越野たけさんを訪ねて中泊で見た最果てにある鮮やかな万国旗と子どもたちが衣装を付けてダンスを踊る様を描写しているのだが、その対比も彼の中の「津軽」なのだろう。その様々な太宰の中の「津軽」を締めくくるものとしてたけとの再会は感動的ですらある。 太宰治『津軽』(「たけ」との再会) http://www.geocities.jp/sybrma/44dazai.tsugaru.html

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    投稿日: 2011.02.10
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    太宰独特の言い回しと心情描写の上手さに感嘆す。こんなにも取り繕わず自分の意をいい意味でネガティブに書ける人はいないであろう。

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    投稿日: 2011.02.03
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    郷里津軽半島を廻る、戦争中とは思えないのどかな紀行。 死に囲まれた時代ほど豊穣な作品を生み出した太宰らしい不思議な安息感に満ちている。 旧知の人々との再会や交歓に重点が置かれいる。終盤彼が特に望んでいた大切な再開を果たす場面 の描写は美しい、本土の北の果てで遭遇する万国旗がはためく運動会がまぼろしのようだ。

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    投稿日: 2011.01.26
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    太宰文学の根底に潜む津軽での生活を述懐しつつ取材旅行の記録をまとめたもの。 鬱屈したイメージの太宰だが、郷土での振る舞いはとても溌剌としていて爽快だった。 「元気で行かう。絶望するな。では、失敬。」

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    投稿日: 2011.01.04
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    太宰が生まれ育った津軽を、忘れ得ぬ人を訪ねながら語る。 太宰は序編で「私には、また別の専門科目があるのだ。世人は仮にその科目を愛と呼んでいる。人の心と人の心の触れ合いを研究する科目である。」と語る。 太宰の忘れ得ぬ心の触れ合った人々は、旧家に仕える下女や書生。 そこに太宰は太宰自身の本質を感じ取る。 生まれた家と、自分の本質との間の葛藤。 そんな葛藤から、いくつかの作品が生まれたのだと感じ入った一冊。

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    投稿日: 2010.12.23
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    津軽の光景が目に浮かぶ。 なつかしい地名もあり、県は違うが、自分もその近くで育ったということを改めて感じさせてくれた。 太宰治のルーツが記された書だ。人物形成の過程も見えるような気がする。

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    投稿日: 2010.11.10
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    津軽風土記の執筆のため、生まれ故郷である本州の最北端を旅した太宰治の記録と回想と再会。 図書館で借りて読了。友人に薦められて読んだ。 太宰治の小説はは教科書に載っていた「走れメロス」しか読んだことがなかったので、この「津軽」を読んで、他の作品ももっと読んでみたいと思った。 本編の二、蟹田のくだりは思わず声を上げて笑ってしまった。 卑屈、あるいは他の小説から「私はいつでも何かの態度をつくっていたのである。」と引用されているように、道化っぽさというか文章中でもあえて演じているような素振りがあるので、果たしてどれが本心なんだろう、と読みながら惑ったりもしたけれど、故郷の友人知人、そして最後のタケとの再会の心境で、これが太宰治という人の本質なんだと信じたいなぁ、と思った。つまり好きです。 東北を旅したい気持ちが再発しました。

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    投稿日: 2010.11.06
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    ・太宰さんのおちゃめが光る ・ふいの「〜しちゃった」が超かわいい!! ・なんだかんだで友達たくさんいいなあ ・孤独おにいちゃんもえる ・全体に軽快なかんじ。まあ津軽の名の通り。文のテンポいいから。 ・情景がうかんできて行った気分になった

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    投稿日: 2010.10.30
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    ユーモラスな太宰治。旅行記。 人間失格の太宰しか知らなかったので、印象ががらりと変わり、彼が好きになった。 津軽帰りの夏に読んだ。

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    投稿日: 2010.10.03
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    「それから好むものは、酒である。飲食に於いては何の関心もなかった筈の、愛情と心理の使徒も、話ここに到って、はしたなくも生来の貪婪性の一端を暴露しちゃった」 という一文の通り、とにかく旅先で酒、酒、酒なこの男。しかも多分全部人からもらったものばっかで自分で買ってないよね?w ていうか、「しちゃった」ってまあ、なんてチャーミングなんでしょう。 芦野公園駅でのエピソードが好き。切符を口に咥えた娘さんが、まるでキスをするように目をつぶって改札の若い駅員さんに顔をそっと差し出し、それにはさみを入れる駅員さんってシーン、なんとも絵になる。 最後の有名な結びの言葉は本当に大好き。元気をもらえる。

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    投稿日: 2010.07.28
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    太宰36歳のときの作品だそう。自分が今ちょうど36なのでそう考えると何かちょっと不思議な気がする。時代が違うのでなんとも言えないし、作者には失礼だがちょっと太宰の方がおじさんっぽいんじゃないかな(笑)。小説と違って著者がどういう人間なのかがストレートに出てる気がする。かなり周りに気を使い、家族の中ではあまりくつろげない等々。東北の津軽が舞台だが予想していたよりも全然暗い感じではなかった。「人間失格」とか「斜陽」の暗いイメージが自分の中で強かったからかもしれないが・・・

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    投稿日: 2010.07.16
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    http://after1800.wordpress.com/2010/07/03/太宰治『津軽』/

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    投稿日: 2010.07.03
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    きっと、たけとの話しを書くためだけにこの仕事をしたのだろうと思う。けど、その描写がほとんどかと言われるとそうでもなくどちらかと言えば淡白である。けども、言葉の数じゃなくその思いは読者にも伝わるものがある。そんなとこが名作と言わしめる理由なのかもしれない。旅に出たいなぁ

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    投稿日: 2010.06.30
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     太宰の故郷、「津軽」への紀行を綴った。戦中の物不足の時代ながら、各所で旧友の歓待を受けるものの、実家では小さくなっていた。圧巻は、育ての母であるタケとの再会シーンだ。

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    投稿日: 2010.06.03
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    北東北を車で回った際、津軽半島を一周したが、人家はまばらで、産業が成り立つのかと心配になるほど。斜陽館の立派さは、どうしても目立ってしまってます。 太宰の、いわば、ルーツ探しの旅。故郷に戻ると、素が出てしまうもの。距離を埋めようとする太宰や、昔の知人の様子が面白い。

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    投稿日: 2010.05.21
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    浦野所有。 太宰治が雑誌の企画でふるさと津軽を訪れたときの紀行文です。太宰といえば生涯のほとんどを「鬱」状態ですごしたような印象ですが、この『津軽』は珍しく「躁」状態に書かれたもの。本当に明るくて、すがすがしくて、読んでて気持ちいいです。そして内容に加え、太宰の文章のうまさに、ただ脱帽するばかりでした。 これほど上手な文章を、私はいままで読んだ記憶がありません。実は私、他人にほとんど読書のススメをしないのですが、この『津軽』は絶対オススメです。読まなきゃ損です。

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    投稿日: 2010.05.06
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    3年の読書感想文をこれでかきました。結構かきにくかったな 最後のシーンがすき。 愛すべき津軽の人々の描写もいい

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    投稿日: 2010.02.05
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    読んだら津軽に旅に出てください。 津軽を旅したら、読んでください。 ほろっときます。 太宰作品というコトバから受けるイメージとは、 ちょっと違います。軽さの中に、哀愁があります。

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    投稿日: 2009.11.24
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    さわやかな太宰(笑) 上手く言葉にできないんだけど、読んだあとの爽快感はとてもあります。 現文の先生もオススメの太宰入門書です。

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    投稿日: 2009.08.05
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    最後は、泣いちゃった。 太宰の本質をすべて言い尽くしているのだろう。 結局、太宰治こと津島修治氏って サービス精神旺盛な、東北地方出身の道化者っことですかね。 男がいて女がいて そして、このどうしようもない不条理な世界を僕らは ときどき休みながらも生きていくしかなすのだろう。

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    投稿日: 2009.07.18
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    うふふ。昨日再読したので、簡単にレビューかいてしまいます。 この作品は特別なのでまた書き直すかもしれん。 太宰が故郷津軽を旅したことを題材として書かれた小説。 最後の育ての親、たけとの再開のシーンはとても有名。 太宰作品を読んでいると、津軽の裕福な家に生まれたという宿命が彼にとって大きな問題であったと感じます。 そんな故郷を見つめるこの作品は、私にとってすごく「気になる」小説。 ミーハーなので、この作品にちょこちょこ出てくる可愛らしい言葉に身悶えしちゃう。 「〜しちゃった」ってかーわーいー…/// そしてこのラスト。この締め方!! この明るさってなんなんだろう?って思う。 これからもっともっと読み込んでいこうと思う。

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    投稿日: 2009.07.01
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    ゆみの卒論予定作品てことで、現在読んでおります! 読了し次第また更新しようと思うのですが、 とりあえずの雑感として、 すんげーーー読みやすい!太宰なのに! という印象です。笑 いや、太宰に読みにくい印象もあんまり無いんだけど、 それでもやっぱり、文豪の作品ということでちょっと構えてしまう所があったのですよ。 でもこれ、普通に平成の作家が書いたって言われてもぜんぜん違和感無い! それくらいさくさくするする読めてしまいます。 青森いきたいなーーー。 はやく読み終わろう!

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    投稿日: 2009.06.29
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    太宰の作品はそんなにたくさん読んだわけでは全然ないけれど、 この作品はかなり好きである。 最後の一文が、何というか、個人的には救われる。

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    投稿日: 2009.06.22
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    明るい太宰。すばらしいです。 底抜けの能天気な明るさじゃなくて、陰はあっても微笑して軽やかにかわしてくような明るさ。終わり方も素敵すぎる。 「さらば読者よ、命あらばまた他日。元気で行こう。絶望するな。では、失敬」 本当、こんなさわやかですばらしい締め方してる本久々に読んだよ。胸がすうっとしてあーがんばりたいなあという気分にさせてくれます。 世間一般には絶望の中の作家というイメージかもしれないけど、この生きようとする太宰こそすばらしいんだって声を大にして訴えたい気分です。

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    投稿日: 2009.06.21
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    ちょいと久し振りに太宰ちゃん読み返した。 あああああ、やはり太宰ちゃん好きだ〜〜〜〜〜!! 文体が何と言ってもかわいいのよね。少女小説の源流はここにあるんじゃね?(テキトーなことをほざく) なんか太宰って読んだことない人が抱いてそうな、うっすらと人間失格とか、さんざん心中未遂して相手の女殺して最後は結局奥さん残して別の女と心中とか、そう言った断片から構成したイメージとの間に果てしない乖離がある気がする・・・。そんなことないのかな? それを「道化」と評しているけれども(これの中では「津軽人の性」となってるけど)、人を笑わそうとするユーモア精神ってのを一番に私は太宰に見ている気がする。それはそんなに暗い卑下するようなものというよりも、関西人とかと通ずるとこない?違うのかな〜。 文章とかにしてもめちゃくちゃ読みやすくって、少しでも多くの人に楽しんでもらいたい、という大衆性、サービス精神を感じるではないか。 わざわざそんな「心の病を感じる」とか読み込まなくってもいいんやないかな〜。 そしてこれを読んでるととりあえず津軽旅行したくなる(笑)今でもそういう風景残ってるんだろうか。あ〜、こういう旅行してみたい〜。(いや、知人とかいないので渡り歩くとか出来ないですけどさ)

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    投稿日: 2009.02.18
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    生きるために、生活するために筆をとる。 津軽風土記の執筆を依頼されて3週間故郷津軽を旅する。 クライマックスは最後に育ての親、タケに会いに行くところ。 「大人とは、裏切られた青年の姿である」 「一生、だめかも知れない。ひびのはいた茶碗は、どう仕様も無い。 どうしたって、もとのとおりにはならない。 津軽人は特に、心のひびを忘れない種族である。」 「津軽の人よ、顔を挙げて笑えよ。 ルネッサンス直前の鬱勃たる台頭力をこの地に認めると断言してはばからぬ人さえあったではないか。 日本の文華が小さく完成して行きづまっている時、 この津軽地方の大きい未完成が、どれだけ日本の希望になっているか、一夜しずかに考えて、 などというとすぐ、それそれそんなに不自然に肩を張る。 人からおだてられて得た自信なんてなんいもならない。 知らん振りして、信じて、しばらく努力を続けて行こうではないか。」 優しさと繊細さで溢れた太宰を知れる一冊。 これを知って『人間失格』や『斜陽』を読んだらまた違ったかもしれぬ。 更にこの作品の終わり方がたまらない。 「さらば読者よ、命あらばまた他日。 元気で行こう。絶望するな。では、失敬。」

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    投稿日: 2009.01.21
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    安心して穏やかな気持ちで読める。 若い頃って、両親とか故郷とか、そういう生まれついてのものを格好悪く思ってしまいがちやね。 終盤、言葉が上手く出てこないほど感動。 ・・・にしても「貴公子」だの「羽織」だのにまで注釈をつけたのは誰や!? そんなんやから注釈だけで40Pも使う羽目になるねん! 読みにくーてしゃーなかったわ! 08.10.14

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    投稿日: 2008.10.15
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    津軽を読む際には青森や津軽の地理を頭に入れたほうが良いとよく聞きますが僕はそのあたり頭に入っているのですんなり読むことができました。1読目はただの紀行文かと思ったが、2読するにつれたけとの再会シーンがあっさりと描かれていることに妙に感動というかなんというか、読めば読むほどです。太宰文学の中では一番大衆に支持されやすいと思ふ。津軽人の僕にとってはたまらない一冊。

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    投稿日: 2008.06.07
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    太宰作品と青森の津軽地方についてある程度の知識を得てから読むと良いかも。 前半は地理的描写が多く、なかなか頭にイメージが湧かなかった。ページが進むにつれて内面描写へと移行していく。 最後の育ての親に会いに行く場面は胸に来た。 太宰の思考回路は、卑屈で気弱でいやらしく見える。しかし、それは確実に自分をも映す鏡である。

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    投稿日: 2008.02.22
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    太宰治が故郷の青森を旅する話。津軽にまつわる歴史や、友人・親戚、そして自分を育ててくれた、たけとの再会など。 今まで、太宰治=暗い・・・というイメージを持っていた。が、この本ではそういった暗さはあまりなく、太宰の生き生きとした感じが伝わってきた。こんな明るい一面もあったのかと、新鮮な驚きを与えてくれた一冊。それにしても、文中に「国防上重要なため、これ以上の記述を控える」っていうのが時代を感じさせる。(2004/2月頃読了)

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    投稿日: 2007.11.10
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    高校時代の担任の先生は、国語の先生で文学青年で、太宰治が好きだった。国語の教科書に太宰の作品があり、当然であるが授業で読むこととなり、まぁ、好きな作家のことであるから、先生は当然に太宰をほめる。それは別に構わない。が、調子に乗って、他の作家をけなし始め、その時に庄司薫がやり玉にあがった。いわく、庄司薫の文体は太宰治の文体をまねただけのものであり、その作品には全く見るべきところがない、という主張であったように記憶している。私は庄司薫が好きだったので、それは好ましからざる主張であった。今であれば、たてつくか、あるいは、仰せの通りとのコメントでも残してやり過ごすことになるのだろうが、高校生の私は、機嫌をそこね黙ったままであった。それはさておき、津軽地方の中心都市のひとつである五所川原に、一時期、仕事で頻繁に通っていた。もう20年近く前のことだ。京都で生まれ、中学高校を九州で過ごし、大学以降東京とその近郊で過ごしてきた私にとって、津軽は「おっ、これは違う場所だぞ」と思わせる土地だった。冬のどんより曇った日本海側特有の空、猛烈な吹雪、各戸にあるものすごく大きな灯油タンク、雪のあるいは寒さの侵入を防ぐための二重になった玄関、お年寄りのしゃべる何を言っているのか理解できない津軽弁、五能線が吹雪の中海に出た時の光景、夕方の十三湖の荒涼、それまで見たことのない、印象深いものが津軽にはたくさんあった。太宰治は津軽の出身だ。この本は、昭和19年というから終戦の前年に、既に東京で文筆生活を送っていた太宰が、あらためて3週間(だったかな?)を費やして故郷の津軽を旅する、という、いわば旅行記である。この本の白眉は第5部、自分を育ててくれた乳母に会いに太宰が出かける章である。この章は、他の章に比べて文章が生き生きしている気がする。十三湖の描写がある。やがて、十三湖が冷え冷えと白く目前に展開する。浅い真珠貝に水を盛ったような、気品はあるがはかない感じの湖である。波一つない。船も浮んでいない。ひっそりしていて、そうして、なかなかひろい。人に捨てられた孤独の水たまりである。流れる雲も飛ぶ鳥の影も、この湖の面には写らぬというような感じだ。何の変哲もない文章のような気もするのだけれども、でも、私の見た十三湖がたしかに描写されているのである。高校の担任の先生を許してあげよう、という気になった。

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    投稿日: 2007.10.31
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    実はあまり太宰が好きではないのだけれど、これは好きで楽しく読める。ただ時折彼が暗い、どうしようもないものを見つめているところがあって、そこが今はまともに読めない。だましていないわけはない。最初からそのつもりでいるのがはらただしい。

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    投稿日: 2007.10.05
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    「金木は、私の生れた町である。津軽平野のほぼ中央に位し、人口五、六千の、これという特徴もないが、どこやら都会ふうにちょっと気取った町である。善く言えば、水のように淡泊であり、悪く言えば、底の浅い見栄坊の町という事になっているようである。」 斜陽館は 津軽の大地主で太宰治の父、津島源右衛門が建築した入母屋造りの建物で、明治40年6月に落成。米蔵にいたるまで日本三大美林のヒバを使い、階下11室278坪、2階8室116坪、付属建物や泉水を配した庭園など合わせて宅地約680坪の豪邸。

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    投稿日: 2007.09.19
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    2006. 10月頃 つらつらつらつらと独りよがりのお国自慢か。そんなものは本当の太宰狂いか青森県民しか興味はないのだ。しかし最後の最後でまさかまさかの急展開。僕は不覚にもちょっと泣いてしまった。

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    投稿日: 2006.12.20
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    津軽の地理と、雪国の気候にめっきり明るくないので、太宰さんの読んでて初めて苦しい!と思った作品。地理と歴史の描写以外は、どれも楽しく嬉しく読めたんだけどなぁ。でもラストがやっぱり太宰だ!という感じで、爽やかで感動したので★5つです。なんだかんだ言いましたが、これよんで津軽に行きたくなった。今でもこの景色は残ってるのかなぁ。

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    投稿日: 2006.07.29
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    太宰治が故郷について書いたもの。最初はなんだか退屈だったが、次第に作者の内面に迫っていって興味深い。これまでの鬱屈したイメージとは一味違って生身の作者に近づいたような印象。

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    投稿日: 2006.06.21
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    『津軽』は、もう少し太宰作品を読んでから手をつけるべきだったなって少しだけ後悔。著作を読み尽くすほどの好きな作家になっていたら、もっと楽しく読めたんだろうな。生憎あたしはまだ太宰作品初心者だから(涙) 津軽の歴史についてかかれてあったことはほぼ忘れちゃったけど、でも新鮮でなかなか面白かった。 終わり方が良かったと思う!

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    投稿日: 2005.07.04
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    よし、私も、蟹田で蟹を食べて、竜飛岬に行って、この本のとおりに太宰の旅をなぞって、金木の斜陽館にも行っちゃうもんねと、津軽に行くのがささやかな今の夢でありんす。 ラストがすごくいい。ああいう鮮やかな言葉で終わらせるところは、まさに太宰の真骨頂という感じ。

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    投稿日: 2005.05.23
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    普通の、小説家ではない太宰治さんの文章といった感じがしました。卵と味噌の料理など、青森県民にとっては、「分かる分かる」と思える部分が多いのではないでしょうか?

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    投稿日: 2005.05.07